今日みたく雨ならきっと

2017-10-12 15:27:24 | 将棋
昨日は65期王座戦第4局が行われました。

中村六段が勝てば王座奪取。羽生王座が勝てばフルセットにもつれ込むという大一番でした。

戦型は予想通り角換わりになりました
。中盤から羽生王座が猛攻を仕掛ける展開になりましたが、中村六段の研究に嵌まり、羽生さんが負けてしまいました。

これにより羽生さんは13年ぶりに一冠に後退。中村六段は3回目のタイトル挑戦でのタイトル奪取。7大タイトルのうち、3タイトルを20代の棋士が手にしているという状態になりました。

複数タイトルを保持しているのは渡辺明二冠のみ。

年末には羽生-渡辺の竜王戦が行われます。もし羽生さんが勝てば永世7冠王となりますね。

この竜王戦が羽生さんにとっての正念場な気がします。ここで竜王をとれければ、タイトル100期もなくなる気がします。

なので、何が何でも竜王になって欲しいです。

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67期王将戦挑戦者決定りーぐが行われました。

斎藤-豊島という若手最強と言っても過言のない二人の対局でした。

今期の豊島八段は鬼のように強く、しかも後手番で無敗をほこっています。

この対局でも豊島八段が勝ち、後手不敗を更新しました。

ここまで勝ちまくっていてタイトルを持っていないんですから不思議なもんです。

豊島八段も中村王座もまだ20代半かと思いきや、二人とも20代後半になっていました。いつの間にか。

やはり棋士は20代後半から30代前半に覚醒するパターンが多いみたいですね。

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最近購入した久保&菅井の振り飛車研究という棋書を読んでいます。

菅井流4手目△3二飛車が好きなんですが、やっぱり角交換からの▲5五角で大変 という事が書いてありました。

他にも、ダイレクト向かい飛車の頁では▲6五角で実践的には居飛車指しやすいとありました。

両方とも私が後手番で採用する事が多い戦法です。そもそも後手番で相居飛車にしたくないと言う考えから、この二つの戦法を指すようにしたのですが、プロの目から見ても苦しい、というとどうなんでしょうかね。

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本日の名言
「これが今の実力として受け入れるしかないと思います。」by 羽生前王座