北千住の本格的パスタ料理

Osteria Cielo Azzurro オステリア・シエロ・アズッロと読みます。
去年あたりのオープンのようですよ。

オステリアとはイタリアでは元々ご飯を出してくれる宿のことらしい、
転じて食堂とか居酒屋の意で、単に居酒屋ならスペインならBODEGA
だけど、泊まれるんだからHOSTALってところかな。

シエロ・アズッロは青空のこと。スペイン語ならシエロ・アスールで
さしずめ「青空食堂」か「居酒屋青空」という感じかも。

北千住では以前はイタリア料理であまり良い評判を聞いていなかった
のですが、ひょんなことからここのマスターが実は我々夫婦が何度も
行く丸の内のイタリアパスタ料理のお店の出身であるということが分かり、
そこを紹介してくれた以前から付き合いのある外国人とその日本人の
奥様、さらには彼らと外地で偶然にも知り合いだったという、共通の
友人夫婦も急遽参加。さらにさらにそのまた共通の知り合いのご夫婦
もお見えになられ、何とも妙な偶然で繋がっている夫婦の組み合わせ
でパスタを食べに出かけてきました。

前もってネットで調べておいたのでお店には難なく到着。キャバレー
などが並ぶ怪しげな雰囲気の漂うあたり、と聞いておりましたが、
まさしく噂どおりの界隈でした。

昔マドリードに「セプ」というデパートがあり、その裏の辺りに怪しげ
な界隈がありましたが・・・
デパートといえば、「ガレリアードス・プレシアードス」とか「コルテ・
イングレス」とかいうのもありました・・・まあどうでも良いことです。

でも本当に可愛らしいお店ですね。８人も入ると一杯です。
カウンター席です。マスターひとりでやっているのでこれで手いっぱい
なんでしょう。お客様に喜ばれる上質の料理を作るには、ひとりでは
限度がありますからね。という訳で今夜はマスターのおまかせコース。

で、ともかくまずは飲み物というわけで、おまかせでイタリアの
スプマンテを頂きました。さっぱりとした味わいのシャンパンのよう
ですが、スプマンテは最近の売れ筋でもあります。皆さんで乾杯。

あって間に一本空けてしまいもう一本追加。全員で８人だもんね、
すぐ飲んじゃうよ。

口開けの一皿がこれがまたお任せの一品。特選の新鮮野菜に帆立貝、
生肉のオードブル風味。フーム,　美味しい。こりゃ。美味い。
何と特別に作ってくれた一皿みたいで嬉しいですねえ。見出しの
写真です。アンチョビのソースでいけますよ。もうこの辺でほろ酔い
ですねえ。

古い顔馴染みがお客にいるとマスターも腕を振るうのでしょうか。
特別な風味が漂います。気心が知れているというのは良いですね。

横に８人並ぶと話が大変。端と端は途中で席替えしなきゃ。

続いてパスタが二品。このうちのひとつはシコシコのウドンのような
パスタで、何とも言えない風味に溢れ美味しかったです。あまり
こういうパスタにはお目にかからないですね。四国の讃岐ウドンを思い
出させる、そういうアルデンテです。見た目もウドンのようでした。

ワインの白も頂きました。お隣さんは赤ワインです。そうそう、スプマンテ
を頂いた器が何とも品の良い珍しい形でした。

それと野菜が新鮮で美味しいです。芽キャベツの本当に若い小さい
のなんか甘くて口の中に香りが残り印象的な味でした。美味しいです。

食べるのとお喋りと飲むのに夢中で肝心のパスタの写真を撮り損じました。
今度はちゃんと撮ろう。

パスタの種類が多くてまた行ってみたいお店ですね。今度はどのパスタを
食べようかな。