聞えは科学的だが、内容は空虚な言葉に鮮度がある。
”この魚は今朝とれたばかりで鮮度抜群だよ”などと
言っているのを聞くと”じゃー何度だい”と聞き返したくなる。
速度、温度、湿度、高度、緯度、経度、震度と並べてみると、
度の付く言葉は数値で計られる性質の度合いをいう言葉である。
鮮度は数値で計られるものではなく、単に新鮮さをあたかも
数値で計られるかのごとく勿体ぶって言っているに過ぎない。
”今日雨が降る確率は40%”というのもおかしい。賽子を
振って6の目が出る確率は1/6であるというような場合にだけ使う
べきで、一度だけしか起こらない事象の確率を論ずるのは
お門違いというものだ。こういう場合に格好の”見込み”という
言葉をなぜ使わないのか。勿体がつかないから駄目だというなら
”公算”という言葉だってある。いや、公算ももはや死語に
なってしまったのか。
”この魚は今朝とれたばかりで鮮度抜群だよ”などと
言っているのを聞くと”じゃー何度だい”と聞き返したくなる。
速度、温度、湿度、高度、緯度、経度、震度と並べてみると、
度の付く言葉は数値で計られる性質の度合いをいう言葉である。
鮮度は数値で計られるものではなく、単に新鮮さをあたかも
数値で計られるかのごとく勿体ぶって言っているに過ぎない。
”今日雨が降る確率は40%”というのもおかしい。賽子を
振って6の目が出る確率は1/6であるというような場合にだけ使う
べきで、一度だけしか起こらない事象の確率を論ずるのは
お門違いというものだ。こういう場合に格好の”見込み”という
言葉をなぜ使わないのか。勿体がつかないから駄目だというなら
”公算”という言葉だってある。いや、公算ももはや死語に
なってしまったのか。