レオままの気まぐれ猫日記

花とにゃんこが大好きなレオままのつぶやき、ぼやき・・・ 「我が家の猫事情」

前科2犯ゆえに・・・

2012-04-18 23:35:12 | 猫日記
さてさて、長くなった前記事からの続きです。

そういう生い立ちのせいか、師匠は私が過去に出会ってきた猫とはまったく性格も行動も違い

自称猫好きの私も、改めて猫の個性に気付かされることとなりました。

今までは、人間が猫を飼うというイメージ

人間が偉くて、強い。

動物は弱くて、人間が守ってあげるもの

そして、言うことを聞いてくれるのがいい子っていう思いこみ

だから、大切にする気持はあっても、なんか支配するというか

自分の思い通りに育てたいみたいなおごり高ぶった気持があったように思う


だけど、最近思うのは・・・

動物にも強い意志があって、姿かたちは違っても、私と対等だということ

いや、心の持ち方については、人間の方が劣ってるかもね




そしていよいよ「なんとか師匠を室内飼いにしたい」という本題に迫っていくわけですが

私が師匠をおうち猫にしたい理由としてあげるのは

*お土産に悩まされるから(これはまだ、我慢の範囲内)

*農薬とか除草剤とかを舐めてしまう可能性があるから

*土足で歩き回るから、家の中が汚れる(これも掃除すればよい)

*よその猫が入って来ようとして喧嘩になるのが困る

*事故や喧嘩での師匠の安否が心配

オシッコやうんちの健康チェックができない

ご近所さんより、猫を外に出すなと警告あり


特に問題なのは最後の2つ 

実は師匠のオシッコもうんちも、見たことがないし

してるところもみたことがないんです 

身体の異変に気付いてあげられる重要なポイントなのに、チェックのしようがない

そして、もしかしたらご近所さんのご迷惑になってるかもという後ろめたさ 


で、決定的な理由は・・・

師匠の強盗殺魚の罪(ぽにょ事件) 

水草やら、バドミントンの羽やら、細かな余罪もありますが

よそ様の金魚を2度に渡って襲ったのであります(お外で飼うのもどうかと思いますが)

1度目は自首して、こちらからお詫びに伺って事なきを得ましたが

1年後に再犯、今回は保健所に通報しますということで取り合ってもらえなかった  

あげく、猫を外に出すなという話まで・・・

こちらも、努力しますとしか言いようがなかったんですけどね 



そんなこんなで、トラブル回避の為にも、師匠の健康上の理由からも

私としては、おうち猫にしたいという想いが次第に膨らんでいったわけであります。




しかし師匠を閉じこめるにあたって、そのストレスが心配 

臆病で、恐がりの師匠・・・ 

ピンポ~ン♪が鳴ったり、電気ガス、水道メーター、浄化槽の点検etc・・・

人が敷地内に入って来るたびに、ダッシュで外に避難してます

走り抜ける車の音は平気ですが、近くに止まる車の音には異常に反応する

先日、師匠と寝室に居たときにたまたま来客があったんですが、私が抱きしめて

大丈夫だよ~って話しかけても、師匠はパニックで、開口呼吸まではいかないけど

ハァハァと鼻息も荒く、病院に行く車の中の時のような興奮状態になってました 



よそのお宅でも、押入れに逃げ込むとかは聞きますが、師匠にとっては家の中も安全とは認識してません

なので、へそ天もないし、爆睡っていうのもない

敷いて言えば、私とお布団に入ってる時だけが、びろ~んと伸びてるかなぁ

こんな状況で外に出られないのが耐えれるのかなぁというのが一つ


もう一つは、トイレのこと・・・

師匠はおうちトイレをまったく使いません

トイレの存在はレオが晩年使っていたので知ってるはずですが

トイレを我慢してしまう可能性が高いということ


実は昨夜、そっと猫玄関に障害物を置いて、夕方から出られなくしていたのですが

案の定、深夜になるとパトロールに行きたいのか?トイレにいきたいのか?

わお~ん、わお~んと大鳴きが始まりました。

出せ~というより、変なもんが置いてあって出られないよ~って感じで

リビングに居る旦那と2Fでベッドに入ってた私のところを何度も行ったり来たりして

一生懸命アピールして鳴く師匠

旦那も私も心を鬼にして無視、せめて、オシッコをトイレでしてくれるのが確認できたらなぁと

耳をふさいで、我慢してました。

かれこれ、2時間あまり師匠の戦いは続いた

が・・・

12時を回ったころ、急に静かになった

もしかして・・・  慌てて猫玄関を見に行くと、障害物はそのままだけど

思いも寄らない隙間から、とうとう師匠は強硬手段に出たようだ 

このままだと外から入れない

仕方なく元通りに置いていた障害物をよけた



師匠、ちゃんと帰ってきてくれるかな? 

ベッドの中で師匠の帰りを待つ

1時間・・・ 2時間・・・ いつもならこんなことないのに・・・


いろんなことが頭を巡った

異常なほどの師匠の警戒心もハンティングもすべて、師匠が学習した生きる術

すべては生きるための行動に他ならない

師匠にとっては何でもない当たり前の行動なのに、今更閉じこめるのは

人間に都合よく従わせようとしてるだけ?

ちょっぴり師匠を裏切った気持になった

猫は気ままで、好き勝手するというけど、人間の方がよっぽど我が儘、気まま、そして傲慢なんじゃないの?

師匠はレオ兄ぃから引き継いだ陣地を守らなきゃいけない

レオ兄ぃに教わった通りに車に気を付けながらパトロールして

遠出はダメだよ、夜はちゃんとレオままと寝るように・・・

ちゃんとレオ兄ぃからの教えを守ってるように思える

確かにお外には出るけど、そんなの24時間のうちのほんのわずかの時間

何事もなければ、たいていは家でおとなしく寝てる

こんな師匠の生活を私がひっくり返すのってどうなんだろ・・・


交通事故に遭ったって、病気になったって猫は誰のせいにもしない

事故責任で生きてるんだって、なんとなく今までの猫から教わったような気がする



小さい時から家の中しか知らない子は、かえってお外が怖くて出られないらしい

そんな子はきっとおうちの中が1番安心できて、幸せなんだろう


でも、師匠の幸せって・・・

閉じこめて、ストレス与えて・・・ 

安全だからって、それで長生きできるのかな?


師匠には師匠の生き方があるのかもしれない

人間も猫もひとりひとり、1匹1匹みんな違う



やっぱり師匠の生き方、尊重してあげようかな

具合が悪くなってもお外に行きたがったレオ

師匠もきっと「お外が命」

本能的に体力に自信がなくなったらお外にも出なくなるだろう




せめて、引っ越しとか何か環境の変化でもあれば、臆病な師匠のこと

知らないところのお外は怖がるかもしれない

でも、今のままじゃ師匠は混乱するだけだよな~

ある日突然こんな目に遭ったら、私でも気が狂いそうかもしれないと思う



そんなことを考えながら、またレオに神頼みをしていた

師匠が無事に帰ってきてくれますように・・・





そして深夜2時半を過ぎた頃、師匠が鳴きながら私のベッドに入ってきた


「師匠~~~、お帰り~」 










私の心はまだ揺れている

でも、心はなんとなくある方向に傾いてきた


私が師匠を全力でサポートするって決めたんだから

手強いけど、ぽにょのお宅に頑張って交渉しようかなぁと・・・

もっともっと友好を深めて、師匠のこと分かってもらえたらいいなぁと密かに願うレオままです






師匠のためなら、土下座だってするさ~ 




あっ、写真が1枚もないわ 


みなさんも読み疲れたでしょ? おやすみなさ~い 










うわっ、まためっちゃ長くて重い記事になっちゃった 

なんか頭の中でぐるぐるといろんなことが渦巻いて

文才もないので、文章も思いつくまま無駄に長い

みなさま、貴重なお時間を割いて読んでくださってありがとうございました。










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