自己内観ブログ


2024年秋分を経て太陽からの強いエネルギーを浴び心身の変容を感じ共感の輪を広げるべく様々な閃きを綴ります。

ニーナの旅1~贈り物~

2018-04-22 08:50:24 | 物語
ニーナが夜の眠りにつく少し前、いきなり頭の上に赤いリボンのかかった白い大きな箱が現れた。
それは、どう見てもニーナへのプレゼントとしか思えない。
ニーナは、あまり物欲はないほうで、何か欲しいと思っていたわけではなかったので、それが何なのか、誰から届けられたのかわからなかった。

でも、こんな形でいきなり届けられるのは宇宙からで大いなる源からでは、ないかなと感じそのリボンをほどく前に「宇宙さん、ありがとう。今の私に必要なものを届けてくれたのですね。」と問かけてみた。するとニーナの心の奥のほうで、優しい感じで「そうですよ。」と響いてきた。

そのあとドキドキしながらニーナは、リボンをほどいた。すると白い箱をやぶり、銀色の金属のようなものが天井を突き抜けてしまうかのように伸びて行った。そして、全体がみえるようになった。

それは、先端がとんがっていて長さ3mくらいで直径が2mより細いくらいの円筒形のものだった。
全体は、ピカピカして美しい光沢がありニーナがみたことのない素材でできていた。
ニーナは、その全体を見て宇宙を飛ぶ乗り物だと思った。それと同時にこんな大きいものを、狭い中に置いたら申し訳ないしどこに収納したらいいのか?と、思いを馳せらせた。でも、その前にどうやって操縦するの?
ありがたいながら、いろいろと疑問が浮かぶ。
そして、乗ってみるしかないなっと思った瞬間、ニーナはこの乗り物と同じシルバーの素材の宇宙服におおわれた。もちろん頭には、ちゃんと前 が見えるヘルメットをかぶっていた。その姿になると次の瞬間その乗り物に入っていた。
そこには、人が立って入るペースがあった。大きな窓の前に小さいテーブルがあり両手で握るような棒状のものがあった。それだけの、シンプルな乗り物だった。
そして、どこからともなく「どちらに行きますか?」と尋ねられた。心の準備もできていないし、まだ、すべてを理解したわけでないので「今は、けっこうです。」
と答えると瞬時にベッドに戻っていた。

ニーナは、夢なのかなんなのかわからなくなりながらも、その乗り物の名前をつけようと思った。やはり、名前がないとしっくりしない。乗り物とかロケットとかUFOでは、贈り物をして下さった方に申し訳ない。
「ベル」という名前が浮かんできた。次は、収納場所だ。やはり、贈り物なのだから大切にしないと。それに、神聖なものだからと思ったら、そうだ近くの神社がいいと思い「ベル!来てくれてありがとう。今日は、とりあえず◯◯神社のあのあたりにゆっくりして下さい。」と伝えるとベルは、消えた。
興奮が残りながらも、驚きの連続でニーナも深い眠りについた。


続く...
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