ケセラケセラでランラララン♪

~あちらこちらで赤裸々ラン ミルキーにはまだ遠く~

北朝鮮ツアー2 中国編 さよなら

2011-08-14 20:56:17 | 北朝鮮
タクシー代と本日の宿と今後の私の人生を賭けた、
日本語を話せる中国人と電話繋がる!

しかし。
電話は繋がるも。
言葉が。。。
繋がらない・・・。

「財布を落とした。お金がない。絶対返します。お金を貸してください」と、
私が連呼するも。

日本語を勉強された中国人の方は、
「私、日本語勉強してました。あなた日本人? 私日本行きたい。日本の友達います。」
と、繰り返すのみ。

まさにお互いに機械的な留守番メッセージをエンドレスで繰り返す状態に。

仕方がないので、英語で、
「I am no money now! help me please!! I am japanese!!!」
と叫んでみる。

しかし、最後は。
「あなたの日本語おかしいですね。私には全然わかりません。」
と、言われて電話終了。

ついでに。
タクシー代と本日の宿と今後の私の人生も。
3分で終了。。。

そして。
心の声で叫ぶ。
「あほかぁー、お前の日本語がおかしぃんじゃ。
簡単な会話もできないお前にそんなこと言われる筋合いないわ。
誰に適当な日本語教わったか知らんが、もう一度やり直せ。あほんだらぁー!!」
(この時点で私がその後日本語教師をするとは思わなかったが)


ふたたび。
たびたび。
焦りモード突入。

顔面蒼白、心臓音急上昇、よくわからん粘着質の脂汗に吐き気を加えながら。。。

丹東に近づくにつれて、8人いた同乗者が少しずつ途中で降りていく。
なぜか皆嬉しそうに降りていく。
きっと、その先に素敵な人でも待っているんだろう。
私は、その先に地獄が待っているんだろう(涙)

焦り続けて、噛み締め過ぎて痛くなったクチビルを抱えたまま。

ついに。
ついに。
丹東到着。。。
時間の経過って今更ながら逆らえないっスね。
まぁ、そんなのんきなこと言ってる場合じゃないんだけど。

そして。
そして。
そすて。。。

最後の望みだった同乗者の中国人女の子が去る。
何事もなかったかのように、最高に素敵を笑顔を私に向けて手を振りながら。

私も一人残されたタクシーの車内で手を振り返しながら心の声を叫ぶ。

「君さぁ? 30分くらい前にさぁ。今日泊まるとこがなかったら、私の家に来ていいよ。」
って、言ってなかったっけ? と。


そして×10。

タクシーの車内には。
どうしてもタクシー代が欲しい運転手と。
どうしてもタクシー代が払えない私が残される。


つづく。
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