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のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

『(津波の高さにつき)さらなる検討を要す』

2012年05月13日 23時24分41秒 | Weblog
The New York Timesでなされている報道です。

大事なことです。

忘れないよう、転載して置きます。


Minutes of the meeting on Feb. 19, 2004, show that the government bureaucrats running the committee moved quickly to exclude his views from debate as too speculative and “pending further research.” None of the other 13 academics on the committee objected. Mr. Shimazaki’s warnings were not even mentioned in the committee’s final report two years later. He said the committee did not want to force Tepco to make expensive upgrades at the plant.

“They completely ignored me in order to save Tepco money,” said Mr. Shimazaki, 65.


(訳文)
――2004年2月19日のたった数分間の会議の議事録は、会議を主催する政府側の官僚が、島崎教授の警告は現実離れしたものだと決めつけ、これを直ちに除外するために迅速に行動したことを記録していました。下された結論はこうでした。
『さらなる検討を要す』
この会議は、他に13人の『学識経験者』がいましたが、この結論に反対した者はいませんでした。2年後に公開された委員会の報告書にも、島崎元教授の警告に関する記載はありませんでした。島崎元教授は委員会は安全性確保のために、東京電力に追加の投資を強いるつもりなど無かったのだ、と語りました。

「彼らは東京電力の『経費節約』のため、私を完全に無視しました。」と現在65歳の島崎元教授は語ります(小林順一氏訳【 避けられたはずの事故 – 福島第一原発 】「星の金貨プロジェクト」所収、参照)――



上記新聞で取り上げられたのは、

元東京大学地震研究所教授でいらっしゃる

島崎邦彦氏です。

8年前、

東北地方沿岸部の地震に関する

内閣府委員会の委員として、

東京電力が

福島沿岸部を襲う可能性のある津波の高さを

17フィート(5メートル)としていることに対し、

少なくとも

その2倍の津波が襲う可能性を指摘し、

福島第一原発が事故を起こす危険性について

警告を行いました。

しかし、警告を行ったにも関わらず

無視され続けたとのことです。

会議の議事録には、

会議を主催する政府側の官僚の手で、

『さらなる検討を要す』

と記されてあったそうです。

シャレんならんですね。

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