金もないのに京都フォーク・デイズという4枚組のCDを購入した。
パッケージがちゃっちいが、ラジオのチューニングが近畿放送になっていたので許そうと思う。40年前の懐かしい曲が入っていた。今、聞いてみるとつまらぬ曲も多いが、涙がちょちょ切れるのもある。一番の良かったのは、フォークルの「イムジン河」。名曲である。この名曲は井筒和幸監督のパッチギで全国的にお馴染みになったが、当時はフォークルの第2弾でどんなに笑わしてくれるんや。と思っていたら放送禁止。あの近畿放送でも放送禁止とは中学生の俺は納得できなかった。映画でケンコバの子分で「アチャー」と空手の型をかましていた俳優がマッサン鳥居タイショウの長男で出演していたのは思わず笑える。がっかりしたのは諸口あきらのリターントゥパラダイス。あんな歌が下手とは思っていなかった。世紀の名唱と思っていた我を恥じるばかりだ。当時の近畿放送の名物番組アクヤン。司会、諸口。ゲスト、河島英吾、バックスバニー、シモンズ、ちゃんちゃこ、などなど。思いで深い音楽番組だった。みんなは知らんと思うけど会場の椅子を並べていたのは実は、バイト好きのこの私だったのよ。
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