えー、これは昨年9月の話です。
昨年5月に瀬織津姫を廻る吟遊詩人・山水治夫氏に福島県・西会津に渓流釣りへ誘われ、その時、9月にの早池峰神社の参拝ツアーの企画を打ち明けられ、参加することとなった次第です。
ツアーには日本中から60人位??集まり大成功でした。
正直、こんなにも集まるとは思ってもみませんでした。当初は15人程度でこじんまりとした企画を考えていたようですしね。
その晩、宿泊組は早池峰神社側の釣り民宿に泊まり、多くの方々と親交を温め合った訳ですが、そのメンバーに地元・岩手県紫波姫町の町役場に務める方がいました。
その方は30代位ですかね。何でも白山神社(社務所なし)の神主でもあるらしいのですが、これからは自分も白山神社についても知識を深めねばならぬとの立派な決意から、このツアーに参加したようなんです。
まっ、白山神社の菊理姫は瀬織津姫と同神という事で、山水氏(以下めんどくさいからヤンズさんと書きます)に質問攻めし、何を思ったのか、今度はぼんやりと飲んでいる私に、話を聞きに来ました。
何と言うか、白山神社の神主さんが、私に白山信仰なんて聞いても仕方がないと思うのですがね。大丈夫かと心配になりましたわ。
私は東北人故、興味の対象は日本本来の日ノ本の神であり、朝鮮系の白山神社は正直、余り詳しくないのであります。
そんな私が知っている事と言えば・・・・・、
1.白山信仰はイザナミ尊、菊理姫、瀬織津姫を主に祭っている。
2.菊理姫は黄泉の国から帰ってきたイザナギ尊・イザナミ尊の穢を祓い、仲を取り持った。つまり、両神を括りつけたからククリ姫、つまり菊理姫と呼ばれるようになった。
3.伊豆系神社の神紋、九曜紋は菊理姫を表しており、太陽と北斗七星(日本では北斗七星は隠れて見えない星があると考えられており、星の数は8つ)をくくりつけたから菊理姫と呼ばれている。
っと、上記3つ位しか判りません。
まぁ、このように書くと菊理姫はイザナギ・イザナミ両神の仲を取り持った訳ですから、イザナミ尊ではないと言えますね。
そして黄泉の国とこの世の境界線で両神の穢を清めたという事は、その場所は三途の川原。
三途の川原に常駐しているといえば奪衣婆。つまり、チョット語弊が有るかも知れませんが瀬織津姫という事になります。
太陽と北斗七星を括りつけた点については、正直分かりません。
もしかして太陽神であり星神でもあると言う意味かも知れませんし、太陽神と星神のカップルも考えられます。
でもまあ、瀬織津姫を祀る早池峰神社の神紋は、法輪紋に九曜紋を重ねた紋です。
法輪紋は不動明王を表し、九曜紋は上記の通りです。
神紋からも菊理姫=瀬織津姫と言えるのではないでしょうかね。断言は出来ませんが・・・・。
つづく。
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記事の中で驚く今年が。白山は朝鮮系なんですね?なるほどそれ個人的に納得です。藤原さんが持ってきたなら近くに守護神のお二人がいるのもありかなあと。問題は元はこの山、どんな神がいたのか?気になってきましたよ。白山権現は好きだけどキクリヒメは苦手。白山の中に人格が多数ある。そしてそれなら瀬織津さんも同じなのかなあ?とびっくりしてます。
そして問題は麻にその山が関係あるのか?ですね。私の中では青と白は近い存在だけど青のが重要視しています。青は昔からいたはずで白が朝鮮経由で入ってきたなら理解しやすいです。もっとも根源は一緒のようにも思いますけど、女性のタイプは微妙に違う。麻は青なのか?7782
まだまだ謎多いですね。
白山信仰は難しいです。朝鮮由来の信仰は確かに伺えます。修験道も入りましたし。
ただ、日本の原始神道のタツに被せたと考えて間違いないと思います。
大地から発生するタツ。だから山、水、草木、蛇、熊、太陽等々、大地から発生するタツ。白山も水神信仰ですが、水も大地から発生する。その流れにあると思います。
麻も大地から発生する神の恵の植物です。繊維となり汚れを拭う。それも祓い清め。源流にはタツがあると思えます。