〔資料〕
「安倍さんは恥をさらして国を売るのに税金使う」
植草一秀の『知られざる真実』(2018年9月28日 (金))
☆ 記事URL:http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-5442.html
台風を理由に主権者の投票権を侵害する行為は許されない。
台風の襲来が予想されるなら、投票日の「繰り下げ」を行うべきだ。
投票日が「繰り上げ」られれば、投票する意思がありながら、投票ができなくなってしまう主権者が発生する。
この有権者に投票の権利を確実に付与するべきである。
天候の予報を正確に調査すれば、何ができるのかは明らかになる。
その調査もせずに、主権者の投票権を剥奪するような意思決定を行った者の責任を厳正に問うべきである。
安易な投票日の繰り上げは、玉城デニー氏に対する投票妨害の行動であると考えられる。
重大な問題であるので、法的対応を含めて抜かりのない対応を示さねばならない。
日本がこのような歪んだ国になってしまっている理由はトップの堕落にある。
国連総会での演説で読み上げる原稿が用意され、その原稿が公表されているのに、読むことすらできないのは悲劇である。
「自由貿易体制は、アジア諸国を順次離陸させ、各国に中産階級を育てました。背後には、1980年代以降、日本からこれら諸国に向かった大規模な直接投資がありました。皆、国際経済システムが、ルールに基づき、自由でオープンなものだったおかげです。」
この原稿のなかにある「背後」を、安倍首相は「せご」と読んだ。
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朗読した原稿は首相官邸のホームページ上に動画とともに公開されている。
https://bit.ly/2DC2Atf
冒頭から1分経過の時点でこの部分が登場する。
安倍氏は記者会見でも常に官僚が用意した原稿を読み上げている。
記者会見では、事前に質問者から質問が提出されており、安倍首相は官僚が用意した原稿を朗読しているだけなのだ。
最近は「プロンプター」と呼ばれる透明の衝立状の機材が演台の左右に取り付けられており、見ている者には用意された原稿を読んでいることが分からないように細工されている。
これはテレビのニュースにおける朗読でも同じである。
テレビの場合にはアナウンサーを撮影しているテレビカメラの前面が巨大なスクリーンになっており、アナウンサー目前のテーブルに置いてある原稿を、真上から撮影した画像がこのスクリーンに映し出される。
アナウンサーはときどき目前の原稿に目を落として、その原稿をめくりながら朗読する。
視聴者は原稿を一瞬見ただけで、内容をそらんじてニュースを伝えていると勘違いするが、まったく違う。
アナウンサーはカメラ前面のスクリーンに映し出されている、原稿を真上から撮影した映像を読み上げているだけなのだ。
あたかも原稿を一瞬で記憶してニュースを伝えているように「偽装」しているのだ。
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閑話休題。
安倍首相は日本のLeaderではなく、単なるReaderと言われる。
国会でも記者会見でも、ライターが用意した原稿を読むだけなのだ。
記者会見などは、事前に質問を提出させて官僚が答弁を完全に用意して、あらかじめ決めてあった者だけを指名して行われているが、こんな学芸会のようなことはやめて、首相が即時に、自分の言葉で回答すればよい。
トランプ大統領はこれを完全に実行している。
だが、これをやるには知識とインテリジェンスが必要だ。
だから安倍首相は決してそのような冒険をしない。
しかし、せめて、用意された原稿を正しく読むくらいはできないと、一国のトップとしてはあまりにも残念だ。
「云々」を「でんでん」と読み上げて、聞いていた国会議員が狐につままれた状態に陥ったことがあったが、「云々=うんぬん」の読み方を知らない国民は少なくないだろう。
麻生太郎氏は「未曾有」を「みぞうゆう」と読み、「頻繁」を「はんざつ」と読み、「踏襲」を「ふしゅう」と読み、「低迷」を「ていまい」と読み、「焦眉」を「しゅうび」と読むなどで一世を風靡したが、安倍首相も負けていない。
「云々」はともかく、「背後」を「せご」と国連総会の演説で読み上げると小学生でも驚くことになる。
「成長戦略」を叫びながら、「成長」を正しく書くこともできない。
問題は、日米二国間のFTA協議には応じないとしながら、結局、TAGという名称のFTA交渉に入ることを何の抵抗もなく受け入れたことだ。
首相の地位に優れた人物が座らないと、主権者である国民が途方もない被害を蒙る。
日本の主権者は政治の意味、政治の重要性を認識する必要がある。
「安倍さんは恥をさらして国を売るのに税金使う」
植草一秀の『知られざる真実』(2018年9月28日 (金))
☆ 記事URL:http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-5442.html
台風を理由に主権者の投票権を侵害する行為は許されない。
台風の襲来が予想されるなら、投票日の「繰り下げ」を行うべきだ。
投票日が「繰り上げ」られれば、投票する意思がありながら、投票ができなくなってしまう主権者が発生する。
この有権者に投票の権利を確実に付与するべきである。
天候の予報を正確に調査すれば、何ができるのかは明らかになる。
その調査もせずに、主権者の投票権を剥奪するような意思決定を行った者の責任を厳正に問うべきである。
安易な投票日の繰り上げは、玉城デニー氏に対する投票妨害の行動であると考えられる。
重大な問題であるので、法的対応を含めて抜かりのない対応を示さねばならない。
日本がこのような歪んだ国になってしまっている理由はトップの堕落にある。
国連総会での演説で読み上げる原稿が用意され、その原稿が公表されているのに、読むことすらできないのは悲劇である。
「自由貿易体制は、アジア諸国を順次離陸させ、各国に中産階級を育てました。背後には、1980年代以降、日本からこれら諸国に向かった大規模な直接投資がありました。皆、国際経済システムが、ルールに基づき、自由でオープンなものだったおかげです。」
この原稿のなかにある「背後」を、安倍首相は「せご」と読んだ。
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朗読した原稿は首相官邸のホームページ上に動画とともに公開されている。
https://bit.ly/2DC2Atf
冒頭から1分経過の時点でこの部分が登場する。
安倍氏は記者会見でも常に官僚が用意した原稿を読み上げている。
記者会見では、事前に質問者から質問が提出されており、安倍首相は官僚が用意した原稿を朗読しているだけなのだ。
最近は「プロンプター」と呼ばれる透明の衝立状の機材が演台の左右に取り付けられており、見ている者には用意された原稿を読んでいることが分からないように細工されている。
これはテレビのニュースにおける朗読でも同じである。
テレビの場合にはアナウンサーを撮影しているテレビカメラの前面が巨大なスクリーンになっており、アナウンサー目前のテーブルに置いてある原稿を、真上から撮影した画像がこのスクリーンに映し出される。
アナウンサーはときどき目前の原稿に目を落として、その原稿をめくりながら朗読する。
視聴者は原稿を一瞬見ただけで、内容をそらんじてニュースを伝えていると勘違いするが、まったく違う。
アナウンサーはカメラ前面のスクリーンに映し出されている、原稿を真上から撮影した映像を読み上げているだけなのだ。
あたかも原稿を一瞬で記憶してニュースを伝えているように「偽装」しているのだ。
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閑話休題。
安倍首相は日本のLeaderではなく、単なるReaderと言われる。
国会でも記者会見でも、ライターが用意した原稿を読むだけなのだ。
記者会見などは、事前に質問を提出させて官僚が答弁を完全に用意して、あらかじめ決めてあった者だけを指名して行われているが、こんな学芸会のようなことはやめて、首相が即時に、自分の言葉で回答すればよい。
トランプ大統領はこれを完全に実行している。
だが、これをやるには知識とインテリジェンスが必要だ。
だから安倍首相は決してそのような冒険をしない。
しかし、せめて、用意された原稿を正しく読むくらいはできないと、一国のトップとしてはあまりにも残念だ。
「云々」を「でんでん」と読み上げて、聞いていた国会議員が狐につままれた状態に陥ったことがあったが、「云々=うんぬん」の読み方を知らない国民は少なくないだろう。
麻生太郎氏は「未曾有」を「みぞうゆう」と読み、「頻繁」を「はんざつ」と読み、「踏襲」を「ふしゅう」と読み、「低迷」を「ていまい」と読み、「焦眉」を「しゅうび」と読むなどで一世を風靡したが、安倍首相も負けていない。
「云々」はともかく、「背後」を「せご」と国連総会の演説で読み上げると小学生でも驚くことになる。
「成長戦略」を叫びながら、「成長」を正しく書くこともできない。
問題は、日米二国間のFTA協議には応じないとしながら、結局、TAGという名称のFTA交渉に入ることを何の抵抗もなく受け入れたことだ。
首相の地位に優れた人物が座らないと、主権者である国民が途方もない被害を蒙る。
日本の主権者は政治の意味、政治の重要性を認識する必要がある。
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