のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

13名の死刑が確定--地下鉄サリン事件

2011年12月22日 10時12分04秒 | Weblog
「A」と「A2」は、見ました。

オウム真理教を扱った、

ビデオでした。

「A3」もあるらしい。

こちらは、

ビデオでなく、

この7月、講談社のノンフィクション賞を受賞した

森達也氏(映画監督)の

地下鉄サリン事件を追った読み物です。

この事件の裁判につき、

著者は、

「動機を解明するべきだった」

と述べられます(週刊金曜日、12月16日号)。

もっとも、審理のやり直しをして

理解できるようになるのか――は、

一つの謎です。

麻原は東京拘置所で

食事は摂るが、

コミュニケーションはなく、独居房で

ほとんど座ったまま

過ごしているとのことです。

麻原側近の

元大幹部

(現在は退会して

関西地方で

得意な英語力で糧を得ていると言われる)

村岡達子(61)さんは、

「私に言わせれば、

尊師は、

一種の瞑想状態にあると思われます」

「修行を重ねて行く途上に、

精神病的な

意識の段階がある」と主張されます

(「週刊新潮12月8日春待月特大号」参照)。


11月21日、元幹部、遠藤誠一(51)の上告が

棄却され、死刑が確定。

これで、13名の一連のオウム裁判が終結しました。

後、問題になるのは、

死刑執行の順序だけでしょうか。

しかし、まかり間違っても、

(麻原彰晃につき、修行を終えるのを待ってあげたら…)

というような主張は、

部外者からはなされないでしょう。

極悪人相手に

そんな優しさは不要だいうのが

大多数の意見なのかな、と思えます。

しかし、どんな極悪人だったか、

本人の言葉を

自白という形にしろ、伝えられてません。

何となく垣間見れたのは、

信者たちがヘルメットを被った「洗脳の光景」だけでした。


ただ、信者の鹿島とも子さん

(元日劇のトップダンサー)は、

「私、個人的には

麻原さんに感謝とか

そういうものしかないんです。

悪いことじゃなく、

仏教のいいとこだけ教わりました」と、

彼を擁護してます。

思うに、夢がまだ醒めてないのかって言うのは、

簡単です。

しかし、この鹿島さんを始め、多くの信者にとって

尊師として未だに感謝の対象なのに、

亡霊として始末することは、

可能でしょうか。

ナチスが運営した収容所において、

ユダヤ人に許された美徳は、

分りやすさでした。

そこでは、

自分が何者かを人に伝えるため、

身にまとう持ち物に

透明さが求められ(!)、

素っ裸が

当たり前に強要されました。


※森達也氏の「A3」の本の内容が一部、WEB上で立ち読みできます。
下記、☆印「PDF」にリンクさせておきました。

  ☆PDF

最新の画像もっと見る

コメントを投稿