３月２４日(日)
０時日付が変わった頃から
頻繁に目を覚ます。
目を覚ましても起き上がったり
立ち上がらなければ失神は回避出来る。
薄暗いリビングのコタツで
家族が交互に仮眠をとりながら
バディがむくっと顔を上げる度に
頭をなでなでし寝かしつける。
そんな事を夜明けまで繰り返していた。
バディの息がハァハァ荒くなる
喉が渇いているのかと思い
シリンジで水を与えてみたら飲んでくれ
もっと水が飲みたかったのかトイレかな
５時半頃に我慢出来ず立ち上がり歩く
その時に失神をしてしまった。
普段は背中が少し曲がり気味なのに
失神する時は手足がピーンと突っ張り
首背中がグイっと反り返る。
そして脱力し失禁などをしてしまう
その場で酸素マスクをし落ち着かせるが
また起き上がろうと暴れ失神
心肺停止になり蘇生
呼吸心拍意識が戻ったら失神
心肺停止になり蘇生
バディ！ バディ！ バディ！
まだ逝っちゃダメ！ まだ逝っちゃダメ！
叩かれ揺り動かされ呼び戻され
そんな事を短時間で３回ぐらい繰り返す。
バディの心臓は限界のはず
なのにバディは諦めようとしなかった。
目玉が飛び出る程見開き
口を大きく開き全身で必死に呼吸をし
舌はだらんと垂れ
血の気の無い粘膜色で苦しんでいる
みんなの気持ちに応えて頑張るが
嬉しくもあり辛い瞬間でもあったのだ。
もう十分頑張ってくれたよね
もうすぐ６時１０分
家族全員が納得した上で決断し
ココと同じ時間に見送る事にしました。
最後はパパの腕の中で…。
やっとやっと逝かせてあげられたね
バディの表情が穏やかになる
本当に命が終わったのか
みんなが順番にバディを抱っこする
頑張ってくれたバディに
ありがとう
力が抜けていくバディ
もう苦しまなくていいんだからね
本当に逝ってしまった。
最後までお散歩には
連れて行ってあげられなかったね
大好きなお外だよ
ついこの間に
クンクンしたばかりのお花
もう嗅ぐ姿は見れないんだよね
たいままさんから頂いた
お肌に優しいグルーミングローションで
全身のお手入れをしてあげた。
まだ温もりを感じる
でも早くしないと駄目な事を
ココの時で知っていた。
死後硬直が始まる前に
汚れた洋服も着替えさせなければ
ココの時はコロンとした便
バディは下痢便がいっぱい出てきた。
手分けして急いでお手入れ
パパがバリカンで肉球の毛を刈ってくれ
ハサミで切った毛も全て保存した。
ココは洋服が苦手だったので
裸ん坊だったけど
バディには何を着せてあげようか
みんなで相談した結果
ココと共同で着れるお洋服を着せて
送ってあげる事にしました。
バディが我が家に来た時の
婿入り道具のオモチャも忘れずに
抱っこ抱っこしてね
一通り済んだ頃
娘がバディに桜を見せたいと言って
バイクで探しに行ってくれた。
きりっぴさんから情報も頂き
酸素ボンベを借りて
桜の咲く頃には
カートでお花見散歩をしようね
そんな計画も考えていた。
バディ…。
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