ピンネの風に揺られて

気ままな日帰り山行

果てしなき山稜

2013年05月15日 05時06分15秒 | 

志水哲也 著:白山書房
北海道を縦断する「襟裳岬から宗谷岬」までの分水嶺、650Kmのうち
約600Kmを単独で、おそよ5ヶ月かけて踏破した記録です


彼は常に自問自答しています。「なにの目的の為の山行?」「どこへ行こうとしているのか?」「答はみつかるのだろうか?」
宮沢賢治を引用しています。<そしてわたしはまもなく死ぬであろう。けれどもわたしというのはいったい何だ。何べん考えなおし読みあさりそうともききこもうとも教えられても結局まだはっきりしていない。わたしというのは・・・>
そして彼は言う。「でも、だからといって、考えてもしょうがない、と言い捨てず、むしろ、考えること自体に意味があるのだと思う。僕はどこまでも考えたい、考え続けなくては。」「自分探しの旅に終わりはない」

”孤独力”を実践できた方のように思えます。
いまごろ何処の山を登っているのでしょうか?


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