珍道中 スペイン旅行記 その4

2010-01-11 10:51:30 | 旅行記

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長距離バスの道中、晴れ間の一切見えない曇り空のような表情をいつまでもして

いる訳にもいかず自分自身に「過去は過去!いつまでもクヨクヨ悩むな!」と呪文

のように言い聞かせモチベーションを上げる事に努めた。

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すると次第にオモチャを買ってもらえず駄々をこねくりまわしている悪魔の子供の

ような表情から仕方無しにお菓子を買ってもらいひとまず満足した天使の子供の

ような表情へと変わっていった。 

とにかく転んでもタダでは起きないのが僕の信条だ!

Dsc00041 ←(前の車に注目!恐ろしく狭い道路)

携帯電話をすられた事を警察署に行き、保険で携帯電話本体だけでもなんとかし

ようと考えた。何事も前向きに考え生きていかねばならない。

携帯のメモリーに入っていた思い出は、そっと僕の心のメモリーにしまっておこう

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そして警察署に着き迷子の子犬のような眼差しで訴えかけた

『ずびばぜん~携帯盗られてしまったんですぅううう~あれには今までの思い出

がいっぱいつまっているんですぅ』これでもかというくらいに必死で訴えかけた。

(全く心のメモリーにしまえていない)

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日本語の話せるポリスマンがいて助かったなんとか盗難届けを書いてもらい

日本帰国後新しい携帯電話の費用は保険でカバー出来たのだった。

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そして夜になりフラメンコを観に行く事にした

情熱の国スペイン 熱いラテンの女性がフラメンコを踊る姿に、すっかり魅了

されてしまい、すっかり携帯電話の思い出のメモリーの事など忘れていたのだった

(単純)

Dsc00068 ←フラメンコは2箇所ほど観て廻った!

フラメンコを観終わり一度ホテルに戻ってなんとなく一人で散歩に出かけたくなった

チャレンジャーの僕はこの際、迷子になってやろうと思いホテルからドンドン

足の向くまま気の向くままに歩いた。夜の一人歩きでスペイン語もほとんど話せな

い僕は、迷子になってやると言ってはみたけど、こっそり最初の内は頭の中で

この角を曲がりここの筋を右に曲がって・・・と覚えながら歩いていた(小心者)

が、しばらく経つとどこをどう曲がったのか忘れてしまい

本当の迷子になってしまった がーん

いちびりすぎてしまったのだ

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急に心細くなる。しかももう夜中だ。携帯電話もない。スペイン語もほとんど話せな

い。どうする?どうする?

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人間ピンチに立たされた時に本当の自分が見え、いかにドンと構えて行動出来る

かで真の人間性が問われるのだ

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大丈夫・・・大丈夫・・・きっと帰れる・・・人類皆兄弟、言葉が通じなくてもなんとかな

る・・・・・・『すみません!迷子になっちゃったんだけど~このホテルには、どうやっ

て行けばいいのですかぁああ?

またさっきの警察署の時と同じように迷子になった子犬のようなかわいい表情で

道行く人に話しかけた。(子犬という所以外は当たっていると思う・・・・・ってほんま

かい~自分で言うとこが怖い

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気のよさそうなおじいさんやおばあさんを選んで道を聞きまくった。

しかぁし全くわからない もうすっかり途方にくれているうちに夜も深まり、どっぷ

りミッドナイトひとけも少なくなってしまった・・・・・

こんなことならチャレンジャーだとか言ってイチビらなければよかった・・・

トボトボ歩いているとようやく警備員風のおじさん発見!

ハケ━━ヽ(´ω`)ノ ━━━ン!!

すかさず声を掛けた!

『ずびばぜん~道に迷ってしまい・・・・』終始全くドンと構えて行動出来ていない

のだった

Dsc00059 続く・・・・・棚橋

弊社情報紙(We To Man VOL6 10月号発行掲載分より)