戻れない道（５２） リスクはどうにでもなる

昼飯に近所の中国人が経営する食堂へ行った。Ｂ定食を頼んだ。チャーハンであった。量は４人分もあった。まづかった。油が少なく鍋の金属が移ったのかと思えるような味がした。３口ほど食べて、おねーちゃんに「持ち帰り」と一言言った。病院に寄って帰宅するとそのまま夕方まで寝てしまった。こんな暑い日日を過ごすには寝るのが一番と、老体が言っている。日が沈むころゴソゴソと起き出して、今、チャーハンを作り直して食べ終えたところだ。うまい。俺は最近の修行のおかげで食堂よりも上手に炒飯が作れるようになったようだ。これも食事の支度をしなくなった妻のおかげかもしれぬ。
うとうとしてた時に、ぼんやり気が付いた。戦争法案審議の初期のコロ、自衛隊のリスクが大きくなるのではないか。だから反対だ。リスクは日々の訓練と装備(兵器）の近代化でカバーできる。むしろリスクはイラク派兵の頃より低減する。だから賛成してくれとシンゾーが言っていた。この頃は冷戦後の中国の軍事的拡大により周辺のリスクが増大している。その為の法的切れ目を無くする新法だから賛成してくれ。だったら、これも訓練と装備の近代化でリスクは相殺されるのではないか。アメリカと中国は合同軍事訓練をする仲だ。中国がせめて来たって日本を助ける筈はないのに、馬鹿な議論をしたものだ。それより北にアメでも舐めさせて一緒に平和の歌を唄おうよ。と言ってやったほうが豚息子もその気になろうものを。