●新潮文庫版
●朝日ソノラマ版
星虫・イーシャの舟とも平成2年の初刊から10年ほどたってから、再編集版が出版されましたが、みーや★は新潮文庫のほうが好きです。
今から読まれる方、朝日ソノラマ版しかもっていないという方は、ぜひ、新潮文庫版を何とかして見つけ出して読んでほしいです。
新潮文庫版のほうはかなり入手困難ですけど・・・
といっても、星虫は大きな差はなく、イーシャの舟がかなり変わっているのです。
岩本隆雄さんも「続刊のために仕方なかった」と書かれていますが・・・・まあ、確かに仕方のない内容ではあるのですが・・・
-----
さて、星虫の紹介。
ある日、人々の額に現れた宝石のような物体。
前日に空から降ってきた蛍の光のようなものが額に触れたためらしいことがわかり、星虫と命名されます。この星虫が日々成長していき、やがて・・・・
-----
みーや★はハッピーエンドが好きなのですが、友人が「怒涛のハッピーエンド」と評しているほどですので、読み終わって気持ちよくなりたい方にお勧めです。
再版にあたり手直しされたのは、友美と広樹の会話が多いかな?
新潮文庫の方では、広樹がしゃべり続けている合間に友美がその瞬間に考えたこと、という感じでしたが、その部分が会話になっています。
-----
もう一冊の、イーシャの舟の紹介。
何事においても不運・不幸な主人公が、ようやく不幸から脱出する糸口となる大手企業の面接でよい手ごたえをつかんだ帰り、現代の科学では説明のつかない現象に巻き込まれ、その企業の作業現場の被害を弁償させられることになってしまう。その現場から現れた謎の生物にとりつかれた主人公は・・・・
-----
どちらから読まれても大丈夫なつくりではありますが、星虫を先に読むことをお勧めします。
| Trackback ( 0 )
|
|