ただメモ

まぁなんだなぁってことで

NGNに関する2つの記事

2008-02-14 | IT

「NGNの活用業務申請にユーザーから多数の賛同意見,総務省が意見募集結果を公表」(2007/11/28 ITpro 榊原康記者)では、寄せられた計34件の意見のうち「ユーザー企業による賛同意見は21件にも及んだ」としている。
まぁ61%の賛同ってな感じ。
でもって13件の反対はと言うと、ベタな引用で申し訳ないが

「一方,競合事業者は反対の意見。「NTT東西の原則的な事業範囲を都道府県内業務としたNTT再編の主旨に大きく反する」(STNet),「NTT東西によるさらなる寡占化を進めることになるので認めるべきではない」(ケイ・オプティコム),「イーサネット・サービスの県間役務提供は事実上,NTT東西による全国1社化にほかならない。公正な競争の確保に重大な支障を及ぼすおそれがあり,認可すべきではない」(中部テレコミュニケーション),「NTT東西の事業領域拡大につながる,NGNを利用した活用業務は認可すべきではない。NGNに関する接続ルールが整備されるまで活用業務の審査は保留すべき」(KDDI)など」 とされている。

でもって、こちらの記事
「NTT東西のNGNサービス認可申請に反対意見続出,総務省が意見募集結果を公表」(2008/02/13 ITpro 西畑浩憲記者)では、寄せられた意見が11件で、「他の通信事業者を中心に原案の内容や認可に反対する意見が多数を占めた」としている。
で、反対の内容はと言うと

「「NTT東西の1社化を認めることと同義」(STNet),「NTT再編時の構造分離を形骸化させる」(ケイ・オプティコム)とする反対意見が多く寄せられた。認可の判断時期についても,情報通信審議会でNGNの接続条件が別途審議されていることを挙げて,「(標準処理期間よりさらに)4カ月延長し,NGN接続ルールの策定後に審査をやり直すべき」(ソフトバンク),「ルール及び認可条件の具体的内容が固まるまで,認可を保留すべき」(KDDI)」

って、反対してた人らが重ねて反対してるんですね。しかも、前回の反対意見総数よりも寄せられた意見数事態が少ないってことは、反対の絶対数自体も少ないってこと。
賛成してる人らは、技術的なこととか良く分からんし、1回目で是非とも早くやってよって意見出したから、今回はまぁいいやろとかで意見を言うまでもなしって感じなのかなって読める。

こうやって続けて読むとね。

でも、後記事だけ読んだら違った印象になるんだろうな。
なぁんだ、NGNって奴には皆反対なんだって読めてしまいますよね。
「多数を占めた」って言い方にバイアスを感じてしまうのは深読みのし過ぎなんでしょうかねぇ?

で、なに?ってそれだけなんですけどもね(^_^;)