同じ道をあるいていても、はじめての花に出会う。日陰でみつけたかれんな真っ白い花。図鑑で調べるといちやくそう。薬草らしい。
東京では絶滅危惧種に指定されているらしい。
そのそばにもう1輪。これは同じ花か?
違うようにも見えるが手の届かない奥にあるので、葉っぱが見えない。
いつも歩く道は、北のほうへたんぼを突っ切って広いまっすぐな道が伸びている。以前この道の両側には大きなメタセコイヤの並木が続いていた。
2年前に全部のメタセコイヤを伐採してしまった。片側に電線があるのでそのこともあるのだろうが、せめて、もう片側のは残すことができなかったのだろうか。真夏のつよい日差しのなか、自転車で通う高校生もいるのに。
メタセコイヤは秋に紅葉してきれいだったのに。落葉するから田んぼによくなかったんだろうか。
だいたいにおいて、長期的な視点というものがないのだと思う。私の団地の遊歩道には、朴ノ木が植えてあったが40年ほど経って、今ではすべて切られた。せまい遊歩道に朴ノ木を植えるというのもおかしい。