夜のバラード（１３）

１４日が総選挙。私が投票した候補者で当選した人はかつていない。開票番組を見ても、おもしろくもなんともないのが常であり、たまには当選しそうな候補へと信条を曲げようか、と思うこともあったが、投票所まで行くのがおっくうになり、棄権を繰り返した。今回も棄権しそうだ。

シンゾーが調子こいているので、石破を応援する気になった。彼の公式ＨＰをのぞいてみた。
イシバチャンネルという動画が売りのようだ。１５秒で見るのを止めた。
イシバチャンネルは石破ちゃん寝る。に改名したほうがいい。
鳥取県選出の代議士なので、地元を視野に据えているのは理解できるが、総理大臣として困難際まる日本のかじ取りを任すべき人間の公式ＨＰとは思えなかった。
動画は議員宿舎で撮影されているようで、背景には彼が読んだと思われる書籍の書棚が映っている。ほぼ全て軍事関係の書籍である。軍事おたく。と揶揄されるがこれではそれも仕方があるまい。
また、わたしはこの動画１５秒で、シンゾーの２選を覚悟しなければならなかった。
万一にも石破が総理ともなれば官僚主導はさらに強化され、国民不在はひどくなる一方だろう。
なぜなら、彼は主要大臣を卒なくこなし、現在、自民党の幹事長を経て地方なんちゃら大臣である。大臣を卒なくこなすということは、官僚のなすがままの政務の証左である。総理大臣になったとしても軍事以外、彼の政治理念を成実させることは無理と思われる。

国内ＧＤＰの結果で消費税が左右される。
そもそもＧＤＰって、誰がどんな方法で計算するんだ？
内閣府のＨＰでは、
（1）原系列について。 【供給側推計】以下の対応を平成 26 年 4-6 月期四半期別 GDP 速報の推計において行う。
・数量指数×価格指数を用いて出荷額を推計している品目（推計手法解説書中「参考４ ＱＥ推計に利用する主な基礎統計」における出荷額推計パターン 3 に相当）において、推計品目が課税対象であるが価格指数に賃金等の非課税系列を用いている場合、当該価格指数に改定後の消費税率を乗じた計数を用いて名目出荷額を推計する。
・建設業産出額のうち、付加価値額については、基礎統計に用いている建設業の雇用者報酬（「毎月勤労統計」（厚生労働省）の建設業定期給与（5 人以上事務所）×「労働力統計」（総務省）の建設業就業者数）に改定後の消費税率を乗じた計数を用いて推計する。これに、消費税率改定が基礎統計に反映されている資材投入分を合わせることにより、税込の建設業産出額を推計する。
・通常「生産動態統計」（経済産業省）を用いて推計している品目のうち、紙加工品、化・・。

要は省庁が発表する諸数値をひねくりまわして計算している。
もとになる省庁数値も各元調査で確定している。
各元調査とはなんじゃらほい。
要はアンケートである。物価指数は役人が特定のスーパーなどにゆき、特定の品物の値段を見て、今月は消費者物価が何パーセント上がった、下がったと発表する。
各業界団体に○○はどうですか？とアンケートを取り数値を発表する。
本当にＧＤＰは２％上がったのか、本当はマイナス２％なのかは誰も知らないわからない。というが真実である。アメリカが証明してくれている。
アメリカのＱＥ終了で日本株が高騰し、円安になっている。ＦＲＢの決定がシンゾーを調子づかせている。ＦＲＢとて各種ＩＮＤＥＸで決定している。しかし中間選挙ではアメリカの景気はよくなっていない！暮らしへ実感はないとして、オバマはレイムダック化した。

ここまで書いたが、腹が減ってきた。餃子の王将にでもいこうとしたが、王将も値上げになり、そんな贅沢もできない気分でいる。