日本いきいき倶楽部

地球環境問題から地域創生、少子高齢化など様々な社会問題について、日本いきいき倶楽部で提言いたします。

「日本いきいき倶楽部」(385)「美作起業クラブ」59

2018年09月02日 08時54分05秒 | 地域通貨
「日本いきいき倶楽部」(385)「美作起業クラブ」59
「地域通貨」への思い。4

終戦を外地で迎えた日本人社会の激変ぶりを、あえてお話致しました訳は、この状況の中に、『地域通貨』のヒントが、隠されているからです。
日本の国が亡びましても、「日本の通貨」は、何の懸念も無く、使われていたのです。
「古着ビジネス」の仲介も、「日本の通貨」でした。
来られた現地の方々の手には、大切に扱われている「日本のお金」がありました。
また、「古着の相場」等無い中で、「相対取引」で、次々とはけて行きました。
どちらかが折れているようには見えなかったのです。
双方納得顔で、取引が進んで行きました。
当然、「円の価値」は、凋落していました。
「十円札」と言いますと、大きなお金でしたのに、終戦後には「蒸しパン一個」にまで下がっていました。
それでも、「社会を動かし続けたのは、『日本のお金』でした」
更に驚きましたことは、短い駐留だけのソ連軍の落とした「ソ連のお金」も、堂々と流通していたことです。
ピンク一色のお金でしたが、流通して行くことにさし障りが無かったのです。
ソ連軍が何時までも駐留していたのでしたら、「ソ連の国威」が保証している・・・と考えられましょうが、その当時は、現地にはソ連の陰は全くなかったのです。
「一旦流通を始めると『お金は、独り歩きして行く・・・』と、その時の状況から考えて、その様な結論」が出て来ます。
また、「通貨の相場」は、「現物を前にしての相対取引」では、「自然発生して来る・・・」と感じています。
「地域通貨」の価値は、「現物取引の時には、『相対取引の原則』を護れば、自然発生して来ます」
「日本銀行の保証」は、必要ないのです。
「地域通貨」が、「命を得た時点から、『自己増殖』も辞さない通貨となる・・・」と考えています理由は、ここにあるのです。平成30年9月2日