Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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四国・うどんと温泉めぐりの旅2018/五日目

2019年01月31日 17時13分24秒 | 
高知の朝を迎える。昨夜は台風が通過したらしいのだが、大した被害も無く、街は平然としている。


昨日のリベンジでもう一度ひろめ市場へ。
しかし、朝早すぎて結局どの店も開いていていない。よっぽど縁がないみたい。


ひろめ市場は諦めて、高知城へ。


山内一豊がお出迎え。


立派な追手門。城に入る時は「攻め手」か、殿に呼ばれて「登城する」気持ちで。


うーむ、天守閣、聳え立っている。


登って来ました。もうすぐ到着。


二の丸から詰門という屋根付き渡り廊下の様な橋を渡って、本丸に侵入。
もしかしたら「曲者じゃ、出あぇ~!」と言って切り掛かられるかも…という緊迫感を持ってこの橋を渡ると楽しいでしょう。


着いてみたら、あら、可愛い天守閣。まぁ、僕は姫路城を観慣れてるからか。


天守閣に登った。


ここの凄い所は、天守閣のてっぺんが回廊になってて外を歩ける事。
手すり低っ!高所恐怖症の僕は少し足が震えた。かずら橋よりよっぽど怖い。


帰りは一豊の妻、千代に見送られる。「功名が辻」な気分。


近くのパン屋さん「ピポー」で朝食。
ここのパンがすごく美味しかった!普段、朝食はパン食なので、そろそろこういうのが欲しかったところ。

さて、朝食も済ませ、高知を後にする。高知自動車道を北上し香川県を目指す。

途中の大豊町で下の写真の光景を目の当たりにする。例によって写真は撮れてない。


ニュース画像。
走った時はこれと全く変わらず、片側の道路は完全に土砂に潰された状態のまま。手前の一本の道路が対面通行となっていて、進行方向左側に、デカい山が大きく崩れ落ちているのと、ポッキリ折れた高速道路の無残な姿を本当に間近に見ながら進むことになる。

ゾッとした。こないだの雨天の山中ドライブを思い出した。鉄砲水、土砂崩れ…。自然の前では人間なんてちっぽけで無力だ。生きてるだけで奇跡なんだなぁ…と改めて思い、身体が震えた。


香川到着。久々の讃岐富士に少し心に安堵が。

ブログを読んでる、うどんファンの皆さんにしたら「どこが、うどん巡りやねん!」とお思いでしょう。再開です。


まずは琴平の少し南にある「やまうち」さん。
ここは二日目に行こうと思って、あまりの暑さでジェラートに負けたお店。シコシコとコシの強い、いわゆる「エッジ系」うどんの名店。


シンプルに「冷や熱」のかけうどん。お~!美味い!
確かにシコシコしてて歯応えも気持ち良いけど、初日のホテルで食べたうどんの方が実は意外と歯応えに関しては有ったかも。


丸亀市に移動して、一番最初に行こうとして違う店に行ってしまった「なかむら」へ。


今回はトッピングにアゲとえび天を。
エッジ系ではないけど、ほどよく歯応えは有り、すすり涯の有るうどん。おつゆがこれまた美味い。外のテラスでも食べられるけど、冷房の効いた清潔なプレハブの店内でも食べられる。行列が出来る店らしいが、ラッキーな事に行列はなく、すぐに店内で食べる事が出来た。

さて、早くもやる事を終えてしまった。飛行機は夜の便。これからどうすれば良いのだ?地図アプリやら観光案内やらとニラメッコして、「五色台」という所が絶景らしいので行ってみる事に。五色台スカイラインをひたすら登る。途中、何台もの自衛隊の車両とすれ違う。なぜか不安になる。上ではとんでもない事が起こっているのでは?と。なにせ台風の後なのである。おっと、その前にガソリンがあとちょっとしかないじゃないか!また別の不安が…。


頂上の休暇村に着いた。雄大な景色を前にしてプールが有る。子供たちがはしゃいでいる。


しかし、変わった小さな山がポンポン並んでるなぁ。


地形的に海がもっと奥まで入り込んでたら、ちょうど海に浮かんでる数々の小さい島々と同じ感じになるんだろうな。


また暑くて屋内に避難。休暇村の割に中々のホテルです。


更に移動して、別の展望台へ。


海や漁村や島が近くに見えて、こちらも中々良い。


更に進むと、小豆島が見える展望台もある。
ただし、こちらは雑草が生い茂り、廃墟と化したドライブインが有り、中々のファンキーぶりである。

山を下り、心配だったガソリンを入れ、さぁ、まだ時間はたっぷり余っている。

…それなら温泉だ!これは温泉めぐりの旅だったじゃないか!

という事で、高松空港に近い温泉を検索したら、有るではないか!


仏生山温泉。入湯料600円。


ナトリウムー炭酸水素塩ー塩化物泉。pH7.5の弱アルカリ性。源泉温度32.6℃。
予想通り、ヌルヌルとしたアルカリ泉独特の肌触り。しかも塩化物泉。冬に入ると気持ちいいだろうな。スペイン建築のパティオの様に中庭を中心に回廊よろしく数種類の湯船が囲んだ形になっている。天高く、風が心地よく通り抜ける。いやぁ、最後にとても良い温泉に巡り逢えた。


しかも施設はモダンで清潔。美味しそうな手作りパンが売られてたので、また買って食べてしまった。



本当に色んな事が有って、疲れ果て、旅の記憶は「大変だった」「怖かった」しか残らなかったのだけど、こうして振り返ってみると、結構、良い思いを沢山してるではないか。なんだか、普段当たり前に生活していて、つい忘れがちな、「生きている」って事を深く考え、「生きてる事」に感謝する旅となった。

まぁ、それでも、旅行はのんびりと、な~んにも考えないでリラックス出来るに越したことはないけど。(笑)






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