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上野逍遥ー東京の中の江戸その2

2005-04-25 00:56:04 | 江戸由縁東京旧聞
上野のあたりを散策してきました。天気も良くて散歩日和。
上野駅を出て線路沿いに右へしばらく行きます。

科学博物館のところを左折。この角に天海大僧正の両大師輪王寺
があります。まずここを見学しました。

天海大僧正といえば家康、秀忠、家光と三代の将軍に仕え百才以上
も長生きしたことで有名ですが、ここは天海と天海の尊敬した慈恵
大師の二人を祀ってあります。

次いで国立博物館を右手にして芸大の音楽部あたりで右折し、今日
の目的地のひとつである寛永寺に向かいました。

寛永寺は天海が創建したもので徳川幕府の保護のもと菩提寺となり
四代家綱、五代綱吉、八代吉宗等の歴代の将軍が眠っているところ
です。徳川家の霊廟というわけで特別の許可がないと中に入れない
のだそうです。 
うーむ。残念だがしかたありません。

ここからとって返し動物園の際を抜けて国宝東照宮に向かいました。
神君となった家康のために天海僧正と藤堂高虎によって寛永3年に創建
されたもので祭神は当然家康です。
日光に比べれば決して広いとはいえない参道には左右に数多の石灯籠
と銅灯篭が並び見事なものでした。

ずいぶん昔にここを訪ねたことがありましたがはっきり覚えていません。
歴史に対する意識が低かったのか、ただ古すぎて思い出せないのか断片
的な記憶しかありません。

参道の右側には五重の塔がすぐそばに見えます。現在あるのはここ
の五重の塔と池上にある本門寺、あとは浅草の再建された五重の塔
くらいでしょうか。社務所で拝観料を払い中に入ると社殿の外壁内壁
はかつては金色で輝いていたであろう気分にさせられます。

唐門には左甚五郎の作とされる上り龍、下り龍もありこのへんは
お馴染みのところ。

拝殿は間口7間、奥行き3間で慶安4年の建築。無論国宝です。
本殿は仕切られており中は見ることができませんでした。
他に家康公の御遺訓などがあります。

この後不忍池に出てぐるりと池の周囲を散歩して帰りました。
見損ねたところもあったのでまた次回出かけてみるつもりです。

明日は勘三郎を見に歌舞伎座へ。花の吉原仲之町、花魁道中を
見たばかりに心を奪われた佐野の絹商人は?? 
たっぷりと楽しんで来ます。中村ヤ~!
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