のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

がれき処理を引き受けたがる知事等、自治体首長の下心

2012年12月30日 20時09分43秒 | Weblog

 

20121222日、

共同通信から流れたニュースを題材にして

武田邦彦氏が

提起された問題があります。

要点は、

瓦礫の処理をする地域ではない

7道府県の市町や環境衛生組合など

計14団体が

総額約340億円に及ぶ

税金交付の決定があったことです。

なぜ、税金が交付されるのか

と言うと、

瓦礫の受け入れを検討をしたからです。

これは、

民主党政権が

“検討”を条件にして

税金のただ取りを提案していたからです。

武田氏が

税金を餌にした

環境省の、

こんな不道徳な誘いを

「夜店の客引き」という譬えで

表現されます。

大阪では、

ポン引きと言われる行動に該当します。

具体的には、

「兄ちゃん、ええ子、おりまっせ」

という、買春の呼び込みを指す言葉です。

環境省が

売り込んだ“ええ子”は、

国民から徴収した税金です。

ばらまく金額は、

瓦礫の処理をする事は無くとも、

「検討します」

と言っただけで

180億円です。

神奈川県は、

検討さえする気がないのに、

「お金頂戴」と

申し立て、160億円を手にした言います。

国税の

自治体による

山分け状態になりました。

政府の

中枢にいたのが

民主党です。

強面の

首長共が

己の無能を隠すため

こぞって

がれき受け入れを

進めようとしました。

品性下劣、

我執の塊のような輩が

批判されるや、

「君は、どこの新聞社の者か」

と恫喝して、

行政を私物化。

その上、愛国を仄めかしては

心ある者の眉を顰めさせました。

そんな連中が

総選挙中、

国中を

跋扈してました。

もともと

がれきは少量でした。

総量2300万トンぐらい

だったそうです。

ほぼ阪神大震災と同じ規模で、

普通」

に処理できたと言います。

しかし、何をとち狂ったか、

政府は、

瓦礫を外に出すという方針を出しました。

単にがれきで金を儲けようとした

ゼネコンに媚びたのでしょう。

がれき引き受け価格は、

トン当たり2万円が

相場なのに、

税金だからといって10倍の値段をつけたのでした。

でも、

それからが大変でした。

放射性物質が

がれきに付着していたために

受け入れ地域の住民の反対運動が

湧き起ったのでした。

金しか眼中にない首長は、

己の欲得を隠す

いい機会とばかりに

「日本人か」

と喚いたり、

「黙れ!」等、

住民を叱りつけました。

自分が

民衆に選ばれた謙虚さなど

まるでないことが

隠しようなく、

曝露されていきました。

政府の尻馬に乗って、

“絆”宣伝に

協力していた

マスコミ、その他、

知識人は、

本気で反省すべきです。

税金を

自分の小遣い代わりに

浪費しようとした、

都道府県と

団体の名前を公表すべきです。

普通なら、

詐欺罪。

企業なら横領罪に相当する

という武田氏の指摘は、

もっとも、と思われます。

単に

「襟を正す」という

反省の弁だけでは足りません。

市長や

知事の地位にある人の場合、

辞職するべきでしょう。

下に、

参照した武田氏の

元記事を

転載しておきます。

 

<資料>

「瓦礫引き取りの魅力・・・何もしないのにゴマすれば巨大な税金をもらえる」

     武田邦彦ニコニコブログ (2012-12-29 09:31:22)

 

 

 

20121222日、共同通信から次の趣旨の驚くべきニュースが流れた。

東日本大震災の「瓦礫」を広域で処理するにあたり、もともと瓦礫の処理をする地域ではない7道府県の市町や環境衛生組合など計14団体に総額約340億円の税金の交付を決定していたことがわかったという。

実は、環境省が「瓦礫の受け入れを検討さえすれば、結果として受け入れなくても税金をあげる」との通達を出したからだ。さらに悪質なのは神奈川県の4団体で、「検討」さえしていなかった。共同通信がこれを指摘したので、環境省は神奈川県の計約160億円の決定を取り消す方針をだしたという。

共同通信の指摘がなければ、税金はただ取りだった。

・・・・・・・・・

納税者の怒りはともかく、まずはこの事件の解説をしておきたい.

民主党政府党というのはムチャクチャだったから、最初からそう思っていないと解説も容易ではない.東日本大震災の瓦礫は全部で2300万トンぐらいあった。ほぼ阪神大震災と同じ規模で、「普通」に処理できた。

事実、震災直後から宮城の海岸にはずらっと瓦礫処理施設が並んで稼働したし、福島県は放射性物質を含む樹木なども処理したいので、瓦礫処理施設の増設を望んでいた.

ところが政府が瓦礫を外に出すという方針を示してからは、被災地で瓦礫処理施設の建設を申請すると「審査に入らない」というイジメをしだいた。それは「何が何でも震災関連予算を震災に関係ない地域に配る」という圧力があったからだ。

総量2300万トンの内、たった400万トンを外に出すことになり、遠くは北九州、静岡などに運搬した.北九州は若干放射性物質に汚染された瓦礫がトン20万円というべらぼうな値段で引き取られた.もともと瓦礫のような廃棄物はトン2万円が相場だから、税金だからといって10倍の値段をつけたのだ.

それだけではない。当時、多くの人が疑問に思ったのは、被災地の瓦礫を引きうける必要もないのに、自治体の長が住民の反対を押し切って瓦礫を引きうける姿勢を示し、それに反対すると「日本人かっ!」とか「黙れっ!」と市民を叱った(もともと市民から選出された首長が市民を叱ることはできないのだが)。

マスコミも黙っていたし、知識人も尻馬に乗って「同じ日本人なのに助けないとは何だ!」と怒鳴った.でも「裏」があったのだが、だれも報道しなかった.その「裏」とは、「瓦礫を引きうけると法外なお金が来る」ということだ。

北九州は相場の10倍の瓦礫を引きうけて潤った.共同通信が報じた県はもともと瓦礫の処理地域になっていないので、瓦礫の処理をする事は無かったのに、「検討します」と言っただけで180億円をもらい、神奈川県は「申し込んだだけで検討もしない」という状態で160億円をもらった.

該当する県の知事はある意味で犯罪、少しおまけしても「倫理違反」だから、辞任が適当だろう.国民に情報を出さずに、環境省から夜店の客引きのように「旦那(知事)さん。良い姑(税金)がいますよ」と電話をもらったのは確実だ.それがバレるので「助けないのかっ!」と感情的に怒鳴ったりした.人間は心がやましいといらだって怒る.

政府の尻馬に乗った知識人やマスコミも大いに反省して欲しい。このような汚いことを「絆」などのことで激しく攻撃するというのは誠意がある人とは思えない。

ただで税金を取ろうとした県と団体の名前を公表すべきであるし、現在の民主党の議員は辞職するべきだと私は思う。普通の人なら詐欺罪とか、企業なら横領罪に相当することをこれほどハッキリ政府が実施してもよいということにはならない。

増税案のこのような政府のもとのものは実施すべきではない。こんなことをして「税金が足りないから増税」というのはあまりにも国民をバカにしている。

(平成241226日)


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