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いろはにぴあの

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ギャップ

2010年04月20日 | ピアノ・音楽
 自分が演奏しているときは、思った通りに弾けているように思えていても、録音を聴いてみたら全然違う、ということが多々ある。そのようなギャップをなくすためにはどうしたらよいか。そこで演奏しているときの動きを以下の三段階に分けてみた。

段階1.耳で音を聴きとり認知する
段階2.聴きとって認知した内容をすぐ体全体に伝える
段階3.伝わった内容を体で的確に鍵盤やペダルに伝える

 段階1をうまく行うためには耳を鋭敏にすることが必要だ。演奏に役立つ形で耳を鋭敏にするためには、楽器の演奏中でも自分の耳を客席で聴こえている音に近い音に聴こえるようにすることだと思うが、それは物理的には厳しいように思える。読者の方で、演奏中でも自分の耳を、客席で聴こえている音に近い音に聴こえるようにすることが訓練によって可能になると思われる方はいらっしゃいますか?。
 段階2の認知した内容をすぐに体全体に伝える、というのは神経の伝達速度の問題になり、意識によって操作することが可能かどうか不明だ。訓練によって伝達速度が速くなるような気はする。運動神経もここに関係してきそうだ。
 段階3は段階1、段階2の内容を音に反映させることであり、まさにピアノの技術、テクニックそのものである。脱力や手首、指の角度も3に当たるであろう。段階3と段階1とを連動させることができたら大成功!

 段階1と段階3との連動を目指すためには段階2の速度を上げ段階3の力をつけることが必要だ。嗚呼、段階3!段階3の内容を子供のように自然とプログラミングできる時期はとっくに過ぎてしまったので、体に吸収しやすい形で意識することが大切だと思う。思いと音とがちゃんとつながりますように。

細部の積み重ね

2010年04月17日 | ピアノ・音楽
 今日は若きピアニストさんの演奏会に行ってきた。無料で抽選、申し込んでしばらく返事が来なかったので外れたと思った矢先に当選のお知らせがきたのだ。それでも今日は寒いしなかなか重い腰が上がらなかったのだが、折角のチャンスを逃しては勿体ないと思い出かけることにした。

 その演奏会、逃しては勿体ないどころか、とても素晴らしい内容だった。

 曲目は

ドビュッシー作曲
ベルガマスク組曲より 前奏曲
ベルガマスク組曲より 月の光
喜びの島

ショパン作曲
子守歌変二長調作品57
練習曲第12番ハ短調作品10-12 革命

休憩

ショパン作曲
前奏曲嬰ハ短調作品45
バラード第3番変イ長調作品47
バラード第1番ト短調作品23

 プロフィールには「研ぎ澄まされたタッチから奏でられるクリスタルの音色が彼女の個性を惹きたてている」というドイツ誌での絶賛、「あらゆる点で洗練されたピアニスト。自然な感性の流れ、満ち溢れる情感が高度なテクニックを介して洗練された表現に結晶される」というような華々しい紹介が書かれているので、どのようなすごい演奏をされるのだろうとどきどきしていたのだが、いい意味で裏切られた。

 確かに洗練されている。一つ一つの音に磨きがかけられており、とても繊細で研ぎ澄まされていたのだが、押しつけがましさがないのだ。音を生かし、音楽が自然に流れるように、音、音楽を大切に優しく扱っているということが伝わってきた。バラードのような大曲からもこのような解釈があるんだ、と発見させてくれるような箇所が数か所あった。自分でこうありたいという姿勢を大切にし、丁寧に解釈し、それを形にできるまでたゆまぬ努力をされてきたのだなあと。どんな大曲でも細部の積み重ねからなるのだということを教えられた。緻密な解釈を隅々まで表現するのにはものすごい体力がいると思う。その面でもすごいと思った。彼女ほどにはできなくても、彼女のような演奏に少しでも近づきたい、と思える演奏だった。
 トークもされた。ピアニストは華やかに見えるけどそうではなく、一人で音と向き合う孤独な時間がとても長い。しかしその作業はとても楽しい。練習中独り言を話していることもあるのでちょっと傍から見たらアブナイかもしれないと話されていた。それぞれの曲の由来についてもくわしく話をしてくださった。若くて美しい方だったのだが、気取ったところもなくトークからも演奏と同じく優しい人柄が感じとられた。

 一つ一つの積み重ねが大切だということを教えられた今日一日だった。

スタジオでの練習

2010年04月16日 | ピアノ・音楽
 スタジオで練習してきました。浮き雲の中間部へ移動するところ、なかなかうまく弾けないのでそこばかり弾いていたら時間があっという間に経ってしまいました。前よりも弾けるようになったかな。やっぱりピアノっていいなあと思いました。プレストアジタートの練習がほとんどできなかったのが残念。
 久しぶりに浮き雲の録音をアップします。

 ここ数日ちょっと気分がさえなかったのですが、そういうときこそいらいらせずに視野を広く向けることが大切だと思いました。特にせっかちなところ、治したほうがよさそう。

レッスン

2010年04月13日 | ピアノ・音楽
 今日は妄想を心に秘めたままレッスンに行ってきた。昨日の夢がそう簡単に覚めちゃったら困ります(笑)。

 レッスン内容は主にペダルとアーティキュレーションについてのアドバイスだった。特に浮き雲の中間部に入るところをすっきりさせようと。確かに自分で弾いていてもごちゃごちゃしたような感じがしていた。濁らないように美しく聴こえるようにペダルを踏まなくちゃ。またちゃんと弾こうとしたら余計な力が入っているというのがよく分かる状態。大きな音を出すということは速く打鍵するということなのだ、ということも分かってきたのだが、その速い打鍵というのがこれまた多種多様。
 ピアノはその人その人で出せる音が違うけど、そこに思いを込められたと思えるような練習&演奏を目指したいものです。
  
 ちなみに演奏のあり方って、

1.曲に自分から歩み寄るあり方



2.自分に曲を引き寄せるあり方

とがあるようだ。どこかのサイトに書いてあり、ピアニストの傾向もあげられていたような気がする。前者のあり方が誠実に見えるけど、後者のほうが生き生きして楽しそう。。ただそういう「楽しそう」に思える場合の後者というのは、「自己陶酔」に陥っているということも多々あるから厄介だ。

 折衷案、理想、けれども本当のところ何が言いたいのか分かりにくいあり方もあげられる。

3.曲に歩み寄りながらも自分に曲を引き寄せるあり方

 そんなことが出来たらすごいですね~。でも1か2のどちらかに偏るものではないだろうか。自分はどちらに向かって弾こうとしているか、という自覚ができたら理想かもしれない(でもそのようなことを本人が完全に自覚してしまっていたらかえってつまらないかもしれない)

 ちなみに私の場合、どちら寄りか以前に、耳で聴いて腑に落ちるように弾けることが目下の課題のようだ。

なつかしの曲

2010年04月09日 | ピアノ・音楽
 今日はなつかしの曲を弾いた。ショパンの「別れのワルツ」、シューマンの「夕べに」、ブルグミュラーの「牧歌」最初の「別れのワルツ」はピアノ再開後初めての発表会で弾いた曲、2番目の「夕べに」は数年前の発表会で弾いた曲、3番目の「牧歌」は昨日の楽曲分析にでてきてなつかしくなった曲。演奏はぼろぼろだったけど、弾いていて癒された。昨日も感じたのだけど「牧歌」って本当にいい曲だと思う。しみじみとくるところがこんなにあったなんて。昨日出てきた子供の曲、魅力的な曲がたくさんあった。あれだけで世界一周できる感じ。子供の時にああいう曲がレッスンにでてきていたら私もちゃんと練習したかもしれない。(いや、それは嘘だな。旋律が美しいと言われるピアノのABCでもその美しさすら分からずに次のラジリテやツェルニーに進むことばかり考えていたのだから(汗))

 ちなみに「風と木の詩」児童ポルノ規制法についての論争でなんと今日新聞で大きく採り上げられていた。ものすごい偶然。先日の記事以来この漫画に興味を持った私はアマゾンにこの漫画を注文したばかりだったのだ。このような話題になればなるほど読むことにしてよかったと思う。ちゃんとわきまえて読みますのでみなさま心配なさらないでくださいね~。(それに子供の教育のためにもそういう本を読んでおいたほうがいいと思う。竹宮さんも言っていたけど一番怖いのは純粋培養だと思うから。)

妄想分析!?

2010年04月09日 | ピアノ・音楽
 プレストアジタートと「風と木の詩」とを結び付けることに対しては賛否両論があるように思われるが(ちなみに私は「風と木の詩」は未読です。読む予定だけど)、弾く曲については客観的な楽曲分析をしながらも、そこから、またはその周辺から主観的な妄想もひそかにでも抱きながら演奏するほうが楽しいのでは、と思うのだ。

 その妄想が作曲家へと広がった例がこの話。。。マイミクのかおるさんが紹介くださっていた「僕のショパン」、実話のはずが妄想(ではなくて暴走)に走っている可能性(ではなくて危険性)もあるし、ひょっとしたら今の時点では作品に石を投げたくなる人もいるかもしれないけれど、とにかく笑えた。シューマンやメンデルスゾーンも登場するっていうし。続きが楽しみ~(^^)

楽曲分析

2010年04月09日 | ピアノ・音楽
 今日午前中は楽曲分析の参考になりそうな講座にでかけてきた。先生はその分野ではかなり有名な方なのだが、気さくで優しそうな方だった。今日扱った曲は幼稚園から小学生中学年にかけての曲が中心だったのだが、とても充実した内容だった。

 その中で印象的だったことは
1.曲にはいろいろな要素(例:縮小拡大、展開、逆行、反復等)があり、その中の特定の要素を見つけたら曲全体も展開しているととらえるとよい。
2.バロック時代は対位法の時代と思われているようだが実際はそうではない。基本的に対位法がもっとも栄えたのは中世ルネッサンス時代。対位法は旋律の重ね合わせが多いがバロックではそれを崩しはじめている傾向にある。ただバロック時代のバッハが作った曲には対位法を用いた曲に優れた作品が多かったため、バロック時代を対位法の時代ととらえられている節がある。
3.転調では演奏の色を変えること。とくにどのように転調したかをとらえることが大切。4度の転調だと周りを見渡すようで色彩感、開放感が生まれるが、5度だと緊張感、盛り上がった感じになりやすい。6度はかなり革新的な雰囲気。
4.その音の並びを旋律ととらえる基準は、前後の動きがみられるかどうかで決まる。みられたら旋律ととらえる。
5.同じ旋律が右と左とで登場する場合(対位法)などでは同じ音に聴こえるように弾く。しかし均等に弾くと言っても物理的に同じ強さに弾くのではなく、耳で聞いて同じように聴こえるようにすることが大切。ピアノの場合高音部のほうが音が鳴りにくく減衰しやすいということに注意。また同じ旋律が同じ声部で反復される場合はまったく同じようには弾かないほうがよい。
6.粒が細かく短い音符ほど軽く、長い音符ほど重い。言われてみればそうだと思うのだがなかなかそのようには思えないようなことだ。

などだろうか。具体的に曲の分析も行われ、非和声音やドッペルドミナント(「ドッペル」という言葉の堂々たる響き。しかしその和音についてはまだはっきりとはつかめていない私だった)の輝きに目をつけることが大切だということが分かった。また、音や和声の流れをみることによって、楽譜上に示されている強弱記号以外にも楽譜から強弱や弾き方の変化をつかむことができそうだということも分かった。楽譜に書かれている強弱記号と、音や和声の流れからとらえられる強弱とに矛盾が見られるケースもあり、先生もそういうところでは困られていたが、困られながらも音や和声の流れを大切にしたいという姿勢に共感が持てた。

 そこで私も今日学んだことを参考に曲を見つめてみようと思ったものの、どうも一筋縄ではいかなそう。でもここで書いたこともツールにはなるはず。まず輝く音から見つけてみようかな。あせらずにやってみよう。

ぽろろんろん

2010年04月06日 | ピアノ・音楽
 このごろ練習している曲はメンデルスゾーンの2曲のみになっていたが、一昨日の演奏会の影響か、童謡に関わりたくなってきた。コーラスに入ることも考えたが今はちょっと難しい。せめて歌を思い出せたらと思い、歌入りの楽譜「日本童謡唱歌全集」というものを購入した。楽譜通りの伴奏では弾きにくいところもあるので、その通りには弾かないかもしれないけれど、それ以前になつかしくて思い出したい童謡がたくさんありそれだけでわくわくした。
 しかし楽譜に載っていなくても自分の中で原風景となっている歌がある。昨日は雨が降っていたので「あめふりくまさん」。まるい雰囲気の旋律が大好きなのだ。ピアノも自己流で弾いてみた。原風景になっている曲を思い出すのっていいですね。ここに戻ればいいと思えるのだから。ちなみにちょっと前までは浮き雲も原風景の曲だったはず。練習するとなると立場が変わってしまうのかしら。まずいまずい。
 ちなみに旦那は先週末仕事関係だったが家に帰るなりピアノに向かってショパンをどかんと弾いていた。

 メンデルスゾーンはピアノ以外の曲についてあまりちゃんと聴いていなかったので協奏曲などそれ以外の曲を少しずつ聴こうと思っている。曲は予想以上に古典的で私にとってはとても親近感を感じるメロディーなのだが、そうである上に斬新な面があまりなかったため時代遅れとして正当に評価されていなかった面もあるようだ。すばらしいお姉さんもいたのにそのお姉さんの存在もそこまで言及されていないし。この文章に彼の生涯について書かれている。
 しかしさすがに昨年はメンデルスゾーンの立場が急上昇したようだ。見そびれたのだが年末には山口智子がメンデルスゾーンについての番組を放送しており、郷ひろみを連想させる曲があるというし(どの曲について感じたのか知りたいものだ)。それから漫画、絵、詩とメンデルスゾーンの曲とを自己流ながらも結び付けているサイトもあって興味深かった。(紹介したかったのだがセキュリティの関係でここでは紹介しないでおく)浮き雲がモネの「日傘をさす女」でプレストアジタート(胸騒ぎ)が竹宮恵子の「風と木の詩」か~。しかも詩まで入っているから思いも相当なものだ。このようにはいかなくても自分もその程度の想像力を持つようにしたら楽しそう。メンデルスゾーン、音楽を聴いたり文章を読んだりすればするほどもっと知りたいと思える作曲家だ。

音楽日和

2010年04月04日 | ピアノ・音楽
 昨日は臨時練習会を行った。広島のピアノサークルのメンバーで、こちらのピアノサークル結成の後押しをしてくださった仮装ぴあにすとさんが関東に来られるということで、折角だから集まろうということになったのだ。会場は東京中心よりはちょっと東方面で、ニューヨーク製のスタインウェイのあるところ。ちょっと分かりにくい場所だったのだが、広さもちょうどよく、外にはシャワー、上にロフトがあったりとなかなか楽しい雰囲気で、しかも音響も考えられているようなところだった。私達は集まる前にランチに行き、会場に押しかけたらすでに仮装さんが来られていた。お元気そう。久しぶり&初めての対面と自己紹介、順番に弾き始めた。トップバッターは手が大きくかなりのピアノの腕をお持ちのSさんが数日前に譜読みしたという曲を弾かれた。その後順番に弾いていった。スタインウェイの響きが会場いっぱいに響き渡っていい雰囲気だった。一巡した後仮装さんと連弾をすることになった。2年前の発表会で弾いたラフマニノフのピアノ協奏曲2番の簡易版だった。確か家でも練習したはずなのに舞い上がるし緊張するし。。。そういう中お隣から歌声が聴こえてきた。さすが仮装さん、そういう心意気が必要なんだ、と思いながらも私は舞い上がり固まったまま訳が分からずにずんずん進み、最後はもっと盛り上がりたかったと思いながら終了。他にも仮装さん&アヤ公さんとのかっこいい連弾を聴かせていただいたり、他の方、そして仮装さんの熱のこもった演奏を聴かせていただき楽しく充実したひとときを過ごしたのだった。みんなの演奏から歌心が伝わってきたような気がした。
 その後お茶をして音楽話で盛り上がり解散。楽しかった。

 今日はブログ友達のみーママさんのお嬢さんが演奏会でブラームスのトリオに出られ、会場が横浜市内だということだったので、これはとばかり聴きにでかけた。会場は池田コンサートサロンというところ。周りは美しい桜並木。隠れた桜の名所で、その桜の木を守ろうという思いも込められたコンサートのようだ。会場はピアノ教室にもなっていてしかも2台ピアノがあるのだが、こじんまりとしたアットホームな会場。2台ピアノの距離も近く感じた。演奏者たちの息遣いもしっかり伝わってきそうでわくわくしながら待っていたら、ひちりきを持った男性と打楽器(ベルとタンバリンの中に砂が入ったような楽器)を持った男性が入場。ひちりきは自分には分からないかもしれない、と思っていたが、演奏を聴いてびっくり。そうとうな迫力でエネルギッシュ。しかも純粋に日本的な感じではなく、洋楽の要素も持った親しみやすいメロディーも含まれていて聴きやすかった。
 次は歌。まずシャンソンのソロ。華やかな服装に身を包んだ演奏者の方が出てこられて元気のでる歌声を披露してくださった。そして近所の小学校のPTAコーラス。日本の春の歌を披露されたのだが、聴いている私もわくわくしてしまい、一緒に歌いたくなった。いいなあコーラス。沈静化されていた細胞が生き返ったような感じになった。
 その次は2台ピアノでおぼろ月夜とガーシュインの曲 (すみません、タイトル忘れました)が演奏された。前半のおぼろ月夜でしっとりとした落ち着いた雰囲気が作り出され、後半のガーシュインでは一転、躍動的でエネルギッシュでまるでピアノが弾んでいるような雰囲気。そう、そのように楽しめたらいいだろうな、と思える演奏だった。
 そして最後がみーママさんのお嬢さんとプロの方たちとのブラームスピアノ三重奏曲第1番。出だしからとても落ち着いていていい感じ。演奏が進み盛り上がるにつれて私の心も一緒に盛り上がり感極まってきた。お嬢さんの演奏から伝わってくるエネルギーと思いに涙腺が震えるわぶるぶる震えるわ。ピアノでしっかり歌っていた。私が書くのは説得力がないかもしれないが、プロの方たちとも対等に演奏されていたような気がする。息遣いもばっちり伝わってきて興奮と感動の瞬間を味わうことができた。素敵な演奏ありがとう。またぜひ聴かせてもらいたい、と思った。
 最後に聴衆も参加で滝廉太郎の「花」を歌った。日本で最初の合唱曲らしい。すっかり張り切ってしまった。最近使っていない体の一部を使え、デトックスになった。私もいよいよコーラスデビューしようかな。近場にそういうところがあったら行きたくなってきた。

 昨日と今日で音楽続きの2日間だったのだが、この2日間、私の根底に新たに流れたテーマは「歌」だったような気がする。最近なぜか縁が切れていた「歌」との縁を取り戻したいと思えたきっかけになったような気がする。

 しかしピアノで歌うということの難しさも感じている。自分では歌っているつもりでも、技術が伴わないとピアノでは歌っているように聴こえないことがあるのが悩ましいところ。そこらへんのギャップが埋められたらと思う。技術的に埋められなくても歌心さえがあれば自然に埋められることになっていたらいいのだけどな。

 ちなみに写真は今日の演奏会の会場近くの桜です。

レッスン日記

2010年04月01日 | ピアノ・音楽
 一昨日はレッスンだった。大体2週間ごとなのだが、今回は1週間後だった。ミルクパン効果はあっただろうか。

 今週は音の鳴らし方から始めた。鍵盤をできるだけ速く押し、鍵盤にもたれかかるようにし腕の重みを生かして音を出し、それから徐々に手首、腕と上にあげていき少しずつ音が消えていくというやり方を行った。ハノンでやってみたけど2小節でもいっぱいいっぱいだった。なかなかいい練習方法だと思った。
 その後プレストアジタート。右手の難しい部分を数か所取り出して練習した。フレーズ、自分ではできているつもりでも、そのように聴こえていないところがあるらしい。フレーズ感を出そうすると腕を振り回したくなるが、それは言語道断。次の音にスムーズにつなげるのもなかなか難しい。親指と人差し指の第3関節を支えにして弾くといいらしいのだが、その力が弱いらしく、その分指先や手首に力が行っていることがあるらしい。
 左手の難しい部分の練習方法も聞いた。そこはスピードを出さないといけないので、とにかく反復練習。ゆっくりの練習をしてきたが、その部分はゆっくりから段々速度を速めて練習するとよいということだった。
 ゆっくり弾いてなんとかここまで弾けるようになった。速く弾けるようになるのはまだまだだ。
 そうそう、プレストアジタートの和音を1度から順に弾いていった。そこにはまらない音はとくに大切にするように、と言われた。今までブログに書いてきたことを言われたのでうれしかった。これからじっくり見ていこうと思った。
 
 浮き雲の方が不安だった。再び弾いてみていかに弾けていないかが分かった曲だったから。出だしの右手、レガートに弾こうとしたのはいいけどもったりとしすぎたので、もっとまとまったフレーズに弾くといいとのことだった。レガートだけどまろやかにまとまって、というの、意外に難しいのだ。あと両方に来る三連符の連打。相当ごまかして弾いていたらしく、難しいところが続出。前回よりは進歩したらしいが。

 1週間後のレッスンを受けたのは初めてだが、できるのだったらそのほうがいいな、と思った。集中的にアドバイスをもらえるし、進歩も速いような気がするから。しかしこれができたのも今回だけ。

 来月中旬にむけてこの2曲から多くのことが得られるように練習していこうと思う。