能登空港に飛来したとっても珍しい水陸両用機セスナT206H(登録記号JA007P)、宍道湖がホームグランドの機体で個人所有だそうです。
水上での離発着が出来るようにフロート(舟)が左右に二つある双フロート型の水上機。陸上でも運用できるようにフロートに引込み式の車輪が取り付けられています。
※フロートの舵は飛行中はラダーの役目を果たすそうです。
セスナT206Hって名前からするとセスナ社(アメリカ)の小型単発機(6人乗り)のモデル206ステイショネアがベースのような気がしますが未確認。機体そのものは通常の陸上機とほとんど差がないので、降着装置を取り替えるなどの簡単な改造のみで陸上機を水上機にすることができますが、車輪を取り付けただけ構造が複雑で重くなる一方、陸上機としては空気抵抗が大きすぎて性能が悪いなど、どちらの飛行機としても性能は中途半端。大型の機体では不利な点が大きくなるため、水陸両用機小型・中型飛行機が大半で、用途も救難や一部レジャーといった特殊なものに限られています。
セスナT206Hの背後は東京行きのANA定期便(A320)
水上機といっても離発着は波のほとんど無い穏やかな水面に限られるので、海のような波のある場所での使用はかなり難しそう。広い国土に無数の湖のあるカナダなんかでは便利に使っているようですが、日本じゃ無理かも。それに法的なことはわかりませんが、勝手にどこにでも降りていいわけでもなさそうだし、せっかくの機体ですが、利点を生かすには制約が多いかも知れませんね。
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キャビンにも補強が入っているらしく海でも白波なければ降りれるそうです。
あと水面は法的にはどこにでも降りて良いそう、川にも降りれるらしく、ヘリには敵いませんが普通の飛行機よりよほどいろいろな所に降りることが出来るそうです。
すごいですねぇ。
能登空港-和倉温泉の間の空路なんてのもおもしろいかも知れませんね。温泉宿に飛行機で横着けなんて他にはない魅力になりそう。
輪島港ではここ数年でヨットハーバーの整備も進んできているようなので、そういった施設が使えるとおもしろいかも知れませんね