あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

少子化問題に思う

2023-02-07 | 時事問題に思う

総理大臣秘書官が更迭された。

政府要職にありながら

政府の意向とそぐわない思想の

持主と発覚した。

同性婚以前に差別意識があって

「失言」の域を超えている。

とは言っても記者団とは

オフレコのカジュアルな

インタビューだったようで、

秘書官さんは気をゆるしていた

記者団に裏切られたような

気がしたかもしれない。

大多数が同性婚になじむには

もっと時代が変化しなくては

いけない。

時代は変化せざるを得ないのに

そこになんらかの不安や

恐怖を持つという人がいるのが

現状だ。

多様性や社会の変化を認めるのが

最も苦手なのは

高齢男性ではないかと思っている。

正直に書けば長年の制度や組織が

高齢男性にとって有利だったと

感じる。

10代の頃、私は男性のように

有利な立場に立ちたかった。

営業職という、当時男性特有の

フィールドに入ったのも

そのためだったのだが

女性は何かと不利だった。

独身女性などその最たるもので

今ほど堂々としていられない

気風はあった。

時代は女性にだいぶ有利になった。

それでも政治に限らず

色々な分野において

女性は能力に見合った取り分を

得られていないと感じる。

女性は「産む性」とくくられる

こともある。

少子化は解決困難な問題だ。

産んだ人に対しては資金的援助が

もっと受けられるようになるかも

しれない。

だが、果たしてお金だけの問題

なのでしょうか?

産んだことがない私には

推測の域ではあるけれど。

「子は育つ」と思っている。

一家に1台だった車と電話が

今ではひとり1台になった。

私の子供時代に比べたら

豊かになったはずだ。

子供にお金を掛けたくない

というのが本音かもしれない。

昨年1年間の人口中絶が

12万と報じられた。

12万人増えるはずだった日本人が

0人だったとは。

様々な事情があってのこととは

思う。

女性にとってつらく重たい選択とも

承知している。

男性の責任が女性ほど問われないのは

不平等だ。

それでも敢えて思う。

産める人が安心して産める社会に

ならないものかと。

誰の子でもいいじゃないかなんて

思うのは私だけだろろうか。

子供を欲しいと思うカップルは多い。

今後同性婚が普通になれば

ますます需要(というと語弊が

あるのだけれど)は増えるはずだ。

カップルでなくても

ひとり親としてでも

子供を家族に迎えたい

という人にも門戸を開いて欲しい。

血筋や家系をもはや問題にせず、

みんなの子供をみんなで育てる。

生まれる命はすべからく

家と食べ物と教育が保証される。

親としての責任は問われず

国や地域の「職員」が育てる。

たくさんのボランティアが関わり

地域の宝、国の宝として育てる。

子供を見かけることが

富に減ったこの地域にも

子供の声や姿があるとしたら

素敵だな~と思う。

これこそ田舎の原風景だもの。

そんな時代を夢想している。

 

 

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