「 プレミア焼酎、後絶たぬ違法転売 」

 

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鹿児島県産の「魔王」や宮崎県産の「百年の孤独」など「プレミア焼酎」を インターネットオークションなどで転売したとして、名古屋市港区のすし店経営者（３８）が 名古屋国税局に酒税法違反（無免許販売など）を指摘され、罰金５０万円を通告されたことが５日、 関係者への取材で分かったという記事が、、、

２００９年春からの約２年３カ月間で、売上高は約１億１千万円、利益は約１５００万円に上るという。 国税局は代金を妻の口座に振り込ませて所得を隠していたとして、重加算税を含めて 約４００万円を追徴課税し、経営者はすでに罰金と税金を納付したとの事。

関係者によると、経営者は以前から取引のあった特約店から入手困難なプレミア焼酎を購入。 東京、大阪、京都の酒屋などに、日本酒も含め一升瓶約２万本分を仕入れ価格の１・５～３倍で転売した。国税当局によると、ネットオークションでも業務として継続的に酒を販売する場合、免許が必要となることから、今回の処分に。

プレミアがつくから欲しいのか？人に重宝がられる商品はとかく入手しづらく、結果、品薄になり高額になる！資本主義社会の歪だろうか？いや、人間の欲求がある限りいつの世も起こりうる事柄だろう。

ただ、特約店から定価購入できる事をいい事に、三倍近い価格で販売するところに商人として、如何なものだろう？酒蔵は先祖代々、自蔵の酒を扱う特約店を大事にする文化があるそうだ！取引の大小に関わらず、古くからお付合いのある販売先を大切にする、日本古来の「わびさび」の文化が今も尚、脈々と息ついている。

そんな特約店のパイプを重んじる事も無く、自己の私利私欲のみで行う行為は、決して許されるものでは無いだろう！この世の中から、義理や人情が失せてしまっては何ともせちがなく、、、

ただ、今回の罰則の規定は無免許販売というところであり、高額で売った分の罰則では無いところに落とし穴がある！荒稼ぎをして、納税しなかったところを挙げられてはいるだけで、定価を異常に高額で売る行為については、罰則も無ければ違法行為にも該当しないところが最大の問題点なのでは？

売る側の「モラル」に委ねられているのが、今の現状なのだ。酒蔵で作り手が精魂込めたお酒を、永年の取引の中で懸命に販売をする、特約店との絆が守られる事を切に願いたい！

また、お逢いしましょう！


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