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月刊 よもやまツレヅレ・・・

管理栄養士・調理師・野菜ソムリエetc.
転勤族の主婦が食と予防栄養のプロに
転身するまでの奮闘記あれこれ…。

がっさりしかかり中・・・

2012年10月22日 | ♪保育園生活&お食事'12

長かった夏がようやく終わり、過ごしやすい秋の陽気に。

新しい保育園の立ち上げを形に変えられるまで、
残り時間は、あと1ヶ月と少しだけ…。

 

この半年間近く、
たくさんの関係業者様と出会い、園の先生方からも協力を得ながら、
着々と新しい給食室を作り続けてきました。

食材の仕入れ先は、良きご縁に恵まれて、
近隣の中央卸売市場様が直接にご面倒をみていただけることに。

内装や調理機器の業者様の決定とともに、
給食室のレイアウトが決まり、その後は食器や献立ソフトなども選定。

とくに食器は、乳児の食事介助に携わる保育士の先生方にも、
ご意見をいただき相互に協議してもらうなどして選ぶことによって、
食事時間を子どもの成長につなげられるものに、という意識も高まります。


食器選定中の様子

他園の見学研修会など通じて出会った方々からも、
おすすめの白無地の陶磁器を何社か紹介していただきました。

離乳食やアレルギー食をどのように配膳すれば、配膳ミスを防いだり、
保育士の負担軽減や乳児の栄養管理につなげられるかといった課題を、
ひとつずつクリアしながら、購入したい備品類も検討

献立も、長年に名古屋市献立を利用してきた本園とは異なり、
新園では初めて自主献立に挑戦することになって、
市の栄養士や保健所にも助言をいただきながらのとりくみです。

私自身は、新人栄養士としてまだまだ力不足の立場ですが、
そのことでかえって周りからのアドバイスや協力が得やすくなり、
盛りだくさんの準備を進められていることが、心からありがたく感じられます

そして、これから一緒に働いてもらう栄養士スタッフは、
栄養士学校時代の級友に引受けてもらって…。

 

本園では、先輩栄養士のはからいで日常の献立も調理したり、
土曜保育の隔週の給食を、献立作成からすべて単独で任せてもらいながら、
自分のこなせる範囲を少しずつ広げていきます。

子どもたちとはあいわらず、食べものの好き嫌いと一緒に向きあったり、
その日の体調や気分を察しながら接しかたを工夫したり。

先生はもうすぐみんなとお別れなの…、
まだなにも知らされていない子どもたちの笑顔に見入りながら、
心のなかで、ひそかなことを様々思います

 

そして開園の日をめざしてまた…



上:ただいま建設中…
下:給食を保育室へ運ぶダムウェーターも同じく…


開園式でお配りする自家製パウンドケーキも試作中

    

今月は自宅ちかくで、今さらに新発見した素敵な和食屋さん。
※他にも出会った素敵なお店は「別冊版」へ掲載しています。

 

日本料理『胡豆昆(ごずこん)』(丸の内_名古屋)
http://gozukon.com/
(地下鉄鶴舞線・桜通線 丸の内下車)

名古屋城下を南北につなぐ伏見通りから、
京町筋(京町通り)を少し入ったあたり。

物静かなたたずまいの店構えの店内は、
カウンターの奥にテーブル席と個室の空間が広がります。

店の名のとおり、「胡麻」と「大豆」と「昆布」、
そして食材の味わいや色味が大切に丁寧に扱われた和食の数々。

職場でいつもお世話になっている上司に奨められて、
とってもお手頃で、素敵なランチをいただきました

(献立)
・胡麻豆腐
・いろいろきのこのスープ
・蓮根のはさみ揚げ
・おばんざいいろいろ
  牛蒡の煮物凍豆腐巻き、揚長芋の磯焼、海老チリソース煮
  丸十のレモンうこん煮、昆布入出汁巻玉子、馬鈴薯カステラ肉味噌
  梨と海老チーズ衣和え、茄子の揚げ煮、丹波黒豆つや煮
  日高昆布有馬煮、もずく酢と針生姜、糸豆腐と海素麺胡麻風味
  鮭の幽庵塩糀焼、海の幸鮪とサーモン海藻和え
・白飯とお新香
・生海苔の呉汁
・胡豆昆ふりかけ
・食後の冷しぜんざいとわらび餅、胡麻んぼう
(ランチコース3000円也、税・サ込)







爽やかな甘さが印象的な無花果の果実酢と。


色とりどりのお料理が、長角の一枚皿に敷き詰められて、
宝石をならべたようなわくわくと楽しいひととき。

ひとつひとつがとっても丁寧な仕上がりで美味しい



自宅近くにありながら、これまでは知らずにいましたが、
リピート決定の一軒になりました
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われもはぐくまる一歩・・・

2012年06月25日 | ♪保育園生活&お食事'12

心地よい春の日はあっという間にすぎて、
名古屋にまた暑い季節がめぐってきました。

    

新年度から保育園でのお仕事が始まって三ヶ月目

当初は、補助的な立場で給食業務や保育支援に携わっていましたが、
このたび職場で新しい保育園を増設することが決まり、
私はそちらの給食室の運用を、設計から担当することになりました

いまは本園での仕事もやりながら、
新しい給食室の環境を確認したり、調理機器の配置を考えたり、
食材を納入していただける業者さんを探したり。

献立内容や調理パターンによっても、
必要な機器や調理器具の内容が変わってくるため、
保育方針と照らしつつ、作業効率も考えつつ…

気がつけば、なにかとあわただしい毎日に

名古屋でも、待機児童の問題を解消するため、
新園設立や定員数の拡充に積極的に取り組む動きがあります。

併せて、子育て支援や教育の質の向上に貢献すべく、
いずれの保育園でも様々な努力にとりくんでいます。

こちらの新園でも、給食室では食材や献立を工夫して、
子どもの健康と教育に相応しい給食の提供ができるための、
美味しい離乳食や幼児食づくりが最大のテーマ。

新人栄養士にとっては大仕事ですが、
本園の先輩栄養士の先生方からもご指導や助言をいただきながら、
冬の開園日をめざして一歩ずつ進んでまいります

嬉しいことに、今回の立ち上げ業務をめぐっては、
さまざまな方々との良いご縁を感じられる出会いにも恵まれて

ひとりでは困難なことも、周りのお力に助けられてできることが、
心からありがたく感じられます。

新園のお話しは、おいおいにまた………

 

本園での私の一日は、午前中におやつと給食を提供したら、
子どもたちと一緒にお昼を食べて、下膳作業をすませ、
午後からは二度目のおやつ提供のほか、保育支援や研修、打合せなど…。

給食室が「オープンキッチン」になっているのが魅力のひとつで、
カウンター前に広がるランチルームは、幼児組さんの食事以外にも、
体操教室や英語教室、キッズキッチンやお誕生会が随時開催されて、
にぎやかな保育の時間をともに楽しめる空間に。

調理中、子どもたちがカウンターへやってきては、
「今日のご飯はなぁに?」と訊ねてくるのも日常の光景です

まだまだ新人職員としては、諸々の雑用はもちろん、
子どもたちと園庭で走りまわって遊んだり、
年齢にあわせて食事を介助したり、食べかたを教えてあげたり。

じかにふれあい、共にすごす時間に得られる信頼関係のおかげで、
『給食の先生』として子どもたちに伝えたいことも、
だんだんと伝わっていくものなのだな、と実感できる日々。

保育園の子どもは、共働きなどで忙しい親のご家庭が多く、
また小さいときから集団生活のなかに預けられている事情から、
多くの子が「さびしい」とか「かまってほしい」気持ちを抱えています。

保育支援に積極的に関わることによって、保育の人手が充実するだけでなく、
子どもたちも様々なできごとや思いを伝えにきてくれるので、
私にとっても、めいっぱいに愛情を注いで気持ちが通じあえるひとときに

ランチタイムに隣の席で、お野菜を「これ大嫌いなの」といいながらも、
懸命に口へ運ぶところを見せようと頑張っている姿に、
小さな背中をギュッと抱いて「大丈夫!だんだんと好きになって、
もっとたくさん食べられるようになるよ」と励ましてあげる。

乳歯がぐらぐらし始めたのを「ほら、これ~」と見せにくる子には、
食欲に変化がないか、ご飯が食べにくくないか問いかけつつ、
左右のあごに不均等が生じないよう、アドバイスしてあげる…

粘土細工やブロック、絵本の読み聞かせ…などなど、
どんなことでも、やりかた次第で食育につなげられて、
ひとつひとつの積み重ねが、大切でかけがえのない経験です

子どもたちからも、保育士の先生方からも温かい目で見守っていただき、
さまざま教えられる毎日が幸せと感じられます。

    

そして、素敵なレストランをご紹介する前に…

[日本野菜ソムリエ協会からの重要なお知らせ] として、
■類似資格に関するご注意
http://www.vege-fru.com/news/hp0002/index12450000.html
について転載いたします。
株式会社キャリアカレッジジャパン(広島県広島市安佐南区八木一丁目15番5号
:代表取締役社長 横田正隆)が開催する
「ベジタブル&フルーツアドバイザー資格取得講座」は、
私ども日本野菜ソムリエ協会(旧:日本ベジタブル&フルーツマイスター協会)
が運営する「野菜ソムリエ養成講座」(旧:ベジタブル&フルーツマイスター養成講座)とは、
一切関係ございません
従いまして、上記資格取得講座を受講されましても、弊協会が認定・付与する
「野菜ソムリエ」資格を取得することはできませんので、ご注意下さい。
尚、「野菜ソムリエ」は日本野菜ソムリエ協会の登録商標です。
以上

    

今回は、桜山で出会った素敵な古民家フレンチ。

※他にも出会った素敵なお店は「別冊版」へ掲載しています。

 

フレンチ『Celestie(セレスティ)』(桜山_名古屋)

http://restaurant-celestie.com/shougetsu
(地下鉄桜山駅下車、徒歩)

駅を出て、名古屋市立大学病院を横目に歩いてほどなく、
時折レトロ感もみえる閑静な住宅街の、古民家レストラン。



名古屋にはこうした素敵なレストランがたくさんあります。

暖簾をくぐって玄関を入り、長い廊下を歩いて傾斜の急な階段を昇ると、
大広間のテーブル席か、静かな個室に通されるのが一般的。

いずれのお部屋も、
和室にアンティークなテーブルセッティングで素敵なインテリア。


窓辺には、屋敷の庭に彩られるたくさんの新緑や花々を眺めながら、
個室にてゆったりと、季節のフレンチをいただきました。

(メニュー)
・細魚と海水の冷製ジュレ グリーンアスパラのムース
・のぼり鰹のカルパッチョ 季節野菜のサラダ仕立て
・新玉葱と春キャベツと浅蜊の冷製スープ
・かますのグリエ 春キャベツのリゾットとサフランソース
・北海道産鴨と季節野菜のグリエ 赤ワインのソース
・自家製二種のパン
・口直しのチーズクリーム 金柑のジャム
・抹茶のフォンダン 小豆とバニラアイス
・食後のコーヒー、プティフール
(休日の美食家お昼のコース5600円也)










口あたり爽やかな、ロワールのソーヴィニヨンブランと

なんといっても、春野菜の主力がふんだんに使われて、
ひとつひとつの味わいがていねいに生かされいるのがお料理の魅力。

季節ならではの爽やかな歯ざわりやうまみが感じられます

スープは、新玉葱のポタージュをベースに、
新玉葱と春キャベツの歯ざわりが残る程度に煮たものが多めに添えられて、
浅蜊の味わいとともに、とても贅沢な一品。

お肉もお魚も、ジューシーで旨みがたっぷりと、
鴨に添えられた筍もとっても美味しい

デザートのお抹茶はやさしい口あたりに仕上げられて、
和洋折衷の内装にぴったりのひと皿でした。

 

セレスティは、
こちら松月町の本店のほか、栄のラシックにも支店があります。
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