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女子SPA! / 「レイプ告発した女性を叩く“ネトウヨ姫”3人衆。「枕営業」とあざ笑う下劣さ」

2018年07月07日 09時21分50秒 | 安倍某とそのお友達
〔資料〕

「レイプ告発した女性を叩く“ネトウヨ姫”3人衆。「枕営業」とあざ笑う下劣さ」

   女子SPA!(7/6(金) 8:50配信 )

☆ 記事URL:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180706-00861809-jspa-life

 米国・ハリウッドでのセクハラ告発から始まった#MeToo運動。その波は海を渡り日本にもやってきましたが、日本では女性たちが被害の声を上げるたびに「ハニートラップ」「枕営業の失敗」などと、被害者の側の粗探しをする声が目につきます。

 驚くべきは、一部の女性たちが同性である女性被害者に寄り添わず、積極的にその動きに加担しているということ。筆者が特に目に余ると感じた3人のトンデモぶりを振り返ってみたいと思います。

◆杉田水脈(衆議院議員・自民党)

 まずは、自民党が誇るネトウヨ議員の一人・杉田水脈議員。2015年に当時TBSワシントン局長だった山口敬之さんからレイプされたとして告発したジャーナリストの伊藤詩織さんの事件をフィーチャーした、英・BBCによるドキュメンタリー番組「Japan’s Secret Shame(日本の秘められた恥)」(6月28日放送)の中、インタビューされた杉田議員は耳を疑うような言葉を放っています。

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「(伊藤さんには)女として落ち度がある。男性の前でそれだけ(お酒を)飲んで、記憶をなくして」

「社会に出てきて女性として働いているのであれば、嫌な人からも声をかけられるし、それをきっちり断るのもスキルのうち」

「男性は悪くないと司法判断が下っているのにそれを疑うのは、日本の司法への侮辱だ」

「(伊藤さんが)嘘の主張をしたがために、山口氏とその家族に誹謗中傷や脅迫のメールや電話が殺到した」

「こういうのは男性のほうがひどい被害をこうむっているのではないかと思う」

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 たしかに本件は刑事事件としては不起訴処分が下っています(現在、民事裁判で争われている)。ですが、「酔っている女性はレイプされても仕方がない」と言っているともとれる発言が一政治家、それも女性によってなされたことに対して、twitterでは、「同性への言葉とは思えない」「これはセカンドレイプ発言だ」「なぜ日本のメディアは沈黙しているのか」と驚きと怒りのコメントが溢れ、問題のドキュメンタリーの動画サイトも広く拡散されました。

 杉田議員は放送の2日後に自身のブログに次のように投稿。

「薬を飲まされて無理やり連れ込まれて強姦されたのであれば、私は『女として落ち度があった』とは全く思わないし、そんな犯罪者は本当に許せないと思います」(ブログより抜粋)

 伊藤さんは事件があった夜、山口さんと会食した飲食店から襲われた現場であるホテルまで移動した記憶がないことから、何らかの薬物を盛られたことを疑っていますが、山口さんはそれを否定しています。しかし、仮に薬が盛られていなかったとしても、同意を得ずに事に及んでいる時点で強姦なのです。

 そんな杉田議員について、文筆家の古谷経衡さんは自著『女政治家の通信簿』の中で次のように斬っています。

「男性寡占社会の中に紅一点の女性が入り込み、彼らの自尊心をくすぐる事で歓心を買う『オタサーの姫』と相似形である」

◆はすみとしこ(漫画家)

 この人もまた、先のドキュメンタリーに登場。伊藤さんを揶揄した自作の“風刺画”を見せ、隣に座る杉田議員が爆笑するという映像がドキュメンタリー内で紹介されていました。放送後、彼女に対しても批判が殺到しています。

 絵のタッチを見て思い出した人もいるかもしれませんが、はすみさんは2015年にシリア難民を“偽装難民”と揶揄して「そうだ、難民しよう!」というコピーとともにイラストを発表し、世界中から批判された、あの人です。

 その後も彼女は作画活動を続け、伊藤さんが話題になり始めるとあのようなイラストを描き、BBCの放送後、さらに倫理観を疑うような内容を投稿。あろうことか、レイプ被害に遭った女性と詩織さんが抱き合い泣いている場面の動画をキャプチャした画像に「枕営業失敗した時の詩織ちゃん?」というコメントを沿えてツイートしたのです。 

 悪趣味が過ぎて、もう見ているだけで頭がクラクラしてきます……。

◆千葉麗子(元タレント・ヨガインストラクター)

 最後は「元祖・電脳アイドル」として活躍した後、IT企業社長へと華麗に転身し、いまはヨガインストラクター&右翼活動家として活動しているチバレイこと千葉麗子さん。

 千葉さんの自著『パヨクニュース2018』によれば、彼女がいまのような右翼活動家になったのは2011年の東日本大震災がきっかけだそう。そんな千葉さんは同書の中で伊藤さんについて次のように触れています。

「本当に彼女が性被害を訴えたいならば、レイプ被害を受けた直後に記者会見を行うと思うのですが、なぜ2年以上の月日が経ってから行動を始めたのでしょうか」

 誰もが記者会見を開かなくてすむなら、「魂の殺人」とも言われるレイプを告発したくないでしょう。そもそも伊藤さんの記者会見を見れば分かる話だと思いますが、伊藤さんは警察に被害届を出すなど、それなりの段階を踏んで告発会見に挑んでいます。本で誰かを批判するなら、ちゃんと調べてからにすればいいのに……。

 そんなチバレイさんを冷ややかな目で見る人はやはり多いらしく、報道などによれば、昨年1月に自著『くたばれパヨク』の出版記念サイン会を催そうとしたところ、抗議の電話やFAXが相次ぎ中止に追い込まれています。

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 今回紹介した女性たちの発言を支持するのは一部のネトウヨだけ。それでも、元財務事務次官のセクハラ問題もしかりですが、日本は性的被害については加害者男性よりも、被害者女性側に“落ち度”がないかに関心を寄せる傾向があるように思います。こうした姿勢が少しでも変わっていくことを切に願います。 <文/森聖児>
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