日本いきいき倶楽部

地球環境問題から地域創生、少子高齢化など様々な社会問題について、日本いきいき倶楽部で提言いたします。

「日本いきいき倶楽部」(439)「新しい通貨」の新時代。7

2018年10月16日 09時46分22秒 | 通貨問題
「日本いきいき倶楽部」(439)「新しい通貨」の新時代。7
「本格的なAIと高機能ロボットの登場」3

カナダでの「ベーシックインカム」の実証実験について、もう少し詳しくお話しさせて戴きます。
以前お話ししましたこの実験に参加されたお方の体験談です。
『 毎月8万円程振り込まれることになっていたそうです。
三年間支給されるとの約束に惹かれて、銀行を退職されて参加されておられます。
五年前に銀行に入られたそうです。
それから急速にネットバンキングへと切り替えられて行き、ご自分の支店では100程居られた行員の数がその方がお辞めになる時には20人ほどになっておられたそうです。
「ベーシックインカム」は私の人生のシフトチェンジを助けてくれました。
人間がどう生きるべきか、気付かせてくれたのです。
それを実際に試すための機会を社会が与えてくれたのです」・・・ 』とお話になっておられました。
この期待も一年も立たないうちに、「実験中止」となってしまい途方に暮れておられました。
新政権の御意見は、『 実証実験はうまくいっていないと思いますし、兎に角出費がかさみましたので、実験を止める決断をしました・・・』とのことです。
日本も財源のことで討論参加者の方々も苦慮されておられました。
法人税の増税は、企業が国外への移転になれば・・・と、なってしまいました。
ロボット税では、「ロボット開発に足枷を嵌める結果になり世界との競争に耐えられなくなるから反対・・・」とのことでした。
日本のロボット産業をけん引しておられる方の御意見は、「将来必要とされる仕事とは何か・・・? AIを作るエンジニア、デザイナー、料理、その他「人の心に感動を与えられるような仕事・・・」と仰いました。
女性の方の御意見は、「創造的人材は、0.1%しかおられません。99.9%の人達はどうなるのでしょうか・・・? 不安になってしまいます・・・」と言っておられました。
お立場で、正反対の意見がぶつかり合っていました。
この第二集でも、これからの「経済体制の変革へ」の明確な答えはありませんでした。平成30年10月16日