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いろはにぴあの

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キット・アームストロング君とバッハのピアノ協奏曲第1番

2009年12月19日 | ピアノ・音楽
 昨日NHK教育で2009年NHK音楽祭を放送していた。オーケストラが奏でる故郷の名曲という企画で、各国の名指揮者と名オーケストラとが各地で生まれた名曲を演奏していて、非常に内容のある番組だったのだけど、その中でリッカルド・シャイー指揮、ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏に登場した少年と曲にくぎ付けになった。少年の名はキット・アームストロング、曲目はバッハ作曲ピアノ協奏曲 第1番。アームストロング君はあどけなさの残る17歳だったのだけど、バッハの演奏の時には実に堂々とのりのりでがんがん突き進む状態、オーケストラとも息を合わせバッハらしく安定した一定の速度で透き通るような美しい音色の演奏を披露していたのだった。中国系のアメリカ人で5才で作曲を始め、数学や科学にも才能を発揮しているというタダものではない彼。そこでyoutubeで音源を探したのだけど。。。なかった。まだメジャーではないようだ。
 アームストロング君だけではなくて、バッハのピアノ協奏曲第1番も気になっている。CDショップでのだめカンタービレ最終楽章のCDに入っている演奏がかかっていて聴き入ってしまった。いい曲だ。そして演奏するのはおそらく怖い曲。始めの段階で速度や雰囲気がかっちりと決まってしまうから。youtubeにはグレン・グールドやエリーヌ・グリモーの演奏が入っている。演奏もピアニストによって個性があって面白い。

 ところでショパンの曲作りですが。。。即興曲2番、後半の難しいところはほほえみをあらわしている最もチャーミングで気に入っているところなのだ。そして前半の難しいところは大地を踏みしめるようにダイナミックなところ。指の使い方は難しいけど気合さえあれば乗り越えられるはず。めりはりがあってドラマチックな演奏も目指せるはずなのだ。ペダルが難しいけど。。。。これは来年の課題ですね。ルービンシュタインのCDを聴いて感激したときのことを思い出そうと思った。

昨日の練習

2009年12月19日 | ピアノ・音楽
 ショパン、即興曲2番の後半部分の右手、指がうまく回っていないのでゆっくり練習。音色以前に手首が痛くならないように弾けるようになることのほうが大切ですね。もちろん音色もこだわりたいのだけど。つくづくいい曲だなあ、と思うのだけど、前半のダイナミックなところも含め、弾きこなすのは至難の技。来年はじめのレッスンがすごいことになりそうです(^^;)
 マズルカもゆっくり弾いています。どこをどのようにしたらよいのか練ることからしないとと思うのですが。。。中間部が実に素敵なんですけど、マズルカらしさを失わずにその素敵さをいかに出すかですね。

 というのに、その次の曲の譜読みにまで手を出しているのだから我ながらあきれます。古典派ソナタ全楽章1組、のつもりが2組、来年の目標にしたくなりました。(無理を承知で書いているので読み流したほうがいいかもしれません(^^;))実はハイドン、ベートーヴェンそれぞれに弾きたい曲があるのです。ハイドンはXVI32ロ短調というすご~くかっこいい曲。弾くだけなら難しくなさそうなのでまず弾けるようになりたいです。ベートーヴェンは昨日は6番の右手を弾いてみました。なかなか難しいしリズム感もいりそうだけどいい曲だなあと思います。ただショパンと同じく指遣いという面で正確に弾くのは難しそう。他にも気になる曲があるのだけど今の目星は6番。ただこんなことを書いていても即却下の可能性もあるのですが。。。こそ譜読みがんばっておこうと思います(^^;)

 それからシューベルトの即興曲Op.90-3やバッハの某曲や他のことも気になるし。。。って、時間と力量がどれだけあると思っているねん!

 年末事業も昨日までの休みの間にやり(質は問わないでくださいね)今日は社宅のお掃除。来週からちょっくらお仕事。あまり考えすぎずに飛び込んだほうがいいかもしれませんね。

その後

2009年12月15日 | ピアノ・音楽
 再び舞い戻った日常生活。買い物に行くと数の子、新巻鮭、お節などが売られていて正月に近づいていると感じる。
 
 そしてピアノ。今日は時間があった。しかも本番終了後の解放された状態。次の本番まで2ヶ月あるので今日はショパン以外の曲のざくざく譜読み大会を行った。初期のベートーヴェンソナタ、中期のハイドンソナタ、シューベルトの即興曲、バッハ、中村由利子などを主に右手で弾いてみた。まともに演奏したらどれも難しそうなのだけど、右手だけでしかも端折っているので弾けそうな気分だけにはなっている。今日私の手にかかった曲の中から将来白羽の矢が立つ曲があるのだろうか。本音を言うと自分の手にかかった曲は全部制覇したいのだけど時間というものは限られている。
 しかしそういうざくざくする御遊び時間が私にとっては最も楽しい時間でもある(笑)

 ちなみに本番が終わったはずのソナタ20番のはじめの装飾音が難しく感じられるようになった。弾き方を変えると装飾音も入れにくくなるのだろうか。いつか生ピアノでも試してみたほうがよさそうだ。

ベートーヴェンを弾く会

2009年12月14日 | ピアノ・音楽
 一昨日は12月12日(土)、「ベートーヴェンを弾く会」でソナタ20番を弾いてきた。

 確か5年ぐらい前だろうか、古典派のソナタをきちんと弾けるようになりたい、と思うようになったのは。基礎力をつけるためには古典派だと単純に思ったのを覚えている。あこがれはドラマチックなベートーヴェンの月光、テンペスト、ワルトシュタイン。しかしベートーヴェンを本格的に弾くのはあまりにも難しそうに思えたので、美しくとっつきやすそうなモーツァルトからいこうと思い、当時弾きやすそうに思えたK.283、K.330を弾いた。しかしそれは非常に甘かった。弾けたつもりが録音を聴いた瞬間撃沈。もう古典派ソナタなんかこりごりと思ったのだけど、今年がハイドンイヤーだというのも手伝ったのだろうか。古典派を弾きたいという思いが再び頭をもたげ始めた。モーツァルトでなくてハイドンなら弾けそうに思えてきたのと、井上直幸氏のDVDやよっしー^^さんのブログを通じてハイドンもいいではないか、と思えてきて、今年前半はHob.XVI.27に取り掛かった。ハイドンはモーツァルトよりも相性がよかったらしい。今年後半も続けてハイドンのソナタを弾こうと思っていた矢先、ようこさんから「ベートーヴェンを弾く会」に声をかけていただいた。ベートーヴェン、もともとあこがれていたし、古典派ソナタであることには変わりないし、監修のH先生の演奏をぜひ聴いてみたかった。上手な方がたくさん出演されそうだし、本格的な感じがしたのだけれど、出演することによって何か大きなものが得られそうに思えてきたので、参加することにした。
 その後転勤が決まったけれど、参加したいという思いは消えなかった。ソナタ20番。折角参加するからにはしっかり練習しようと思った。とにかく後悔だけはしたくなかった。
 
 そして本番。第5番、第6番、第9番、第11番、第13番、第16番、第17番、第18番、第19番、第20番、第26番、第30番、第31番が演奏された。
 第一部はサークルの仲間や知っている方が多く出られた。20分以上の長い演奏。ソナタ全楽章だから3曲~4曲。本当に譜読みだけでもエネルギーがいりそうで大変なのに、見事に音楽の流れが作られていた。特に印象的だったのが緩徐楽章。緩徐楽章は難しいと言われていた方もいたけど、私には非常に心に響いた。とても素敵だった。
 第二部は私の出る部。H先生も含め先生やプロの方が次々と。私はほとんどペダルを使わなかったのだけど、みんなペダルをいろいろなところで用いていて、ついつい見入っていた。H先生のピアノは美しかった。無駄な動きがなかった。指揮者カルロス・クライバーになったつもりで弾きたいと言われた方もいた。ダイナミックな演奏だった。その後も素敵な演奏が続いた。残念なのは、私自身演奏を純粋に心から聴き入ることができていたかが心許なかったことだ。なにしろ自分の出番が近付いている。とんでもないところに来てしまった、もっともっと念を入れて練習すればよかった、その場から逃げたいけれどそうしたらあの練習も広島に来た意味もなくなってしまう。そして挙句の果てにこういう考えに至った。この中で自分は一番下手だと思うから、これ以上捨てるものはないではないか、格好つけてもしかたないではないか、と。この考えは確信も持てて有効だった。仲間たちも来てくれていた。とてもうれしかったし心強かった。

 そして自分の番が来た。これ以上捨てるものはない、と思って前に出たはずだったけど、お辞儀をして椅子の高さを整えてピアノの前に座った瞬間そういうことも忘れ頭が真っ白に。落ちつけ落ち着け。最初の音はとっても大切。そういうときに鍵盤の位置が分からなくなったりしては困ると思ったけど無事にそのようなことにはならず、拍子を数え、最初の音を鳴らした。まあまあ鳴ったかな、と思う隙もなく曲が進む。でも緊張は解けなかった。手が笑うのだ。山から下りるときに足が笑うのと似たような現象。ヤ○ハでの練習の時にもそうだったので、予期していたことだったけど、やっぱり焦った。手よ早く落ち着いてくれ、と思いながら第一楽章のリピート。一回目よりは落ち着いた。そして後半に入る前の呼吸。無事にできてほっとした。やっと手が笑わなくなった。やれやれ。もっと早く落ち着いてほしかった。
 第二楽章は第一楽章よりも手が素直に動いてくれた。思いを音にこめることができたような気がした。でも気を抜いてはいけない。「脳に悪い7つの習慣」を思い出した。おかげで気を抜かずに最後まで進めることができた。
 終わった瞬間、一気に力が抜けたような気がした。とにかく最後まで弾ききれた。ほっとした。
 
 第三部は後期ソナタの告別、30番、31番。出演された方の思いがこもった熱い熱い演奏だった。技術的にも難しいと思うけど、精神的にも多くのことを求められる曲。自分の演奏の後だからだろうか、長かったけど心地よく聴くことができた。31番好きだなあ。技術が無限大にあったら弾いてみたい曲になってしまった。

 3時間20分の本番が終わり歓談の時間。先生方が多くいらっしゃる中私もちゃっかり顔を出させていただいた。演奏の感想、ピアノのある場所、今後の企画、弾きたい曲など、本当にベートーヴェンが好きな方たちの熱くて夢のある話がたくさん出てきた。H先生も夢をたくさん持っていらっしゃった。私もいつの間にか初対面の先生方に上手でしたなどと話しかけたりして、相当図太くなっていた。来年の話も出ていた。いざ出るとなったらまた大騒ぎしそうだということはすっかり忘れ、いいなあ、近かったら出ているだろうなあと思っていた。
 その後まつやんさん、かじやんさん、よっしー^^さんと打ち上げした。楽しかった。その後もずっと今までと同じように広島の練習会や飲み会に出続けそうな錯覚を覚えてしまった。
 
 でも今回の経験で私が得た最大の教訓は、「場違いだと思っていても経験を積めば場違いではなくなる、だから場違いだと思っていても勇気を持って飛び込んでみよう」ということだった。ピアノの面もだけど、他もそうかもしれない。その点でも、本企画に声をかけてくださったようこさんに心から感謝している。そしてこの企画をされたH先生や関係者の方たち、レッスンで率直なアドバイスをくださった先生、一緒に出演したサークルの仲間、応援してくれたサークルの仲間と相棒氏にも心から感謝している。

 もう一度改めて本番の録音から振り返ってみたい。今回自分ががんばれたと思えることと、課題だと思えたことをまとめてみた。

がんばれたと思えたこと
 音色:最大のコンプレックスだったが、肯定的な感想をいただいた。コンプレックス度が減ってうれしい。本当はまだまだなのかもしれないけれど。
 思い:こうありたい、という思いは伝えられたような気がする。

課題だと思えたこと
 拍感やリズム感:特に第1楽章。速度がいつの間にか早くなっていた。あせっていたというのは言いわけ。いかに落ち着いて弾けるかだ。
 装飾音:第1楽章ほぼ全滅だった。
 発音:出ていない音がいくつかあった。ちゃんと弾くこと

などだろうか。正確さの面で至らなかった。
 やっぱり経験を積むことが大切そうだな。

 というわけで、私の今年の本番はこれで終わった。これからのピアノ、目指す方向はまだはっきりしていないけど、これでよかったと思えるような選択をしたいものだ。その前にショパンがあった、がんばろう!

今ここを

2009年12月09日 | ピアノ・音楽
 立ち読みした音楽関係の本に書いてあったことだ。音楽以外でも大切なことなのだけど。。。音楽ではそういうことが多いように思う。

「今、ここを大切にしよう」

 非常に心に染みる。それだけ今出来ていないと思えることなのだ。子供のときの方がこういうことはよく出来ていたような気がするのだ。だからこそ、敢えてそのように心がけることが必要だと思った。
 泣いても笑ってもベートーベンのためにこちらで練習できるのはあと2日。

勉強になりました

2009年12月06日 | ピアノ・音楽
 昨日は松本和将氏の「効果的なペダルのテクニック」公開講座を聞きに、表参道に出かけてきました。表参道はとても華やかな雰囲気!洒落た店がたくさん並んでいて思わず軽くなる足取り。あのイルミネーションは11年ぶりだそうです。しかし原宿駅から目的地のカワイ表参道店への道のりは思ったよりもありました。地下鉄で行った方がよかったみたい。ちなみにカワイ表参道店 (特に2階と3階)のゴージャスさは一言では語りつくせませんでした。
 そして楽しみにしていた講座。非常に勉強になりました。ピアノの構造とともに解説されたので具体的でした。もちろん見事な演奏もついていました。語り口も気さくで優しかったし。ただ私にとってはかなり高度な内容でもありました。足も手も気をつけることは似ているのだ、ということに感激。しかし足も手も同じぐらいに注意を払わないといけないのだ、ということにはどきり。手だけでせいいっぱいです~。
 その後はカフェにでかけ音楽話やサークル話に浸っていたのでありました。楽しかったです!
 
 折角なので家でも復習しようと思ってDGPで試してみました。ペダルの踏み方から修正です。指の関節をペダルの縁に沿わせて踏んでみました。今までしっかりと足の幅広い部分を使って踏んでいた私にとってはかなりの改革です。指全体を使うというのも試みてみました。まさに初体験です。そうしながらメンデルスゾーンの「浮き雲」を弾いてみました。指がちょっと痛くなったし、なんだか別の曲を弾いているみたいな感覚だったけど、そのようにしてみると指の微妙な動きによってハーフペダルがやりやすいのかもしれませんね。ハーフペダルができるようになったら絶対に表現の幅が広がると思ったもの。しかし家のDGPくんではハーフペダルの微妙な感覚というものを再現することはできませんでした。スタジオで練習するときにどうなるかちょっと実験してみよう。

 いや、その前に本番に向けてがんばらなくちゃ。明日のレッスンがどきどきです(汗)。

もしお時間がありましたらアンケートを

2009年12月04日 | ピアノ・音楽
 昨日は1日4回ブログを更新した。これってちょっと恥ずかしい。

 しかも今回はさらに恥をさらす内容になりそうだ。
 昨日スタジオで録音したマイリハーサルその1、ベートーヴェンのソナタ20番については二つの音源がアップされている。一つ目は第1回目の録音、もう一つ目は帰る直前の録音だ。はじめの段階では絶対に帰る直前の録音のほうがよいと思っていた。しかし第1回目の録音はちょっとうるさいけど堂々としているではないか、と思えたときもあった。なんといい加減な耳なんでしょう!何度も聴き比べた結果、やっぱり帰る直前の方がよさそうにも思えてきているのだけど、このようにころころ変わる自分の感覚。もともと耳はいい方ではなかったし、自信もないのだ。もっと鍛えなければ、とは思っているんだけど。
 そこで演奏を聴いてくださった方にお尋ねしたくなりました。ベートーヴェンの20番、第1回目の演奏と帰る直前の演奏、どちらのほうがよさそうに(いや、正確にいえばマシそうに、です)思えましたか?もしお時間のある方がいらっしゃったらお願いします。ちなみにこのアンケート、秘密も厳守するし、自ら明らかにされない限りは誰が投票したかもわからないようになっています。投票してくださった方には心から感謝します。なお期間は来週の木曜日までといたします。できるだけ多くの方からの投票をお待ちしています。
 下のリンク先からお願いします。

アンケート

マイリハーサルその1

2009年12月03日 | ピアノ・音楽
 今日はスタジオで練習しました。会場はこのスタジオです。駅から近いし雰囲気もいいしお手頃料金だし3本ペダルだし調律もちゃんとされているのでお気に入りになっています。
 いつものことですが、時間が非常に短かかったです。ベートーヴェンの20番は出だしから気になってしまい、そこでやり直しをしたくなること数回。でも本番はうまくいかなくてもすぐに気を取り直して続けないといけませんね。他もそうだけど、失敗した時も気を取り直して弾き続けることが一番大切ですね。そういう意味でも緊迫感を味わおうと思ってリハ録音しました。
 こうやっても来週のレッスンになるとまた緊張するのかもしれませんが。。。(^^;)やっぱりピアノはきついけど楽しいです。今そういうことができていることを感謝しないといけないなと思いました。

考えてみたら

2009年12月02日 | ピアノ・音楽
 あと一週間と少しでなにかの本番だった。何度も弾いてきたし、仕事もしていなかったので、ゆとりを持って構えていたつもりのだけれど、考えてみたら遠征だし他の出演者の方たちは上手そうだし本格的な感じだし。観光やチェロの鑑賞や自分のテーマ曲を決める(爆)ことなど、他のことには気が回っていたけどこの緊張感のなさでよいのか。折角声をかけていただいたのに(そして非常にありがたく思っていたのに)このままでは後悔するぞよ。
 
 昨日は貴重なディスカウントショップで切符を買ったので出演資格は得たけど。
 
 結局スタジオも予約し生ピアノも弾けるようにした。来週初めにレッスンもあるのであとは気持ちをそちらに向けなくちゃ(--)おっとその前に今週末にも某講座があるのだけど。

低音弦楽器ルネサンス

2009年12月01日 | ピアノ・音楽
 このごろおやじの声にはまっている仲間がいるようだけど、私はおやじの楽器、ではなくて低音の楽器にはまっている。その名はチェロ。数年前ごろから気になり始め、それが形をなしてきたのが昨年秋のメンデルスゾーンの無言歌だ。チェロでも無言歌があったことに驚いた思い出がある。
 その後、エルガーやフォーレ、そしてサン・サーンスの白鳥やバッハの無伴奏もいいと思い始め、先日の生演奏でトリオもいいと思い始めた。どうも弦の低音にぞくぞくするみたい。ちなみにほとんど室内楽を作らなかったショパンがチェロソナタを作ったのは、チェロの低音とピアノの音とは競合しにくく調和しやすい、という考えがあったからだと、図書館にあった確かこのCDの解説にも書いてあり、妙に納得した。音程的にもチェロはピアノよりも低音部に持ってきやすいという考えもあったようだ。
 そして今はこの曲。「ブラームスのチェロソナタ第1番・第2番」。ロストロポーヴィチとゼルキンという大家同士の演奏が家にある。第1番、あまりにも美しすぎます、そして切なすぎます。ブラームスらしい厳しく冷徹な感じの曲だと書かれているけど、感情豊かで深くて心動かされる曲だと思う。そして第2番。1番よりも明るくアグレッシブで力強い。情熱的とも評されているけど、エネルギーの湧いてきそうな曲だと思う。他にもこの曲、デュ・プレとバレンボイム、ヨーヨーマとアックスなどのCDがあるようだけど。。。演奏のことについては私は他をあまり聴いていないのでなんとも言えないのだけど、とにかくブラームスのチェロソナタはいい、ということは明らかだ。この記事の文章、ブログに書くにしてはちょっと拙い内容なのかもしれませんが。。。ちなみにロストロポーヴィッチの演奏、もっといろいろと聴いてみたいものだ。彼はどうも自分を天才だと評しているらしいし、他の彼の演奏はもっとアグレッシブだというらしい。気合を入れるのには向いていそうな気がする。
 ピアノを演奏していてチェロのようなパートがでてくることってあるのだろうか?低音部に歌うような旋律があった場合は、チェロのように弾くとよさそうなところもありそうだけど。

 そこにはチェロのように地に足が着きながらも、感情の厚みのある人になりたい、という願望も含まれているのかもしれない。チェロって結構女性的だと思うしね。

 先日書いたテーマ曲、メンデルスゾーンの「浮き雲」に限定されつつある。そんなに長くないし、低音部に旋律も来てチェロを弾いている気分にもなれるし、弾いていて必ず盛り上がれるし。人にお聴かせすることは全く想定していないという前提つきですが。