きっかけはＲＣＣ

毎朝、ＲＣＣラジオを聴きながら
朝食をとっています

武田鉄矢の
『今朝の三枚おろし』は正味５分間位ですが…
けっこう彼の独断と偏見で語られる番組です

先々週でした…
「光市の母子殺害事件の本村さんの……」と
　　聞こえてきました

「あぁ～あの少年法がどうのこうのという事件ね！」
「死刑反対派の弁護人と争ったんだよね」

正直な話、私にはそれぐらいの思いしかなかったです

でも何気なく聴いていると
被害者遺族の本村さんの人となりもそうですが

彼を取り巻く温かい人たちのことが
語られていました

先ずは、奥村という警察官
最初は第一発見者の本村さんを
犯人では？と疑って取り調べた人
後にともに少年法を勉強しようと
生きる望みを失っていた本村さんの気持ちを
奮い起こさせた人

そして、勤めていた会社の工場長
事件後に本村さんが辞表を出した時に

「……　君は社会人として発言していってくれ
　労働も納税もしない人間が社会に訴えても、
　それはただの負け犬の遠吠えだ
　君は社会人たりなさい」と辞表を預かって
　温かく見守ってくれました

何気なく聴いていた私もこの辺りから
ちょっと真剣に聴き入るようになりました　

それはそれはたくさんの人が
本村さんを支えていっていることを
知りました
これまで泣き寝入りしていた犯罪被害者たちが
運動をおこして

犯罪被害者保護法が成立したこと

遺族傍聴席の確保、
公判記録の閲覧・コピーする権利が認められたこと

考えてみると
これまで認められてなかったということの方が
私にとってみれば意外でした
本当になんにも知らない自分に落胆です

昨今の事件でよく耳にする
「誰でもよかった…！！」という犯人の声

もし、自分がその事件に巻き込まれたら
いったいどうするだろう？？

罪を憎んで人を憎まずという諺があるけど
これってどうなんでしょうか？

平成２１年５月２１日から
裁判員制度が施行されます

今はマスコミもいろいろ騒いでいます

『死刑』『無期懲役』
人（罪）を裁くのは本当に難しいです

読んでみてそう思いました

辛い内容ですが
　　大切な部分を語れないマスコミ番組よりは
　　　　参考になると思います

武田鉄矢さんはこの本にそって２週間もかけて
問題定義をしてくれました

私も買って読みました
　　付箋だらけになっています……