いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

ハッピーバースデーフェリックス メンデルスゾーン

2020-02-02 | ピアノ、音楽

 2月3日は偉大な作曲家フェリックス・メンデルスゾーン氏の誕生日、その、フェリックス氏の誕生日にちなんで、フェリックス氏の曲のみを演奏するピアノイベントに参加してきた。Studio Felsenというスタジオで開催、昨年秋から弾き合い会で参加させていただいているのだが、美しい音色のピアノ、そして音楽を愛する方たちによる充実の演奏が聴ける弾きあい会で、参加のたびにどきどきしながらも励みにしているのだった。

 メンデルスゾーンということで何を弾こうかと考えたとき、人前で弾いた経験があり、内心十八番にしていたつもりの曲を弾くのもありなのではと思い取り組んだ無言歌集Op.53-2浮き雲とOp.53-3プレスㇳアジタート、しばらく弾いていなかったので今まで通りに弾けるようになることが先決だと思い取り組んだ。緊張しないためには人前で弾く機会も多くせねばと思い二か所別のところで弾いたりした。レッスンでは一旦学んできたはずのこの曲でありながら気づいていなかったことに気づかせていただきこの曲をさらに広く深く食い込んで演奏する姿勢を学んだ。そうしているうちに、一旦弾いた曲という感覚は横にやってあらたな曲に取り組むつもりで弾いたほうがよいのではないかと思えてきた。といいつつ、ついつい自分に甘い姿勢に。その一週間前にあった弾きあい会では固い音でぼろ出現^^;肝心なのは弾く回数ではなく練習時の集中度だという話を弾きあい会主催&顧問の先生からうかがい、自分の甘さを認識し考え方を変えたいと思った。残りの日々、レッスン内容を見直し一音一音音符を書いたときの作曲家の頭の中にある想いにも心を寄せてとことん繊細に納得できるようにと思って取り組んだ。そして当日。

 順番的には中間ぐらい、参加者の方たちの熱演の後で究極に緊張していたが、曲の中のここを伝えたい、こうしたいという思いを、演奏に、込める事だけはできたような気がする。感極まりすぎてここでと思ったところで弾き直してしまったのが残念だったけれど。楽譜も見て弾いちゃったし(写真)八年前と比べると肉体的な衰えも実感しているけれど、その曲の魅力を伝えられる演奏が出来るようになった気がしている。演奏についても温かい感想をいただき、なんと曲との出逢いに感謝していただけたりも。私こそ、その感想をくださった方たちの演奏から毎回新たな曲との出逢いをいただき刺激と感謝しっぱなしなのです。。。いつもありがとうございます!

 そう、演奏者の方たち、本当に、すごかったのです。作曲年代に合わせたプログラム、真ん中に私も弾いた無言歌が入り、前後も聴きごたえたっぷりの熱演が!この曲が大好きだという愛情が感じられる演奏がいっぱい。未知の曲もつぎつぎと、フェリックス・メンデルスゾーンってこんな曲も作っていたんだという発見が。連弾、歌、ヴァイオリン、フルートのアンサンブルも素敵!ラフマニノフ、ホロヴィッツ、自作の編曲が入った華麗な演奏、ヴァイオリンコンチェルトの一楽章やピアニストさんによる深い深いオラトリオを編曲した演奏も登場、しかもそれがスタジオ内で、本当に贅沢三昧なひとときでした。

 その後の打ち上げも楽しかった。限られた時間のなかでも音楽愛をつらぬきピアノや楽器に取り組み続けられている方たちのお話に元気づけられた。これからも思う存分ピアノを楽しんでいきたいと思った。