Noriko

しあわせさがし、穏やかで心豊かなライフスタイルを求めて・・・ささやかなブログです。

おかえり、またあえたね ストリートチルドレン・トトのものがたり Story about steet children

2012-06-02 14:20:34 | 本の紹介Book Review

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石井光太 文  櫻井敦子 絵  東京書籍 2011年2月14日 第一版発行

この本は、UNICEF(世界子ども白書)、国連世界食糧計画WFP年次報告、ルーバン・カトリック大学疫学研究所「自然災害に関する統計データ」、米国総務省人身売買報告書、国連フォーラム「小型武器問題ー国連行動計画の履行と日本の取り組み」、UNHCR Japan 基本情報「数字で見る難民情勢」、国際連合UN「世界人口白書」、など信頼性が高い各種団体のデータ、または国際的に標準化された推計値を参考にしています。数値は、小数点以下を四捨五入するなど概算で表現した参考数字。為替レートは、2011年2月現在のものとして算出しています。

私が驚いたのは、親のいない子どもが、世界には約1億4000人もいる事です。 日本の人口より多い数の子どもが親を失っているのです。 その原因は、いくつもの理由があります。 親の病気、戦争、紛争、事故、暴力、災害・・・・など。もちろん、学校にも行けません。生活の為に仕事をしなくてはならない。 世界の5人に1人が1日、83円以下で暮らしているというのです。 スラムでは、水道も電気もなく、下水道がありません。道端で、生きていく子どもたちを、ストリート・チルドレンと言います。:Street Children

世界を救いたい!そう思っても一人で出来る事は小さく少ない。でも、国内外で起こっている事を、みんなで話し合ったり、その子らや、被害者の心に寄り添い、話したり、ご飯を一緒に食べたり…自分に出来る事をひとつひとつやって、行動していく事が、その一歩。 そこに行けなければ、ユニセフなどの団体にお金を寄付する。 大勢の人たちの寄付が集まって、途方もなく大きな額や量になる。 その事に誇りを持って、取り組みたい。

貧しい国では「人身売買」があります。 日本では考えられませんが、山火事、地震、洪水などの災害があった直後、家族はなんとか生き延びようと、子どもを売ってお金にすることがあるのです。又、家族を救うために自分から売られる事を選ぶ子どももいると書いてあります。 信じられないけど、事実です。見えないけれど、確かにある放射能と同じです

戦争や暴力によって、命を落とす人の数は1年に50万にもあるそうです。 原因の一つは、銃などの武器が人々の近くにある事です。 銃でなくとも、日本ではナイフで人々が刺されています。被害者やその家族の立場にたったら、どう思うか。世界の問題を考える時、常に相手の立場で物事を考え、自分の事として真剣に考える必要があります。そして、私が一番痛感するのは、放射能の未来など、今生きている大人の未来への責任として、何代も先の事を考えて、何を選択するのか考えるのが必要だという事です。

きれいな水が飲めなくて命を落とす人の数が、1時間に251人!日本では考えられません。今まで、世界の多くの国々に旅行や仕事で行きました。レストランで、最初に、無料できれいなお水が出されるのは、日本だけでした。どこに行っても、Bottled water つまり、「栓をしたボトルを自分で開けて飲む」、それが世界の常識です。

「難民」の問題は長い歴史があります。 戦争、紛争、災害、貧困、…故郷をなはれ、キャンプで生まれキャンプで育つ子どもたち・・・・。国をはなれ、外国にうつりすむ人の数、1時間4900人!先日、紹介した絵本「おとうさんのちず」の作者もそうでしたね。

病気で亡くなるのは子どもだけではありません。大人も同じです。世界の平均寿命は、日本82.7歳。カンボジア60.9歳。南アフリカ共和国51.6歳。なんと、アフガニスタンは43.8歳・・・・日本の半分くらいではないですか。 日本では、5歳以下の子供が亡くなる数が1人に対して、アフガニスタンでは、65人だそうです。その原因は、栄養、黴菌です。予防接種が必要です。結核のための薬は7円。小児まひの薬は20円。でも、国が戦争をしたりしているので、お医者さんにかかれないのです。

私が、とっても素晴らしいと思っている、日本のJOICEPという市ヶ谷にある団体は、募金だけでなく、文房具や学用品,ランドセルを途上国の子どもたちに送り、妊産婦のもとのに助産婦さんが出産の時にすぐいけるように自転車送っています。(事務所は市ヶ谷近くです。162-0845 東京都新宿区市谷田町1-10 保健会館新館 )http://www.joicfp.or.jp/jp/profile/

この本は、多くの信頼できるデータをもとに、世界の視野にたって、今の現実を、「トト」という9歳の男の子の、哀しく辛くても、その中で仲間と協力したり、楽しんだり、恋をしたりして成長するとても感動するお話です。私は、涙がこぼれ落ちました。この本のタイトル「おかえり、またあえたね」の題名。 なぜかというと、「トト」には、「ニコ」という妹がいました。「トト」は、毎日、市場から魚の骨や尻尾を取ってくるのが仕事でした。 その周りに残っているわずかなお肉を取って、妹の「ニコ」を育てていました。しかし、「ニコ」は、スラムにはやった病気にかかります。でも、お金ない「トト」をお医者さんは、二人を追い出したのです。・・・・そして、「ニコ」は亡くなります。その後、たくさんの辛い生活の中、それでも強く生き、「リンリン」という女の子と恋に落ち、赤ちゃんが生まれます。その赤ちゃんが「ニコ」の生まれ変わり・・・それで、「あかえり、またあえたね」というのです。 命の誕生は本当に尊いものです

Taday, I would like to introduce about a book titled "Welcome back, It's so nice to see you again!"

It is about a 9-year-old street child called Toto.  He has a sister called Niko. However Niko passed away because any doctors wouldn't  see Niko because Toto didn't have money to pay them. He lives out his life no matter how terrible his environment was.  He met a girl called Rinrin and fell in love and get a babygirl. That was the way he met his sisiter Niko again.

In the story, many data are shown what were from reliable institucitons like UN, UNICEF, WFP in UN, UNHCR Japan etc. as of Feb. 2011 (including exchanging rate.)

These data make us think of the serious problem currently occurs and what kind of dicisions or directions we, ADULT should make for the next generations to come. I believe it is one of each adult'a responsibility to think over.  Some examples are:

1 The numbers of the children who don't have any parents or cakers: 14.000.

2 One out of five child live on about 1 USD.

3 The number of the children who pass away: 1000 per hour.

4 The number of the people who got involved and damathe ged by natural disaster: 18000 per hour.

5 The number of the children who are sold in the developing countries: 136 per hour. Mostly because of their poverty caused by natural disaster like mountain fires, earthquakes, floods. The family lose their housed jobs and the parents sell their children.  In those children, they do that on their own to save their family...   In the country like Japan, it is just unbelievable but it is done in those developing county....this kind of fact is not recognized and invisible but there are the children sold.....it is just like the radioactivity. It is inVisible but they exist, when we use the radioactive detector. IN JAPAN, AFTER THE HUGE EATHQUAKE & TSUNAMI, INNER-& OUTER-RADIOACTIVE CONTAMINATION & DAMAGE OF NUCLEA PLANTS HAVE BEEN A BIG ISSUE.

6 The number of people who loose their lives because of the war, violence, guns: 500.000 per year (57 per hour)

7 The number of people who leave their own countries and live in the foreign countries (refugee): 4900 per hour.  There are so many children who are born in the fefugee camp and grow there and the old who pass away without being able to go back to their own countiries.

8 The average span of lives in :Japan 81.7  Cambodia 60.9    South-Africa 51.6     Afghanistan 43.8

9 The number of people who pass away because they cannot drink clean water: 251 pre hour  I have traveled about 50 countries before and Japan is the only country where the clean water is served in the restaurant our of no charge.

Lastly, I would like to introduce a wonderful Japanese NPO called JOICEP. This NPO's activity is very unique. Not only to raise money but JOICEP accepts the used bicycles for the nurses & doctors to arrive at the expecting mothers and to help giving birth to babies quickly and safely in the developing countries.  It also accept stationeries & used knapsacks from Japanese elementary school children. For more information, I recommend to click here. You could read in English what JOICEP does.→ http://www.joicfp.or.jp/jp/profile/