CUBA と言えば ！

ＣＵＢＡと言えば、やはり音楽でしょう。
昔から有名ですからねえ。歌い手にしても、打楽器にしても
ダンスのステップにしても。

もうずいぶん前のことですが、東京音楽祭というイベントがあり
ました。世界中から歌手やらアーチストやらを集めて、イッペン
に見せてくれる（？）嬉しい企画で，武道館で毎年一回開催され
ていました。

１９８６年だったか、この音楽祭にマイアミ・サウンド・マシーン
というバンドが登場し、「コンガ」でグランプリを受賞したことが
あります。

このグループはキューバ系で、実にノリの良いビートのきいた曲
「コンガ」を引っさげての来日でした。

この時の女性ボーカルがグロリア・エステファンです。
今や押しも押されぬ超有名人になってしまったグロリアですが、
アメリカでは知名度はあっても、当時はまだ日本ではそれほど
知られていませんでした。ましてや、後になってラテン・ポップス
を代表する歌手になるとは、本人も思っていなかったでしょうし、
あんな大事故に巻き込まれるとは予想だにしなかったと思います。

音楽祭本番の日、関係者兼その多大勢出演者のひとりであった
私めは、朝８時にはもうタキシードを着こみ武道館でスタンバッテ
ました。夜の本番まで、リハが続くため昼ご飯を除いては、ずっと
拘束されていたんですが、ひそかにマイアミ・サウンド・マシーン
の連中と接近する機会を狙っていました。

時折小泉キョンキョンが行ったり来たりしてましたが。。。
彼女も出演してました、はい。

彼らのスペイン語はやはりキューバ系ですねえ（当ったり前か！）。
独特の方言というか、このしゃべりかた、キューバだねえ、って感じ
でした。グロリアはそんな背の高いひとじゃありません、当時多分
３０才前でいつもニコニコしていました。話しらしい話しはする時間が
なく、（何せ出演者の数が多く本番直前までリハがある。）じゃあ、
後程またね、って感じで時間切れでしたが、結局彼らとはそれっきり
になっちゃいました。

この日のゲストは、デーオ、でお馴染みのハリー・べラフォンテ。
超大物です。さすが存在感ありますね。リハでもオーラがありました。
たしかブランコみたいのに乗って上の方からの登場って段取りでした。

夕方までリハをやり本番はアッという間。次ぎから次ぎへと進行して
行き、気がついた時はもう最後で、ＭＳＭのグランプリの発表でした。

グロリア・エステファンがこんなに有名になるならもっと親しくしておきゃ
良かったな。せめて彼氏のエミリオとコネくらいつけときゃな、とか。
あー、もったいない。

セリア・クルスが亡くなった現在じゃ彼女ほど影響力のあるひとはいな
いかも知れませんねえ、事故から奇跡のカムバックもして精神的にも
強いところを見せてますし。

ＣＵＢＡと言えば、で思い出したのでもうひとつ。

かつて地下鉄赤坂見附の近くに安宅産業とキューバが共同で
経営したキューバレストランがありました。その名もＨＡＢＡＮＡ
です。キューバ人のコックが来ていて結構高級な感じでしたが、
ここにキューバ人のミュージシャンが出演していて、たまに名の
有るひとが出ていることがあり良く通ったものです。
１９７０年代の後半かな、懐かしいです。