運動が得意でない我々夫婦、突如として必要となったという主人がボーリングをしようと言い出した。これは大変喜ばしいことだと思った私、即OKを出し某ボーリング場へと向かう。
そのボーリング場、なにしろ40年以上も前に建てられたという非常にレトロな建物、喫煙者もいたりしてなかなかな雰囲気だった。靴は自動販売機のようなところで借りられるという清潔感を重視した仕組み、職員さんたちの熱きボーリング愛を感じた。
レーンをボールが転がる音、そしてカッコーン、とピンが倒れる音、ああ、懐かしい。前回やったのは何年前だったかな。(ひどい成績だったけど)
私は最も軽いボール、主人は中ぐらいの重さのボールを借りて開始。投げる前の助走が大切だと思い、歩き方から気を付けようと思った。右足、左足、そしてもう一度右足、そしてボールを転がす。なんとかうまくいったときはピンが倒れるのだけど、外した時には溝掃除。なかなかストライクにはならなくて残念。主人、なかなかよかった(私よりは、なのだけど)それにしても、この動き、フォームや脱力に気を付け、バランス感覚を良くすることが、大切だと感じた。どこかの楽器と、一緒ではないか。
久しぶりにやったボーリング、とても楽しかった。
そして同じボーリング場の二階、レトロさが魅力だという喫茶店に向かう。さすが昔ながらの喫茶店、灰皿が置いてあるし机も椅子も歴史を感じる。以前から飲みたかったこちらの飲み物をいただく。レモンスカッシュ。

このレモンシュカッシュ、飲み物自体には甘み成分が全く入っていないのでそれだけを飲んだら酸っぱかった。そこからして本格的だ。甘みは右の容器にあるガムシロップを入れてつけるのだそうだ。すごいなあ。ちょっと脱線、ガムシロップってなんだろうと調べたら、砂糖、水、アラビアガムを煮て作られたシロップなのだそうだ。アラビアガムの粘着性によって長期保存においても砂糖の結晶が沈殿しない効果があるとのこと、なるほどね。
酸っぱいままのレモンスカッシュも美味しかったし、ガムシロップを入れたレモンシュカッシュも美味しかった。本格派レモンシュカッシュで締め、楽しいひとときだった。