


今日は息子の高校入学式です。
息子にアドバイスしたこと
概略
OODAを提案してみました。
聞きなれない言葉ですが「意思決定」をする方法の一種です。
単語の頭文字を取っています。
OBSERVEの「O」
ORIENTの「O」
DECIDEの「D」
ACTIONの「A」
訳すと「観察→状況を判断→意志を決定→実行」になり、これを繰り返すことが、判断力の向上に繋がります。
生活するうえで大切なのは「意思決定」です。
では、どのように説明したのか?
最初に「自分で判断出来ている」と伝えました。
それが正しいのか正しくないのかは「別」なんです(後述)
息子は先生のことをよく観察しているし、判断を下している。
ただ、嫌な先生と好きな先生の「何を比較」して「何が嫌」なのかを掘り下げて考えて見てほしい
そして、その先生だけが嫌なら、その授業だけやすんだらエエんと違う!?と
そうなんだけど、体育も嫌なんだと・・・・・
だから、学校に行きたくないんだって
これは息子の判断が「間違い」と受け取りますか?
私は、現時点では間違いかも知れないよと話しました。
他の生徒が体験・学べたことを拒否しているからなんです。
ここで、次の提案をしています。
もし、間違いと思ったら「次の手」を考えたら良いんだよ
正しいと思っていたことが、実は間違いなんてことは、世の中に出れば腐るほどある。
自分が正しいと思うのだったら、とことん掘り下げて進んで行けば良いとね
ここでの息子の反応は、やりたいことを我慢している!?ように私は感じました。
ここで私が「私学を勧めた」経緯を簡単に説明します。
息子は「理数系」が得意で、公立高校の理数科を希望していました。
学力的には「可能なライン」でしたが、如何せん「内申点が無い(休んでるもんで)」で、不合格確定でした。
私が、常々「公立」が良いと言っていた関係上、ランクを落して公立高校に行き、好きな進学塾に通う方法を当初押していました。それの方が家計に負担が少ない
それを息子も気にしていたと思います。
その中、息子が下した判断は無謀でも理数系を受けたいと
無謀というのは、息子もダメと思っている。
また、学校の試験も受けたり受けなかったりで判断が難しい
頼りになるのは、五木の模擬テスト
これに、息子は「B判定」だった。当然、アカンですわ
そして、今日から通う私学は「A判定」だった。
私は、人間は廻りに影響を受けやすいと思っている。
学ぶにしても仕事するのしても、悪い(偏差値が低い)環境では、モチベーションは保ち難いです。そう、廻りの環境はとても大切なんです。
これが、あったので「私学(専願)」で受けるべし!と半ば強要しています。
これが、経緯です。
そして、ここから私が話した内容です
お父さん、ランク落して公立高校に行って、進学塾も有りやで(前述)と言ってたけど
学力を維持する(理数系に進みたい)のであれば、学校のランクは高い方がエエ
私学(進学コース)に専願で受けろ!
それの方が、〇〇君の為になる(私は、息子を君付けしてます)
これは、従前から提案していた3つの一つなので、3番目の候補です
息子は「キョトン!?」としてましたよ
言うてることと「違うやん」って感じで・・・・・
ここで、落し文句が炸裂します。
考え方は変わってもエエんや!
間違いと思っていて、進めるのはアカン!
お父さんは、考え方を変えたんや(笑)
すぐに納得してくれた訳ではないですが、先ほども小出ししておりますが、今日はその高校の入学式です。
今後どうなるんかは、私も妻もそして息子も解らんと思う。
でも、判断したことがアカンと思った時に「変えても良い」と解っていれば、
修正は出来るし、それもまたいい勉強になると思っています。
これが、息子に教えてことです。
文章に書けば「なんだぁ~」となりますね(笑)
本日の締めくくりとして、私が判断した基準も書いてみます。
もう、息子にも妻にも娘にも話してしまったことなので良いでしょう。
判断したのは「五木の模擬テストの順位」です。
前述の合格判定「A」はというのは、志望学校の志望学部の上位20%に該当し
併せて、偏差値も充分上回っている。
これは、余程の事が無い限り合格するんです。
それと、内申点も考慮した公立高校も「A判定」だったのですが、偏差値が違い過ぎる
偏差値での判断は「どうかな?」と私ですら疑問に思いますよ。でも、偏差値が一番解りやすいんです。
ある程度の資料を収集出来たので、あとは知識を駆使して「判断」しただけです。
何ら難しいことはしていません。
ただ、知らないことを思い出すことは絶対にない、資料と知識は多い方が良いという考えに基づいたら、こうなっただけです。
私は、「建築の基本を学んでいない」からに尽きると思います。
私は先日、2級建築施工管理技士と1級建築施工管理技士の過去問題を解いてみました。
2級は全問正解(合格)
1級は6割正解(不合格)
でした、なので参考書を買って再勉強しようと頑張っております。
ここからが本題で「2級」という資格について書いてみます。
2級建築施工管理技士、合格率40%(要求される偏差値50)は、他の国家資格試験と比べると、試験難易度が高く「狭き門」と見えます。
しかし、60%が落ちるんですよ(タイトルの通り)
厳しい事を言いますが、これぐらいの問題は解けないと、かなりヤバいです。
無資格よりはマシ!というレベルです。
もし、それ以上の知識があるんなら1級取るやろうから、2級建築施工管理技士どまりの人はそんなもんやろと思う。
こういう言われ方をしたくなかったら、1級を取ったらエエだけのことです。
それが出来ないのは「建築の基本」を知らないからでしょうね
医学を極める場合は「基本→専門」になると思います。私もこれが王道と思っています。
王道を外している人が資格を取るということは、容易くないということです。
これを許容しているのが「建築業界」なんです。
これ以上、掘り下げるのはやめますが、一級(建築士・施工管理技士)を取得したければ、もう少し読んでいただきたい。
例題(不適切なものを選択)所謂4択問題
1 .風圧力による自然換気では、換気量は開口部面積と風速に比例する。
2 .室内外の温度差による自然換気では、給気口と排気口の高低差が大きいほど換気量は大きくなる。
3 .室内における必要換気量は、在室人数によらず一定になる。
4 .室内を風が通り抜けることを通風といい、もっぱら夏季の防暑対策として利用される。
答えは「3」
1は適切です。説明は要らんと思います。
2も適切です。これが1級になると「高さの平方根に比例する」という設問に変わります。
3は不適切です。(解説は後述)
4は適切です。説明は要らんと思います。
3が不適切なのは、人が多ければ必要酸素量が増えるからです。
インターネット上での解説では、
室内の二酸化炭素濃度を1000ppm以下にしなさいという規定が建築基準法にあります。
と書いているのが多いと思います。
そして、換気の目的は、汚染された空気(呼吸で出る二酸化炭素・体臭等)を排出することです。と括っています。
実は、ここでこの問題を終わらせる方が多いんです。
もう少し、解説を加えると
建築基準法施行令第20条の2のニ(1)において、炭酸ガスの含有率は1000/100万以下と記載がありますが、「二酸化炭素」「1000ppm以下」とは書いていないことを知って欲しい。
こうやって掘り下げることで「ppmの意味」や「建築基準法の施行令の前半」に書いてあることを覚えることが出来ます。
おそらく、聞いても見てもいないことを思い出せる人は居ないと思っています。
設問2においても、高低差でどれぐらい大きくなるんやろうと、疑問に思って掘り下げたら、絶対に覚えれます。
私の手法は、時間が必要かも知れませんが、こういう癖を付ければ、時間がとか苦痛とかというようには感じなくなります。
最後ですが、あえて残りの60%の方々のことは書きません、皆様の想像に任せます。