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月刊 よもやまツレヅレ・・・

管理栄養士・調理師・野菜ソムリエetc.
転勤族の主婦が食と予防栄養のプロに
転身するまでの奮闘記あれこれ…。

旅情のお供・・・

2006年05月08日 | 野菜生活・・・

連休の数日間を利用して、函館へ小旅行…。

北海道は、桜の開花が遅れており、
GWには間にあわなかったのが、とても残念。

五稜郭では、今年の4月に新タワーがOPENしました。

「五稜郭タワー」
http://www.goryokaku-tower.co.jp/

60mの旧タワーに比べ、こちらは107mの超高層で、
函館の一望はもちろん、津軽海峡ものぞめます。

上階の展望室から、
一週間後には五稜郭の縁取りを飾るはずの、
桜の木々を眺め、心身ともに初春の節へたち返り…。

    

帰りには、函館駅前の朝市とデパ地下で、
手前土産の道産野菜をたっぷりと購入してきました

市場では、販売を兼務する生産者方としばし立ち話。
皆さん共々近場で栽培を行い、持ち寄っているそうです。

この春は天候不順により、収穫が若干遅れ気味だとか、
今後の旬野菜の収穫見込みや、良品の見分け方など、
一期一会の出会いの中にも、美味しい情報が満載。

なかでも、1個250g以上もある大きなメークインに感動。
近隣の北斗市の、元気で気の良い御婆ちゃんが栽培した、
ややごつめのジャガイモは、手のひらにずっしり乗っかります。

アスパラガスも、色味が濃厚で極太、
それでも皮の柔らかいものを選びました。

デパ地下の野菜売場を訪れて、意外に感じたのは、
北海道でも、全国の野菜を取り扱っていること

東京を含め、関東地方で栽培された野菜たちも、
数多く並べられています。

各地の気候や風土が強みとする品目を、
時に応じて仕入れていることが、理解できます。

ほうれん草や小松菜、水菜、カブ、春菊など、
冬の名残を思わせる野菜は、もちろん北海道産。
これに、大粒のラディッシュや小豆菜なども加えて…。

帰京後も、旅先での味わいには楽しみが続きます
(※写真:持ち帰りお野菜の一部です
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カラダは日進月歩・・・

2006年04月08日 | 野菜生活・・・

先月に、健康情報をあつかうテレビ番組で、
「ワサビ」の解毒作用や抗酸化作用の機能性を紹介したところ、
月末頃には、卸売市場でのワサビの価格が高騰したのだとか…。

これに限らず、「にがり」「イソフラボン」「寒天」等々、
その機能性を周知した翌日から、商品棚に激変を与えた食品は、
数知れず、また記憶にも新しいところ。

日本における健康ブームは、一種の特定食品ブームでもあります。

はやりすたりが激しく、おそらく個々の家庭の食卓は、
入れ代わり立ち代わり、津波が押しよせるごとし…。

「継続は力なり」で、
食品の有する機能が人体に効力を与えるには、
相応の期間が必要です。

場合によっては、ピラミッドの建設くらいかかる、
…かもしれません。

健康ブームに乗る、ということは、
石をちょこっと積んではやめて、他の地域にまた石を積み始めて、
といったことを、くり返すことにもなります。

そうして、特定食品の「はやりすたり」に応じた摂取を
永年に続けることが、人体にどのような影響を与えるのか、
私は、そのことに興味を感じます。

ヒトの健康はおそらく、自然界のあらゆるものに支えられて、
良好な状態を、維持することができるものであるならば、
日々の食生活は、それに準じることが必要です。

いろんな食品を、いつもバランスよく…、
この「当たり前」を継続してこそ、ピラミッドも完成することでしょう。

そんなことが、私も最近になって考えられるようになりました

※写真:『VIRON』の十種類の穀物を使ったパン
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食すコラボ・・・

2006年03月25日 | 野菜生活・・・

最近は全国各地で、異品目の組みあわせによる、
新野菜の栽培や研究が流行っているようです。

遺伝子組換えや種子の品種改良などと異なり、
ある野菜の台木に、異なる野菜の接木をして合体させる方法。

そして、写真は静岡県産の『キャベコン』。

「キャベツ」の苗を、
「大根(ダイコン)」の苗に接木したことにより、
地中には大根が、地上にはキャベツが生育します。

とある場所で披露してもらったものですが、
都内のデパ地下で、5000円にて販売されていたそうです。
たとえ高級野菜でも、なかなか見られないお値段…。

キャベツと大根は、同じ「アブラナ科」の仲間です。

アブラナ科同士では、同様の栽培が可能だそうで、
たとえば、葉牡丹に赤カブ、小松菜に二十日大根、
カリフラワーに大根などなど…。

とくに大根は、根部の特定の病気に強いらしく、
この特性を活かしたい、というのも合体理由にあるようです

すでにある地域では、キャベコンの量産化が可能なのだとか。
あとは、生活者への浸透あるのみ…。

大根の部分を少しだけ分けていただきました。
収穫から日が経っているのか、ややスが入っていますが、
みずみずしさはあり、気のせいかキャベツの香りもします。



「大根サラダ」と「ふろふき大根」で試食。
気になるお味は、いたって普通の大根風…でした。
生食では歯ざわりもよく、煮込めば甘みも出ます。



キャベコンの一般流通に向けては、
認知度の向上だけでなく、課題要素の理解も必要だと感じます。

サイズは、買いやすく持ち帰りやすいものにすること。
価格設定は、一般的な生活に即した範囲を考慮すること。
見慣れない外観に、親近感のもてる演出を施すこと。
個々の野菜が、安定した食味を確保できること。

これらがクリアできれば
贈答品にしたり、道の駅で販売したり…といったところから、
普及していくことも不可能はないかと思われます。

ひとつのスペースで、2品目が栽培できるという点で、
家庭菜園をする方々にとっては面白いテーマになりそうですね
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県境を越え一丸で・・・

2006年02月07日 | 野菜生活・・・

本日は、国際フォーラムで開催されている、
『第1回 日本全国野菜フェア』へ出かけました。

主催は、『ベジフルセブン』の活動で有名な、
「青果物健康推進委員会」です。

「青果物健康推進委員会」
http://www.vf7.jp/index.html

厚生労働省と農林水産省が合同で策定している、
『食事バランスガイド』では、
日本人の野菜摂取目標量は、1日あたり350gです。
(果物の摂取目標量は200g/日)

実際には、近年の国民栄養調査によれば、
日本人の野菜摂取量の平均は、約290g/日なのだそうです。

1皿あたり70gの野菜量を目安に、
「目指せ!野菜摂取1日5皿分(=350g)」というのが、
今回の野菜フェアの目的です

主に、およそ200に及ぶJAグループの団体が、
品種の紹介、生産や流通に関する取り組みなどについて、
様々な情報提供を行うとともに、新品種の試食などを展開します。

そのほか、関係業者の出展もあり、
ことに種苗業者のブースでは、新品種や試験中品種など、
普段は拝見できない世界を見られたのが、とても印象的。
種苗に関わる方々の、野菜に対する情熱が感じられます

会場は、主な品目の分類に分かれてブースが設置され、
品目ごとの見学がしやすくなっていました。
いくつかの産地が合同で、ひとつのブースにいる形になるわけです。

出展者方は、おそらく皆さん日常業務の多忙な中で、
フェアの成功のために励んでおられて、
どちらのブースでも、質問すればとても丁寧に説明してくれました。

「食育フェア」ほどのスケールではありませんが、
ひたすらに、『野菜』へ照準を定めた活動の始まりとしては、
次回へ向けて、好スタートとなったのではないでしょうか
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「食」にはぐくまれ・・・

2006年01月14日 | 野菜生活・・・

『食育フェア』へ、見学に行きました。

有楽町の東京国際フォーラムで、
本日と明日の2日間、開催されています。

「第3回食育総合展 ニッポン食育フェア」
http://nipponsyokuiku.net/fair/

食育フェアは、
昨今の食習慣の乱れや、安全性の問題などなど…、
食に関わるあらゆる課題を、国民に広く知らしめ、
その改善を国民運動として展開させる目的で開催されます。

農水省を中心に、内閣府、文科省、厚労省のほか、
民間企業や団体も参加しての大イベント

100近くに分かれた各ブースでは、各参加者方が、
日頃からの、「食育」や「食」に関わる取り組みについて、
参加型の実演や展示などでPRを行います。

調味料を味見して、伝統の味を吟味したり、
牛の模型をいじって、牛乳ができるまでの流れを理解したり、
親子連れは、子供をクッキングスタジオに参加させたり…

一方で、展示や資料の充実したブースでは、
食育基本法や食品安全委員会の解説、食育教材の紹介、
農薬や食品添加物、JAS法、遺伝子組換えなど…、
今後の食生活でも理解しておきたいテーマがたくさん。

そのほか、
伝統みそ汁のカフェや、食品類や書籍の販売もあり、
熱気にみちた会場をひとまわりするのに約半日…。

最近はとっても高いホウレン草や小松菜が、
ここでは半額で販売されているのも、主婦には嬉しいポイントです。

食生活のあれこれを学びながら、
たっぷり試食を楽しみ、野菜や加工品も買い込んで、
資料やグッズもどっさりもらい、両手に大荷物で帰宅。
今週の宿題は、膨大な資料の読み明かし…です。


※写真:会場の天井付近を悠然と飛び回っていた
    食生活指針のシンボル「食事バランスガイド」のバルーン
(これは、食生活のバランスを「回り続けるコマ」にたとえて、
食事の内容と量の均衡を図ろう、という図式になっています)

「食事バランスガイド」
http://www.maff.go.jp/food_guide/balance.html
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