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ぶらり二人旅

2009-11-18 | キャンピングカー使い道の妄想
閑話休題。

ときどき、この「使い道の妄想」カテゴリーで、キャンピングカーがあったら、こういうことをするのになあ、という想像(妄想)について書くことにする。

いろいろ使い道は考えられるが、やはり、最初に挙げられるのは、予定を(あまり)決めずに旅行に行けるということだろうか。

我々夫婦は旅行は嫌いではないし、特に妻は段取りを決めるのが好きなので、「この日は○○に行って△△をして…」という旅もやらないわけではないし、そういうときでもそれなりに柔軟に予定を変えながら旅行しているのだが、キャンピングカーだと、さらに時間に縛られない旅ができそうだ、という期待感がある。おそらく、キャンピングカーの利用者や購入を考えている方のほとんどは、このようなメリットを特に重視する方が多いのではないかと思う。

通常の旅行と比較して、特にキャンピングカーが優れていることを述べるとすれば、以下のようなものではないか。

1.公共交通機関があまりないところにも行きやすい

街中ならバスや電車を乗り継いでもそれほど不便なく行くことができても、少し郊外になると、レンタカーなどの手段がないとお手上げな場合が多い。キャンピングカーであれば、駐車場の問題さえクリアーしてしまえば、場所から場所への移動は公共交通機関の制約を受けずにすることができる

2.途中で休憩を取りやすい

長旅になると、どうしても疲れてしまい、休み時間を取りたいと思うときも増えるが、キャンピングカーならば、道の駅やサービスエリアなどを利用して仮眠を取るのはそれほど難しくない。

3.宿を決める必要が(ほとんど)ないので、計画を変更しやすい

宿泊先を特に決めずに、気に入った場所で一泊増やしたり、逆に旅行を短く切り上げて帰ってきやすい。

4.普通の人が行きにくい時間帯に行きやすい

たとえば、深夜に出かけても、うまく宿泊場所を見つけられれば、目的地あるいはその近くで泊まって現地入りすることができるため、ETCの深夜割引などを利用しやすい。また、遊園地(近く)の駐車場に泊まって、開園時間の前から並ぶことなどもしやすい。

逆に、デメリットとすれば、以下のようなものだろうか

1.目的地には、自分(達)で運転して行かなければならない

電車や飛行機に乗れば、自分は運転(操縦)しなくても、気がつけば目的地に着いている。その間寝るなり、映画を見るなりはその人の自由である。しかし、キャンピングカーは、自分で運転しない限り、目的地には着かない。長距離の移動の場合、それなりに疲れることが予想される。

2.旅行に時間がかかる

1に良く似ているが、たとえば、新幹線なら1時間で着く距離であれば、キャンピングカーなら3時間はかかるだろう。飛行機が1時間で行く距離は15時間くらいかかるかもしれない。したがって、長い距離の旅行をしようと思ったら、時間がふんだんにある人でないと難しい。退職後の旅行など、時間に恵まれている人にとっては、これはあまり大きい問題ではないのかもしれないが、旅行に時間がかかるということは、自宅にいない時間がそれだけ多いことを意味するから、自宅にいれば問題ないことが、自宅にいないことで問題になる可能性もある。

3.旅先では必ず駐車場(あるいは仮眠できる場所)を見つけなければいけない

車で旅行をしなければ、駐車場は見つける必要はない。しかし、キャンピングカーで旅行をする場合、駐車場を見つけなければいけないし、立体駐車場には停められないことも多い。また、駐車料金もかかるため、都市部を旅行すると高くつく可能性が高い。キャンピングカーは普通車より大きいことが多いため、道の駅などでも駐車場が見つけにくかったり、大型車の隣に停めることにより、周囲の雑音などが気になる可能性もある。

とりあえず、思いつく限りメリット・デメリットを挙げたが、逆に言えば、これらのメリットを生かし、デメリットがあまり生じないスタイルの旅行をするには、キャンピングカーはかなり価値が高いということもできるだろう。個人的には、キャンピングカーがあったら、恐山に是非行ってみたい。