「東京のテレビ局が”もろこずし”作ってくれゆうてきたんやけど、この辺りにモロコはおらへん、いくら言っても通じんので説明してもらへんか…」
Uさんは、取材を依頼されたらしいのだが、捕れない魚だと説明しても分かってもらえないというのだ。電話番号を教えていいかというので承知してしばらく待っていた。
東京のIなんとかテレビのTさんという方から電話である。
全国の郷土寿司を作って食べるという番組を企画していて、岐阜県は「もろこずし」を取材したいという。
「モロコはとれませんか」とTさん
:ホンモロコはいない。タモロコはいる。ところで、「もろこずし」が岐阜県の郷土料理として紹介するそうだけど、何で調べたの?
「ネットで、私もたべたことがある」
その方に中部地方言語の片鱗があったので、どこの出身か聴いてみた。
「海部郡の生まれです。津島で食べたことがあります」
なるほどと思った。
タモロコやモツゴを食べるのは、木曽川水系の下流部で多いようだ。Tさんはその地方の出身で「もろこずし」を食べたことがあるのだろう。
漁師のUさんが困っていたのは、彼がとる小さな魚はもっぱらモツゴ(くちぼそ)とオイカワ(いかだばえ)であることだ。そのさかなが、「もろこ」と紹介されたら問題が起きないかと心配していた。ボクは、テレビの撮影にはもっと下流の例えば、海津とか津島で魚を獲った方がいいのでは無いかとTさんに勧めた。
「分かりました、ではUさんに頼んでモロコを獲ってもらいます。」
これには、ボクが慌てた、Uさんは長良川の漁協の方だ、海津とか津島で漁をすることはできない。まあその旨説明したのだが「漁師さんが漁をする場所は決まっているのですか」という質問にはすこし驚いた。
たぶんTさんは以下のHPを見てこんな企画を立てたのだろう。
もろこずし(はこずし)
岐阜県の郷土料理
津島にはこんな店があるようだ。
津島 末廣寿司
モツゴとモロコ
この仲間は、似ているようで住み場所も生活も随分違っている。利用の形態も違っているので面白いと思っている。
こんど、津島の店辺りに行ってみたいと思っている。
Uさんは、取材を依頼されたらしいのだが、捕れない魚だと説明しても分かってもらえないというのだ。電話番号を教えていいかというので承知してしばらく待っていた。
東京のIなんとかテレビのTさんという方から電話である。
全国の郷土寿司を作って食べるという番組を企画していて、岐阜県は「もろこずし」を取材したいという。
「モロコはとれませんか」とTさん
:ホンモロコはいない。タモロコはいる。ところで、「もろこずし」が岐阜県の郷土料理として紹介するそうだけど、何で調べたの?
「ネットで、私もたべたことがある」
その方に中部地方言語の片鱗があったので、どこの出身か聴いてみた。
「海部郡の生まれです。津島で食べたことがあります」
なるほどと思った。
タモロコやモツゴを食べるのは、木曽川水系の下流部で多いようだ。Tさんはその地方の出身で「もろこずし」を食べたことがあるのだろう。
漁師のUさんが困っていたのは、彼がとる小さな魚はもっぱらモツゴ(くちぼそ)とオイカワ(いかだばえ)であることだ。そのさかなが、「もろこ」と紹介されたら問題が起きないかと心配していた。ボクは、テレビの撮影にはもっと下流の例えば、海津とか津島で魚を獲った方がいいのでは無いかとTさんに勧めた。
「分かりました、ではUさんに頼んでモロコを獲ってもらいます。」
これには、ボクが慌てた、Uさんは長良川の漁協の方だ、海津とか津島で漁をすることはできない。まあその旨説明したのだが「漁師さんが漁をする場所は決まっているのですか」という質問にはすこし驚いた。
たぶんTさんは以下のHPを見てこんな企画を立てたのだろう。
もろこずし(はこずし)
岐阜県の郷土料理
津島にはこんな店があるようだ。
津島 末廣寿司
モツゴとモロコ
この仲間は、似ているようで住み場所も生活も随分違っている。利用の形態も違っているので面白いと思っている。
こんど、津島の店辺りに行ってみたいと思っている。