アクエリアスの夜

初めて出会った日が　いつだったか　僕は　覚えてない
そして別れてしまったことも　なぜだったか　僕は　覚えてない

あのころは　切なくて　逢えても　やるせなかった
気分で逢って　朝には　さよなら　気のいい女性（ひと）だった
彼女だけは　いつまでも　僕のこと　忘れるはずはなかった
あれから　何年経ったか　自分のほうが　忘れかけてたくせに

なにもかもが　変わっていく　秋の夜風に　吹かれて

アクエリアスの夜
今夜は　雨になりそうだ　気持ちが　悲しくなってくる
涙ぐんでも　始まらない　これから　ただ今だけ　思い出されて
アクエリアスの夜
もう　恋心なんて　眠らせてしまえばいい　こんな雨の夜に
途方に暮れてる　これから　ただ今だけ　
溢れ出す　僕だけのラブ・ソング

なにもかもが　変わっていく　僕の気持ちが　乱されて
非情に生きていく術なら　秘訣を　訊きにおいでよ

涙ぐんでも　始まらない　これから　ただ今だけ　
溢れ出した　初めてのラブ・ソング

ふたり　裸で戯れた日々が　今は　懐かしい

なにもかもを　教えてあげる　僕の気持ちを　かき乱して
孤独に慣れていく術なら　秘訣を　教えてあげるよ

ひとり　裸で鏡の前で　今は　自分を見つめて