ケセラケセラでランラララン♪

~あちらこちらで赤裸々ラン ミルキーにはまだ遠く~

北朝鮮ツアー11 中国編 溶け始めたアイスクリーム

2011-09-05 00:15:07 | 北朝鮮
脳内常夏ハワイ。
リゾートウキウキ気分でホテルに戻った私。
しかし、そんな私に叩きつけられたのは、
受付のおっちゃんからの無慈悲な一言だった。

中国語会話集を見せながら、
「ここに電話お願い。明日から行く北朝鮮ツアーの会社」と伝えると、
手を振りながら思いもよらぬお答えが返ってきた。

「メイヨ(ないよ)。北朝鮮ツアーは、もうやってないよ。」

えぇっーーー。
なんですと。
なんてこと言うとですと。

ようやく。
ようやく。
現金ゲットして。
つい先程までだ。
常夏ロマンチィック街道(勝手に命名)を。
スキップ♪
スキップ♪♪
ランランラン♪♪♪
してきた。

ランランラン♪♪♪
してきた。

ランランラン♪♪♪
してきた。

私の気持ちは。。。
どうなるとですとぉぉぉぉぉぉぉおおおおお。
もう純真爛漫で無垢だった。
あの常夏には帰れないんですかと。

ウキウキウキウキウッキッキー♪
私はおサルよ♪
ウッキッキー♪
かごやのおサルよ♪
ウッキッキー♪
トコナツ、トコナツ、ココナッツ♪
ハワイでワイハでワッハッハー♪
ロマロマロマロマ♪
ロマンチック♪
街道どっかに♪
ウキキキキー♪


再び超混乱で壊れかけの頭の中で。
必死に思考回路を手繰り寄せると。
確かに・・・。
思い当たらないでもないことを思い出した。
のだった。


つづく。
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北朝鮮ツアー10 中国編 伸るか反るか

2011-09-03 20:37:42 | 北朝鮮
さてさてさて。
押すか引くか。
押すのか引くのか。
いざ、勝負。

まぁ、ATMのボタンだから押すしかないんだけどね。

「どんと来い! いや、どんと来て。とくかく出てきて、お金。お願い。」
と、我が子を目前としていきむ母親のように願いつつ、ボタンをプッシュ!!



結果。


おぎゃあー。


男か女かわからないけど。
おかまかもしれないけど。
そんなこともうどうでもいいけど。

ツアー代金。
ようやく。
ようやく。
ゲット。。。
興奮しまくりで、思わず鼻水が。。。

一応書いておくと。
他人様のお金じゃなく。
もちろん私のお金です。

この喜びを誰かと分かち合いたくて。
分かち合いたくて。
分かち合いたくて。


警備員のおっちゃんに「ニカッ」と、微笑むと。
更に不審者に対する厳しい視線を頂戴(ちょうだい)しましたが。。。


とにかく。
とにかく。
中国着いての2日間で。
時間に直すと20時間くらいで。

財布無くすわ。
ATMでヒヤヒヤするわ。
でしたが。

ようやく。
ようやく。
これで、北朝鮮に行ける!

そして。
メールで予約した北朝鮮ツアーの件をツアー会社に電話すれば良いハズ。

しかし。
しかし。
しかし。

スキップしながらホテルまでの歩いて5分ほどの距離を戻ると。
信じられない展開が待ち受けているとは。
このとき有頂天だった私は知るはずもなかった。

つづく。


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北朝鮮ツアー9 中国編 立ち往生

2011-09-02 07:07:52 | 北朝鮮
ATMに到着すると昨晩見かけなかったものが。
なんと、警備員のおじさんが見張りのように張り付いていた。

別に悪いことをするわけではないのだが、なんとなく緊張する。

意を決してATMの前に近づくと。
頭の中でイロイロな考えが渦めいた。

半分冗談とはいえ、
「他人様のお金がを間違って引き出してしまったらありがたくいただく!」
なんて考えたバチが当たったらどうしよう。

もし、現金ゲットができなかったら。
このまま大連に戻って、帰りの飛行機に乗るまでの10日間を1日2000円生活する。
まぁ、東野圭吾の白夜行という800ページ超えの文庫本もあるし大丈夫か。
いや、それは悲しすぎる。


じゃあ、丹東のツアー会社の人がツアー代金立て替えてくれないかな。
でも、多分無理だろうなぁ。
つたない日本語と中国語のメールと一回だけの電話のやり取りしかしてないし。
しかも。
メールのやり取りだけって、口約束よりも軽そうだし。
しかも、しかも。
返すあてのわからない日本人だし。


つうか、今日もお金が引き出せずで、もし俺がこのままバックレたらどうなんのかな?
どうしようかな。やっぱりこのままバックレるしかないのか。
でも、やだなあ。こんな直前手前まで来て中止なんて。
それに、パスポートもメール経由とはいえ送っちゃったし。
ものすっごく激怒されて国際指名手配とかされてもやだし。
やっぱり、土下座してでも立て替えてもらおう。
こういう時こそ、日中友好条約というものだろう。

ふむふむ。
ふむふむ。
ふむふむふむ。

タクシーでは期待を裏切れたが。。。


そんなことを考えながらATMの前に佇(たたず)んでいる私に寄越されたのは、
怪しい者が見つめる極めて警戒した警備員のおじさんの視線だった。。。
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