よろず放談

日頃見聞きする種々の事柄に対しての独断と偏見による辛口批評

梅雨ともったいない。

2005-07-20 16:28:17 | 言葉
このごろの季節になると、梅雨明けだの、空梅雨だのと

マスコミがうるさい。梅雨などというものは気象学者に教わるまでもなく

この瞬間に始まりこの瞬間で明けるという性質のものではない。

何時とはなしにはじまり、何時とはなく終わるものである。

決めることができないしその必要もないものである。

なぜこんなことを公共機関が決めて宣言しなければならないのか。

不思議である。聞くところによると業績が天候に支配される一部の

事業者が、公のお墨付きが欲しいらしいとのこと。そんなもの自分

の頭で考えて判断しろといいたい。

これに関連して思いつくのは”もったいない”という言葉の流行である。

この美しい日本語は、”物を大切にし、同じことをならなるべく少ない資源

とエネルギーでせよ”と言っているので、ノーベル章受賞者のマータイさん

の取り上げに関係なく永遠の真理である。ところが偉い人のお墨付き

を貰うと一斉に騒ぎ出す。なぜ自分の頭で判断してこの真理を実行に移そうと

しないのか。まあ自主的ではないけれど、おそまきながら正しい判断にたどり着いた

ことで善しとするか。