ガンビアは、西アフリカのガンビア川流域を領土とする細長い国で、周囲をセネガルに囲まれています。
元々はイギリスの植民地でしたが、1963年に自治権を獲得、1964年にガンビア・ポンドを通貨とし、1965年に独立しました。
その後、1971年から通貨単位がダラシに変更され、現在に至ります。
なお、1982年にはセネガルとセネガンビア連邦を設立しましたが、1989年に解体されています。
補助単位はブトゥツで、1ダラシ＝100ブトゥツです。
レバノンの5000リーブル(ポンド)紙幣です。
補助単位はピアストルで、1リーブル＝100ピアストルですが、インフレにより使用されていません。
現在の最高額面は10万リーブルで1リーブル≒0.07円です。
レバノンの国旗にも描かれているレバノン杉が両面に描かれています
モンゴルのトゥグルク紙幣です。
補助単位はムング(1トゥグルク＝100ムング)ですが、インフレのためほとんど使用されていません。
ソ連崩壊後民主化し、1992年に「モンゴル国」となりましたが、インフレが進行し、現在の最高額面紙幣は20000トゥグルクです。(100トゥグルク≒3.7円)
裏面は蒙古馬が描かれています。
表面には、革命家ダムディン・スフバートルの肖像
裏面は蒙古馬が描かれています。
ラオス1キープ紙幣です。
補助単位はアットで、1キープ＝100アットですが、インフレによって使われなくなりました。なお、インフレの進行により、現在は10万キープ紙幣まで発行されており、100キープ以下の紙幣はほとんど出回っていません。(1キープ＝0.012円)
また、かつてはアットの硬貨も発行されていましたが、現在は記念硬貨のみとなっています。
フィリピンの50ペソ紙幣です。
元々の通貨はペソでしたが、1967年から通貨単位をフィリピノ語に置き換えて表記しているので、紙幣にはピソと書いてあります。
同様に補助単位もセンタボからセンティモに変わっています。
ハイパーインフレ紙幣高額面ランキングの続きです。
第6位スルプスカ共和国 500億ディナール
第6位クライナ・セルビア人共和国 500億ディナール
第8位ザカフカース社会主義連邦(トランスコーカシア)ソビエト共和国 100億ルーブル(画像は10億ルーブル)
第9位中華民国(新張省銀行) 60億元
(金元券1万元互換)レプリカです。
第10位ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦 1億ディナール
第10位ポーランド 1億マルカ(画像は100万マルカ)
中華民国新張省銀行の60億元紙幣(金元券1万元互換)レプリカです。高額面通貨として世界第9位になります。
価値としては、一握り分の米(77粒や88粒との記事あり)と同価でした。
イスラエルの10イスラエル・リラ紙幣です。
イスラエルの通貨は、1948年の独立後は、イスラエル・リラでしたが、インフレの進行により、1980年には10分の1のデノミでシェケルに変更、更に1985年には1000分の1のデノミで新シェケルへ変更し、現在に至っています。
イタリアの100000～10000リラ紙幣です。
イタリアでは2002年以降ユーロが流通していますが、それまでの最高額面は50万リラでした。
こちらは5000～1000リラ紙幣です。
こちらは5000～1000リラ紙幣です。
トランスニストリア(沿ドニエストル・モルドバ共和国)の10000ルーブルです。
モルドバ共和国の東部を流れるドニエストル川東側沿岸、ウクライナとの間に位置し、1990年に独立を宣言しましたが、正式な国家としては認められていません。
5000ルーブルと10000ルーブル、10000ルーブルは1ルーブルに加刷されています。