自己内観ブログ

自己を信じて大地にしっかり根付いた生き方をするための日々の閃きを綴ります。

ねこの宝物

2018-10-01 14:01:32 | 
ねこは
ある時ある人に宝物を見せたら「普通になって」と言われました

ある時ある人に宝物を見せたら奇妙な顔をされました

ある時ある人に「もうたくさん」とも言われました

ねこは
ある時は立派に役立つことをしていた時がありました

その時はあの人もこの人もねこを賞賛していました

ねこは
その時も今も何も変わっていないのです
むしろ成長しているのです

ある時ある人は
ねこが見つけだした宝物を偽物だそんなものはいらないと去っていきました

見つけだした宝物を真心込めて本物だと説明したのに

その時ある人は”あるもの”に連れて行かれたとねこは
思いました

それは己の名誉欲のためでした

その人は名誉なんかいらない人のためだからと言いました

でも名誉がいらないなら”あるもの”にもついて行かなかったでしょう

ある時ある人が自分は鈍感だから何もわからないと言いました

誰かを思いやるために信じるために鈍感を敏感に変える人もいます

自分が鈍感だと言い続ける人は自分を変化させたくないのだとねこは思いました

ある時ある人が毎日忙しいと言いました

心を亡くすほど忙しいのってどうなるのか
ねこにはわかりません

ねこは
きっと心を亡くす真似をしているのだと思いました


ある時ある人が言いました

みんなそれぞれだからと
...

ねこが聞き返しました

それぞれなら行くところも違うのですかと

同じなわけがありません
だからそれぞれなのです

それからねこは
自分の行き先を見定めようとしました

するとたくさんの人が押し寄せて偽物のタカラモノを見せて邪魔をするのです

それからねこは
たくさんの人からそっと離れました

ねこは
自分だけを見つめ鏡に写し毎日過ごしました

それでもたくさんの人と偽物が鏡の中に写りだされるのです

その度にねこは
一度は離れたたくさんのその人たちに会いに行きました

そしてその人たちに会う度に聞いてみたのです

あなたはここに何をするためにいるのと

タカラモノを見せるためです
このタカラモノは持っていると心がきれいになるのです

さあ見たらたくさんの人に知らせて仲間をふやしましょうと

そしてある人は笑ってごまかしましていました

ある人は楽しい旅行をするためだと

ある人はこの仕事を命がけでやるためだと

ある人は地域に奉仕するためだと

ねこはそれぞれなのだとあらためて思いました


帰るとねこは
鏡を見ましたするとねこ以外写らなくなっていました


そしてねこは
鏡に写る自分に問かけました

宝物はどうしたらいいの?と

鏡に写るねこにソックリなもう一人のネコが言いました

決まっているじゃない宝物を必要としている人に分けてあげればいいでしょうと

それからねこは陽ざしが七色に届く家の出窓に宝物を飾っていつも一緒に外を見ているのです

...






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