※2010年09月10日内容更新(属名表記変更等)

※花径約120mm。満作状態での開花ではないです。通常、ペタルはもっと綺麗に展開します。
■C. Marcia Foster‘Dark Beauty’AM/AOS
カトレヤ マルシア・フォスター‘ダーク・ビューティー’
(C. Mamie Eisenhower x C. Frank Lind (1/1/1962))
旧属名表記 Lc. Marcia Foster、Sc. Marcia Foster
C. Antonetta Mahan(アントネッタ・マハン)の親としてあまりにも有名な品種でありながら、現在ではほとんど見かける機会の無いクラシックの銘花で祖先に C. Rubens(ルーベンス)(= C. Hardyana x C. pumila (1/1/1903))を持つ、展開の良い整型花を生む系統として今なお一部の愛好家を虜にしてやまない「ルーベンス系」の品種です。
なお、この画像の株は所有者の方が2002年にハワイの蘭園から持ち帰られたもので真っ赤なリップが非常に印象的で、キメの細かい弁質は特筆すべき美しさでした。
ちなみに、本種を交配親として考えた場合、ルーベンス系の品種が持つ、マイナスの特徴を発現する子孫が現れるリスクも当然、想定されるわけで、例えば「花径が大きくなりにくい」「輪数が着きにくい」「株の状態・出来によって花容の安定性に欠ける」などの特徴を持つ子孫も現れる可能性は否めないと思います。特に個人的な感想として、ルーベンス系花のマイナスの特徴としては不作時に開花した花は極端にペタル幅が狭くなる傾向があるように思います。これはやはり、祖先の C. pumila の特徴を強く発現しているものではないかと思われます。
<入賞データ>
・AM/AOS = 82P, NS165mm, F=2, 1987年
◎C. Marcia Foster の親品種の交配
・C. Mamie Eisenhower = C. Chevalier x C. Britannia (1/1/1953)
・C. Frank Lind = C. Helen Wilmer x C. Windermere (1/1/1945)
<C. Marcia Foster‘Dark Beauty’別個体(一部)>
・Bob Sanker AM, CCM/AOS (89P) '04 (NS173mm) 15輪着花
<C. Marcia Foster を交配親とした品種登録実績一覧>
●“※マーク”が付いている交配は 2000年以降に登録された新品種です。
・C. Antonetta Mahan (C. Marcia Foster x C. J. A. Carbone (1/1/1977))
・C. Mishima Lord (C. Marcia Foster x C. Irene Finney (2/26/1992))
・C. Starke's May Queen (C. Marcia Foster x C. Irene Finney (1/1/1984))
※ C. Irene Finney = C. Elizabeth Carlson x C. Erwin Hausermann (1/1/1969)
・C. Betty Monroe (C. Carl Bornshine x C. Marcia Foster (6/2/2003))※

※C. Marcia Foster の子供(花径約160mm)
■C. Antonetta Mahan‘Memoire’BM/JOGA
カトレヤ アントネッタ・マハン‘メモワール’
(C. Marcia Foster x C. J. A. Carbone (1/1/1977))
●C. Antonetta Mahan についての記事は、こちらをクリック!

※C. Marcia Foster の子供(花径約150mm)
■C. Mishima Lord‘Zaoh’
カトレヤ ミシマ・ロード‘ザオウ’
(C. Marcia Foster x C. Irene Finney (2/26/1992))
●C. Mishima Lord についての記事は、こちらをクリック!
(上記、記事中の属名表記は最新属名を採用しました。そのため一部、過去記事との表記の相違等が発生する場合がございます。)
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※花径約120mm。満作状態での開花ではないです。通常、ペタルはもっと綺麗に展開します。
■C. Marcia Foster‘Dark Beauty’AM/AOS
カトレヤ マルシア・フォスター‘ダーク・ビューティー’
(C. Mamie Eisenhower x C. Frank Lind (1/1/1962))
旧属名表記 Lc. Marcia Foster、Sc. Marcia Foster
C. Antonetta Mahan(アントネッタ・マハン)の親としてあまりにも有名な品種でありながら、現在ではほとんど見かける機会の無いクラシックの銘花で祖先に C. Rubens(ルーベンス)(= C. Hardyana x C. pumila (1/1/1903))を持つ、展開の良い整型花を生む系統として今なお一部の愛好家を虜にしてやまない「ルーベンス系」の品種です。
なお、この画像の株は所有者の方が2002年にハワイの蘭園から持ち帰られたもので真っ赤なリップが非常に印象的で、キメの細かい弁質は特筆すべき美しさでした。
ちなみに、本種を交配親として考えた場合、ルーベンス系の品種が持つ、マイナスの特徴を発現する子孫が現れるリスクも当然、想定されるわけで、例えば「花径が大きくなりにくい」「輪数が着きにくい」「株の状態・出来によって花容の安定性に欠ける」などの特徴を持つ子孫も現れる可能性は否めないと思います。特に個人的な感想として、ルーベンス系花のマイナスの特徴としては不作時に開花した花は極端にペタル幅が狭くなる傾向があるように思います。これはやはり、祖先の C. pumila の特徴を強く発現しているものではないかと思われます。
<入賞データ>
・AM/AOS = 82P, NS165mm, F=2, 1987年
◎C. Marcia Foster の親品種の交配
・C. Mamie Eisenhower = C. Chevalier x C. Britannia (1/1/1953)
・C. Frank Lind = C. Helen Wilmer x C. Windermere (1/1/1945)
<C. Marcia Foster‘Dark Beauty’別個体(一部)>
・Bob Sanker AM, CCM/AOS (89P) '04 (NS173mm) 15輪着花
<C. Marcia Foster を交配親とした品種登録実績一覧>
●“※マーク”が付いている交配は 2000年以降に登録された新品種です。
・C. Antonetta Mahan (C. Marcia Foster x C. J. A. Carbone (1/1/1977))
・C. Mishima Lord (C. Marcia Foster x C. Irene Finney (2/26/1992))
・C. Starke's May Queen (C. Marcia Foster x C. Irene Finney (1/1/1984))
※ C. Irene Finney = C. Elizabeth Carlson x C. Erwin Hausermann (1/1/1969)
・C. Betty Monroe (C. Carl Bornshine x C. Marcia Foster (6/2/2003))※

※C. Marcia Foster の子供(花径約160mm)
■C. Antonetta Mahan‘Memoire’BM/JOGA
カトレヤ アントネッタ・マハン‘メモワール’
(C. Marcia Foster x C. J. A. Carbone (1/1/1977))
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※C. Marcia Foster の子供(花径約150mm)
■C. Mishima Lord‘Zaoh’
カトレヤ ミシマ・ロード‘ザオウ’
(C. Marcia Foster x C. Irene Finney (2/26/1992))
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