
『ビーツ』は、別名を「てんさい(甜菜)」といい、
お野菜でもあり、砂糖の原料でもあります。
ほかに「砂糖大根」、「赤大根」などとも呼ばれます。
泥付きのまま購入すれば、
大きめのカブに、ジャガイモの皮をかぶせたような、
これは芋ではないかと、見紛う風貌。
じつは、果肉はベルベットのように深い紅色で、
スライスすれば、年輪状の赤い紋様も印象的です。

こんな姿ですが、意外にも、
ホウレン草と同じ仲間、「アカザ科」の根菜。
旬は初夏と初秋の年2回。

カリウムなどのミネラルや葉酸が豊富で、
甘みとコクのある味わい。
冬場の定番煮込み料理として、
ボルシチのレシピを参考に、作ってみました。
ビーツは、アクとえぐみを除けば、
漬け物やサラダにも、あっさりといただけます。

本日の夕飯レシピ①
【ビーツのボルシチ】

(材料)2人分
・ビーツ…1/2個
・ニンジン…1本
・タマネギ…1/2個
・ジャガイモ(メークイン)…2個
・キャベツ…1/4個
・トマト(立方形・缶)…100g
・ニンニク…3カケ
・牛もも肉…200g
・ローリエ…1枚
・オリーブ油…大1.5
・塩、コショウ…適宜
・サワークリーム…適宜
(作り方)
1.牛もも肉は塩を加えた湯で下茹でし、アクと油を取りのぞく。
※茹で汁は、ボルシチの煮汁(だし汁)にする。
2.ビーツは皮を剥いて角切りに、ニンニクはスライスし、
ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、キャベツは角切りにする。
3.(1)のだし汁でジャガイモとキャベツ、ローリエを煮込む。
4.オリーブ油とニンニクを熱したフライパンで、
ビーツ、ニンジン、タマネギを炒める。
5.(4)に火が通ったら(3)へ加えてさらに煮込み、
トマト、(1)の肉も加えて、またさらに煮込む。
6.塩、コショウで味をととのえたら、
もりつけてサワークリームを添えればできあがり。
※ボルシチはロシアの煮込み料理です。
牛肉と野菜のうま味が、存分に味わえます。
※ビーツ(=ビート)

本日の夕飯レシピ②
【ビーツとレンコンの温サラダ】

(材料)2人分
・ビーツ…1/2個
・レンコン…1節
・ロメインレタスの芯…1個分
・葉ネギ…1/4束
A・オリーブ油…大1
・バルサミコ酢…大1弱
・醤油…小1
・塩、コショウ…適宜
(作り方)
1.ビーツとレンコン、ロメインレタスの芯は皮を剥き、
食べやすい大きさに角切りにする。
葉ネギは1cm長程度の小口切りにする。
2.耐熱皿に(1)を並べ入れて、電子レンジで3~5分加熱し、
混ぜあわせたAに素早くからめれば、できあがり。
※サクサクした食感のお野菜なら、なんでも合います。
冷蔵庫の余り野菜も活用して…。