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のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

チープシックよ永遠に

2013-08-11 00:07:53 | おされマインド
雑誌がつまらなくなって久しい昨今、
唯一、発売を楽しみにしているのが…

月刊誌『ポパイ』。

男子じゃないのに
若くもないのに

昨年のリニューアル以来、
表紙を見ただけでワクワク
(先月のカレー特集も表紙買い)

今号は、
チープシック特集

これを買わずにいらりょうか

元祖『チープシック』
(お金をかけないでシックに着こなす法)なら、
1977年の初版本を持ってますから。
翻訳版だけど。

あの時代、
ある種(どんな種だ)の女子にとっては、
バイブルのような本。
…だったんじゃなかろうか?

買った当時は、
10代の短大生。

チープシックを実践して登校したら、
先生からお叱りを受けること必至の
オカタイ学校に通っていた。

何しろ学校行事の登山にて。
手を洗うとき、
持ってたセーターがジャマだったので
ちょっと腰に巻いただけで、
どこで監視(?)していたのか、
すんげぇイキオイで先生がブッ飛んできて、
お小言ちょうだいしたほどだ

その後、通った美術学校は、
うってかわって、
チープシックの花園

街の洋品店で買ったオバサン服や、
ボロ市で見つけた古着を
それはそれはカッコよく着こなす達人が
ワラワラいた。

右へ倣えの無個性な着こなしとか、
ブランドで固めたおしゃれとか、
コバカにする風潮(校風?)すら
あったなぁ。。。

そんなチープシック教の信者ばりな
青春期を経て、幾星霜。

今、『チープシック』を見てみても、
好きなものって、
やっぱり昔と変わらない。

晴れ着より、作業着。
基本、働き着的なもの。

たしかに、子供の頃から、
大人になって早く仕事をしたかった。

華やかな歌舞伎の衣裳を見ていても、
いちばん好きで着てみたい(!?)のは、
『ういろう売り』の扮装(商人の働き着)
だったりする。

たかが着るもの。
されど着るもの。

『チープシック』は、
着るものについて考えながら、
着るものを剥がした奥にある、
自分の核なる精神まで
再確認できる本とも言える。

ただ、年齢を重ねるほど、
卓越したセンスに加え、
確固たる中身が伴わないと、
サマにならないチープシック。

大人のチープシック達人、
レディス部門は、
フジコ・ヘミングさんあたりだろうか。

ポパイの特集も見ごたえあり。
とりあえず保存版にします

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