「死の舞踏」の記事やYoutubeをたどってみたら、いろいろな記事や動画が見つかった。にわか知識なんだけど書いておく。
「死の舞踏」の原点はWikiによると、死の恐怖を前に人々が半狂乱になって踊り続けるという14世紀のフランス詩(14世紀のスペイン系ユダヤ人の説もある)が起源とされており、その詩をもとに絵画、壁画、版画の共通のテーマとなった。生前は王族、貴族、僧侶、農奴などの異なる身分に属しそれぞれの人生を生きていても、ある日訪れる死によって、身分や貧富の差なく、無に統合されてしまう、という死生観である。その背景には14世紀中期に流行したペスト(黒死病)による衝撃によるものが大きいとされている。
死の舞踏の絵画では、主に擬人化された「死」が、骸骨の姿で描かれている人影の行列を、墓場まで導く風景が描かれていることが多い。
このテーマに基づいた絵画である、ピサ(イタリア)のカンポサント(Camposanto)教会の14世紀のフレスコ画、「死の勝利」を見てインスピレーションを受けたリストはピアノ独奏を伴う管弦楽曲を1853年に作曲した(参照Wiki)。怒りの日の旋律をもとに、ピアノが華麗に活躍する。
リストのオーケストラ入りオリジナルの演奏のリンクである。重々しい行進ではじまる。なんだかムソルグスキーの「展覧会の絵」のような雰囲気も感じる。Enrico Pace というイタリアのピアニストの演奏を紹介する。
Enrico Pace plays Liszt - Totentanz (part 1 of 2)
Enrico Pace plays Liszt - Totentanz (part 2 of 2)
マキシムがリストの「死の舞踏」に基づいて華々しい演奏を繰り広げている。フィギュアスケート選手のイリーナ・スルツカヤ選手はこの演奏をもとに演技したことがあるとのことだ。
Maksim - Liszt
ちなみにリストのオリジナル版をもとにしたピアノ独奏の演奏が他にもあった。ヴァレンティーナ・リシッツァだ。青柳氏の編曲もよかったけど、こちらの演奏も神がかりな感じがする。終わりが中途半端なのが残念だ。彼女の演奏、他の曲も見事だと思う。生でも聴いてみたい。
Liszt Totentanz Valentina Lisitsa
一方サン・サーンスはフランスの詩人、アンリ・カザリスの詩「死の舞踏」をもとに「死の舞踏」を作った。こちらのほうが有名かもしれない。死神のヴァイオリンが怪しげなワルツを奏でる。出だし、ハープが12回Dの音を奏でるのだそうだ。 (参照Wiki)
こちらの演奏はこの演奏がお気に入り。ぞくぞくしてくる。Youtubeでありながら残念ながら動画ではないのだけど。他にも動画が山ほど入っている。
Danse Macabre(サン・サーンス)
サン・サーンスの「死の舞踏」もフィギュアスケートで人気のようだけど分かるような気がする。キム・ヨナ選手や織田信成選手の動画があった。
そしてなんとすごいのはリスト氏ときたらサン・サーンス作曲の「死の舞踏」にも手を加えてピアノ曲へと編曲したとのことだ。しかもその編曲にさらにホロヴィッツが編曲を加えているとのこと。アルカーディ・ヴォロドスのいい演奏を見つけたのだけどいつの間にか聴けなくなっていた。サンドロ・ロッソのこの演奏を紹介する。雰囲気でている。
Vladimir Horowitz Danse Macabre played by Sandro Russo
でもちょっと悔しいのだけどサン・サーンス原曲の「死の舞踏」のぞくぞく感はやっぱり弦楽器の演奏に軍配が上がりそうな気がする。一音で音の高さが変えられるところが妖しさを醸し出すのにぴったりなようで。
「死の舞踏」の原点はWikiによると、死の恐怖を前に人々が半狂乱になって踊り続けるという14世紀のフランス詩(14世紀のスペイン系ユダヤ人の説もある)が起源とされており、その詩をもとに絵画、壁画、版画の共通のテーマとなった。生前は王族、貴族、僧侶、農奴などの異なる身分に属しそれぞれの人生を生きていても、ある日訪れる死によって、身分や貧富の差なく、無に統合されてしまう、という死生観である。その背景には14世紀中期に流行したペスト(黒死病)による衝撃によるものが大きいとされている。
死の舞踏の絵画では、主に擬人化された「死」が、骸骨の姿で描かれている人影の行列を、墓場まで導く風景が描かれていることが多い。
このテーマに基づいた絵画である、ピサ(イタリア)のカンポサント(Camposanto)教会の14世紀のフレスコ画、「死の勝利」を見てインスピレーションを受けたリストはピアノ独奏を伴う管弦楽曲を1853年に作曲した(参照Wiki)。怒りの日の旋律をもとに、ピアノが華麗に活躍する。
リストのオーケストラ入りオリジナルの演奏のリンクである。重々しい行進ではじまる。なんだかムソルグスキーの「展覧会の絵」のような雰囲気も感じる。Enrico Pace というイタリアのピアニストの演奏を紹介する。
Enrico Pace plays Liszt - Totentanz (part 1 of 2)
Enrico Pace plays Liszt - Totentanz (part 2 of 2)
マキシムがリストの「死の舞踏」に基づいて華々しい演奏を繰り広げている。フィギュアスケート選手のイリーナ・スルツカヤ選手はこの演奏をもとに演技したことがあるとのことだ。
Maksim - Liszt
ちなみにリストのオリジナル版をもとにしたピアノ独奏の演奏が他にもあった。ヴァレンティーナ・リシッツァだ。青柳氏の編曲もよかったけど、こちらの演奏も神がかりな感じがする。終わりが中途半端なのが残念だ。彼女の演奏、他の曲も見事だと思う。生でも聴いてみたい。
Liszt Totentanz Valentina Lisitsa
一方サン・サーンスはフランスの詩人、アンリ・カザリスの詩「死の舞踏」をもとに「死の舞踏」を作った。こちらのほうが有名かもしれない。死神のヴァイオリンが怪しげなワルツを奏でる。出だし、ハープが12回Dの音を奏でるのだそうだ。 (参照Wiki)
こちらの演奏はこの演奏がお気に入り。ぞくぞくしてくる。Youtubeでありながら残念ながら動画ではないのだけど。他にも動画が山ほど入っている。
Danse Macabre(サン・サーンス)
サン・サーンスの「死の舞踏」もフィギュアスケートで人気のようだけど分かるような気がする。キム・ヨナ選手や織田信成選手の動画があった。
そしてなんとすごいのはリスト氏ときたらサン・サーンス作曲の「死の舞踏」にも手を加えてピアノ曲へと編曲したとのことだ。しかもその編曲にさらにホロヴィッツが編曲を加えているとのこと。アルカーディ・ヴォロドスのいい演奏を見つけたのだけどいつの間にか聴けなくなっていた。サンドロ・ロッソのこの演奏を紹介する。雰囲気でている。
Vladimir Horowitz Danse Macabre played by Sandro Russo
でもちょっと悔しいのだけどサン・サーンス原曲の「死の舞踏」のぞくぞく感はやっぱり弦楽器の演奏に軍配が上がりそうな気がする。一音で音の高さが変えられるところが妖しさを醸し出すのにぴったりなようで。
熱狂的ファンがいるのもうなずけます。
リストのほうの旋律はベルリオーズの幻想交響曲の第5楽章と同じですね~。
初めて気づきました。
http://www.youtube.com/watch?v=IrezpUWIY98
こちらの3分25秒過ぎあたりから出てきます。
訂正します
それから幻想交響曲の第5楽章の「ワルプルギスの夜の夢(O福さんは「サバトの夜の夢」と書いていました)とテーマが一緒ですね。びっくりしました。リストのほうが作曲年が後だけど、共通のテーマを用いているのにはなにか原因があるはず。
リストのほうのwikiに出ていたのですが、キリスト教の終末思想の一つである「怒りの日(ディエス・イレ)」の旋律が共通した旋律なんですよ。なんと楽譜も出ていました!いろいろな方面で用いられている普遍性のある旋律のようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%92%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%97%A5
幻想交響曲は他の曲もまた聴いてみます。
「死の舞踏」をコンサートで青柳氏が弾いたということを書いたため、私はずいぶん勉強させていただきました。
やっぱりベルリオーズ幻想交響曲のサバトの夜の夢とオリジナルが一緒だったんですね。似てるなあって思ってたんですよ。リストがベルリオーズのを盗作したわけじゃないんですね(笑)
サバトの夜の夢、ワルプルギスの夜の夢とも言うんですね。
サンサーンスの編曲のほうは、のここさんが仰るように、弦楽器の勝ちですね。
いろいろ楽しませていただきました。動画のアップありがとうございました。
http://imslp.info/files/imglnks/usimg/e/e2/IMSLP13359-Liszt_-_S525_Totentanz__siegel__mono.pdf
ベルリオーズの盗作でなくてよかったですよね。
第5番目の曲、O福さんがサバトの夜の夢、他のお二方がワルプルギスの夜の夢だと言われていたので同じではないかと思ってみたら同じでした。ちなみに私は何も知りませんでした(汗)バックグランドの知識を持っていたら話が発展しますよね。もっと知りたいと思いました。
サン・サーンスは雰囲気を出すのが難しいですよね。ピアノでどこまで出せるかなんですが。
動画本当にたくさんありますよね。びっくりしました。