西弘次 『子どもにツケをまわさない!』自由を求める一市民として再出発

ミーゼス・ハイエクに連なる古典的自由主義の社会を目指して活動をしています。

栃木の人車鉄道

2009年12月09日 | 政治ネタ
昨日から気になる企画展が始まった。
それは「栃木の人車鉄道」です。会場は「栃木県立文書館」。
栃木県も近代には各地に鉄道が走っていました。
その多くは廃線になり、その面影もほんの僅かを除いてほとんどが消え去ってしまっています。

鉄道ファンというほどではありませんが、鉄道好きの私としては過去の鉄道やその町並みにはとても興味があります。

どの程度の資料が展示されているのかは分かりませんが、この企画は必ず立ち寄りたいと思っています。
チラシには「喜連川の町並みと人車鉄道」や「岩舟人車鉄道株式会社仮株券」などの写真が掲載されています。

「人車鉄道(人車軌道)」というのは「人が客車や貨車を押す鉄道」の事で、明治から昭和に掛けて投資コストの安さなどから各地で使われた鉄道です。人が押すためにスピードが出ず、途中から機関車やガソリンカーや馬などの動力に切り替わった路線もありますが、多くは最後まで人力だったそうです。
1891年に開業した静岡県の「藤枝焼津間軌道」を皮切りに全国に35の路線(石材や木材輸送の専用軌道含め)が開通しましたが、1959年にやはり静岡県の「島田軌道」が廃止され日本国内から姿を消しました。
実はその中でも栃木県には「那須人車軌道、喜連川人車鉄道、宇都宮石材軌道、野州人車鉄道、鍋山人車軌道、岩舟人車鉄道、乙女人車軌道」という7路線がありました。
これは全国一の路線数だったのです!なにせ35路線のうちの7路線ですから…。
ちなみに2番手が5路線の静岡県です。

詳しいサイトを発見しましたのでご紹介します。
是非とも一度ご覧になって下さい!

・人車鉄道の世界~我が国に実在した人車軌道 人車鉄道~
 http://www.kk-net.com/~tabuchi/JINSHA.htm


さて栃木県立文書館というのは、一般的には聞き慣れない組織・建物だと思いますが、行政の中でとても重要な業務を行っている部署です。
詳細については栃木県のサイトの内容を転載します。

「公文書や古文書は 、貴重な「時の証言者 として永久に子孫に伝えていかなければならない歴史的資料です。
 栃木県立文書館には現在、およそ22万点の古文書、約3千冊の行政文書(管理委任文書)の他、複製史料などが収集され、公開されています。これらを、文書館の閲覧室で利用することができます。ただし一部の文書には、個人情報に関することなど閲覧を制限しているものがありますのでご了承ください。
 なお、行政文書につきましては文書館法に定められた期間が経過し、目録作成の終了したものについて閲覧が可能です。(現在、昭和40年までのものが利用可能です。)」※以上、栃木県公式サイトより転載

行政だからこそ手に入る資料や、行政だからこそ管理運営できる資料などを次の世代のために収集管理する組織です。
私の中では行政の中で最も重要な組織・業務の一つと認識しています。




■栃木の人車鉄道 平成21年度栃木県立文書館企画展

・会場 栃木県庁昭和館3階展示室「近代栃木のすがた」
 http://www.pref.tochigi.lg.jp/education/bunka/monjyokan/resources/1245715160952.ppt        
・展示期間 平成21年12月8日(火)~平成22年1月15日(金)
      (12月29日~1月3日閉館)

・開館時間 平日 午前8時30分~午後7時  土日祝日 午前10時~午後7時

・問合せ 県立文書館
  〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20県庁南館2階
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